フィギュアスケート

ISUグランプリ NHK杯2016年11月25日〜27日

速報・結果更新

NHK杯 男子FS

羽生結弦が300点超えで連覇! 田中刑事は3位表彰台
第2グループ

11ネイサン・チェン (アメリカ)

(写真:Getty Images)

オペラ『韃靼人の踊り』
4ルッツ+3トゥループは4ルッツで転倒するが、続く4フリップに3トゥループをつけた。4トゥループは着氷で乱れる。4トゥループ+2トゥループ+2ループは2ループがつかなかった。後半の4サルコウを3アクセルにするがバランスを崩す。次の3アクセルを3ループに替え成功。3フリップ+3トゥループに2トゥループをつけ、3ルッツは乱れるも、プログラムの中で帳尻をうまく合わせた。自己ベストをFSと総合で更新し2位に着け、GPシリーズ獲得ポイント数5位で並んだアダム・リッポン(アメリカ)を進出条件でかわし、シニア初参戦でグランプリファイナル進出を決めた。
(FS得点:180.97|技術点:97.91|演技構成点:84.06 総合得点:268.91)

羽生の優勝者インタビューが始まり、SPではロックスターになった気分で演技出来た、FSでは遠くのお客さんにまで視線を送れた、と会場の応援に感謝した。日野に対しては「もっと来いや!」と煽り笑いも取った。羽生と3位の田中が健闘を讃え合い、男子シングルの競技が終了した。

10羽生 結弦(日本)

(写真:Getty Images)

『Hope and Legacy(久石譲の楽曲より)』
SPでは「もうちょっと」だった4ループは、危ういがフィジカルで持ちこたえる。流れるような4サルコウ、3フリップ。後半の4サルコウ+3トゥループの4サルコウで転倒するが、4トゥループは決まる。3アクセル+2トゥループを3アクセル+3トゥループに。3アクセル+1ループ+3サルコウ、スピン、ステップ、スケーティングでも自然を感じさせる。5シーズン最後に持ってきている3ルッツで締めた。総立ちの会場に、2日連続で「もうちょっと」というジェスチャーを見せる。総合で300点に乗せ、驚いた表情でオーサーコーチと顔を見合わせた。暫定1位。
(FS得点:197.58|技術点:106.06|演技構成点:92.52 総合得点:301.47)

9田中 刑事 (日本)

(写真:Getty Images)

『フェデリコ・フェリーニメドレー』
最初の4サルコウは手をつくが、4サルコウ+2トゥループは成功。3アクセルは両足着氷。後半の3フリップ+3トゥループ、3アクセル+2トゥループ+2ループ、3ルッツ、3ループ、3サルコウ。メドレーのようにめくるめくジャンプが決まった。芝居も盛り込んだステップでは、会場の手拍子を操るような表現力を見せた。次に控える羽生も一礼で讃えた。自己ベストを大きく超え、暫定1位。GPシリーズ初の表彰台を決めた。
(FS得点:167.95|技術点:87.79|演技構成点:80.16 総合得点:248.44)

8ナム・グエン (カナダ)

ミュージカル映画『巴里のアメリカ人』
4サルコウは決まるが3アクセルで転倒。3サルコウは決まる。後半の3アクセル+3トゥループでアクセルが1回転になるが、続く3アクセルに3トゥループをつけた。3ループ、3フリップ+2トゥループ+2ループを決め勢いに乗る。最後の3ルッツ+2トゥループを3フリップ+2トゥループにした。ガーシュウィンのシンフォニックジャズの雰囲気も出したが、点数は伸びず暫定5位に沈んだ。
(FS得点:137.10|技術点:64.40|演技構成点:73.70 総合得点:212.43)

7エラジ・バルデ (カナダ)

映画『ブラッド・ダイヤモンド』
4トゥループは両足着氷で手をつき、3アクセル+3トゥループは3アクセルでバランスを崩す。3ルッツ+1ループ+3サルコウのルッツが2回転に。ステップではダンスで手拍子を起こす。後半の3アクセルで転倒。3フリップは1回転、3ループも2回転、3ルッツも乱れる。2アクセル+2トゥループも2アクセルに。ジャンプに苦しんでNHK杯を終えた。
(FS得点:119.03|技術点:45.89|演技構成点:74.14 総合得点:195.32)

6ミハイル・コリヤダ (ロシア)

(写真:Getty Images)

『La reve de la fiancee』『A la lune(シルク・ドゥ・ソレイユ La Nouba より)』
注目の4ルッツは転倒。4トゥループも転倒。3アクセル+3トゥループは3アクセルに。3ルッツ+3トゥループは決まるが、後半の3アクセルは1回転になってしまう。3サルコウと2アクセルのシークエンスは決めた。3ループではバランスを崩すも持ちこたえ、最後の2アクセルに成功。4ルッツで驚かせ、さすらいのアーティストを演じたが、暫定2位でファイナル進出は絶望的に。
(FS得点:147.51|技術点:67.99|演技構成点:81.52 総合得点:225.69)

第1グループ

5アレクセイ・ビシェンコ (イスラエル)

(写真:Getty Images)

オペラ『道化師』
4トゥループ+3トゥループが3トゥループ+3トゥループになる。続く4トゥループは高さがあった。3ループ、後半の3アクセルは決まる。3アクセル+2トゥループの3アクセルでバランスを崩すも2トゥループをつけた。曲の盛り上がりと共に3フリップ+1ループ+3サルコウも決めた。2アクセルの後の2回目の道化師のフィナーレも感動的だったが、練習で好調だった4トゥループが満足に発揮出来ない大会となった。暫定1位。第1グループを終え、2位ヴァシリエフス(ラトビア)、3位ブラウン(アメリカ)。
(FS得点:154.74|技術点:78.26|演技構成点:76.48 総合得点:229.87)

4日野 龍樹 (日本)

(写真:Getty Images)

『キダム(シルク・ドゥ・ソレイユより)』
4トゥループは転倒。3ルッツ+1ループ+3サルコウはサルコウが2回転に。不思議な世界観の中で、3アクセル+3トゥループ、3ループ、後半の3アクセルと、確実に決めていく。3ルッツは2回転に。3フリップは成功。最後のジャンプでは機転を利かせ、予定より高得点になる3サルコウ+2トゥループにした。演技後はあたたかい応援に感謝し、ジャンプのミスを謝った。
(FS得点:134.65|技術点:66.37|演技構成点:69.28 総合得点:207.15)

3ジェイソン・ブラウン(アメリカ)

『The Scent of Love(by Michael Nyman 映画 ピアノレッスン より)』
大きな歓声で迎えられる。4トゥループは転倒。3アクセル+2トゥループも3アクセルで乱れた。ステップでは一瞬一瞬、フィギュアスケートにしか成し得ないポジションを氷に刻んでいく。後半の3アクセルは崩れた。アラベスクから入る3ルッツは動く彫刻のよう。続く3フリップ+3トゥループはトゥループが2回転、2アクセルは決める。バレエジャンプも魅せるコレオシークエンス、3ループは2回転、3ルッツ+1ループ+3サルコウもサルコウが2回転に。息をのむような踊りは魅せた。
(FS得点:144.14|技術点:62.44|演技構成点:82.70 総合得点:218.47)

2デニス・バシリエフス (ラトビア)

『四季』
『夏』の3アクセルは鮮やか。3アクセル+2トゥループは3アクセルが両足着氷。3ループを決める。後半の3ルッツ+3トゥループ、3ルッツ、3フリップ、コレオシークエンスで激しい『冬』を見せ、3サルコウ+2トゥループ+2ループ。2アクセルとスピンで季節を締めくくった。会場にはラトビア国旗も多い。万国旗状態の真駒内。コーチ兼振付師のステファン・ランビエールも手を叩いた。総合の自己ベストを更新。
(FS得点:153.23|技術点:79.09|演技構成点:74.14 総合得点:223.73)

1グラント・ホクスタイン (アメリカ)

オペラ『道化師』
今日は2回『道化師』の演目が見られる。冒頭の4トゥループは転倒、3アクセル+2トゥループも1アクセル+2トゥループに。3トゥループもバランスを崩す。後半の3ループ+2トゥループ、3ルッツ+1ループ+3サルコウも決め、盛り上がる音楽に乗り盛り返してくる。3フリップは決まるが、3ループは着氷で乱れる。3ルッツを決めた後は、オペラでもフィナーレとなるコレオシークエンス。長いイーグル(足を開いた姿勢)で道化師の哀切は魅せた。
(FS得点:123.09|技術点:54.07|演技構成点:70.02 総合得点:191.40)

滑走順・ジャンプ予定構成

■男子FS滑走順とジャンプの予定構成
第1グループ
#1 グラント・ホクスタイン(アメリカ)
(4トゥループ|3アクセル+2トゥループ|3トゥループ|後半|3ループ+2トゥループ|3ルッツ+1ループ+3サルコウ|3フリップ|3ループ|3ルッツ)
#2 デニス・バシリエフス(ラトビア)
(3アクセル+2トゥループ|3アクセル|3ループ|後半|3ルッツ+3トゥループ|3ルッツ|3フリップ|3サルコウ+2トゥループ+2ループ|2アクセル)
#3 ジェイソン・ブラウン(アメリカ)
(4トゥループ|3アクセル+2トゥループ|後半|3アクセル|3ルッツ|3フリップ+3トゥループ|2アクセル|3ループ|3ルッツ+1ループ+3サルコウ)
#4 日野龍樹(日本)
(4トゥループ|3ルッツ+1ループ+3サルコウ|3アクセル+3トゥループ|3ループ|後半|3アクセル|3ルッツ|3フリップ|2アクセル+2トゥループ)
#5 アレクセイ・ビシェンコ(イスラエル)
(4トゥループ+3トゥループ|4トゥループ|3ループ|後半|3アクセル|3アクセル+2トゥループ|3ルッツ|3フリップ+1ループ+3サルコウ|2アクセル)


第2グループ
#6 ミハイル・コリヤダ(ロシア)
(4ルッツ|4トゥループ|3アクセル+3トゥループ|3ルッツ+2トゥループ+2ループ|後半|3アクセル|3サルコウ+2アクセル+SEQ|3ループ|2アクセル)
#7 エラジ・バルデ(カナダ)
(4トゥループ|3アクセル+3トゥループ|3ルッツ+1ループ+3サルコウ|後半|3アクセル|3フリップ|3ループ|3ルッツ|2アクセル+2トゥループ)
#8 ナム・ニュエン(カナダ)
(4サルコウ|3アクセル|3サルコウ|後半|3アクセル+3トゥループ|3ルッツ|3ループ|3フリップ+2トゥループ+2ループ|3ルッツ+2トゥループ)
#9 田中刑事(日本)
(4サルコウ|4サルコウ+2トゥループ|3アクセル|後半|3フリップ+3トゥループ|3アクセル+2トゥループ+2ループ|3ルッツ|3ループ|3サルコウ)
#10 羽生結弦(日本)
(4ループ|4サルコウ|3フリップ|後半|4サルコウ+3トゥループ|4トゥループ|3アクセル+2トゥループ|3アクセル+1ループ+3サルコウ|3ルッツ)
#11 ネイサン・チェン(アメリカ)
(4ルッツ+3トゥループ|4フリップ|4トゥループ|4トゥループ+2トゥループ+2ループ|後半|4サルコウ|3アクセル|3フリップ+3トゥループ|3ルッツ)

■ポイントでのファイナル進出条件
3位以上:羽生結弦、ジェイソン・ブラウン(アメリカ)
2位以上:アレクセイ・ビシェンコ(イスラエル)
優勝:ネイサン・チェン(アメリカ)、ミハイル・コリヤダ(ロシア)

■今朝の公式練習
日本勢、SP1位羽生は冒頭の4ループは着氷するが、続く4回転では回転が抜けるジャンプも見られた。練習内では4ループが安定していた。SP3位田中は、課題とする4サルコウは持ちこたえた。日本開催の試合では多くのファンに向け「見せる気持ちがより強い」と語る通り、ステップでは練習から観客を意識していた。SP8位日野の冒頭の4トゥループは転倒。その後のジャンプは綺麗に決めた。SP2位チェンは、「なかなか生で観られない」羽生との初対戦を楽しんでいる。羽生も「正直すごいジャンプ」と評する4フリップと4ルッツは好調。4ルッツには余裕もあった。SP4位コリヤダは、冒頭に4ルッツを構成している。注目が集まったが、曲かけではジャンプを流した。コリヤダの4ルッツは、男子FSの大きな見どころになるだろう。SP7位ビシェンコも好調。構成する4回転を綺麗に決めた。SP8位ブラウンの4トゥループは曲かけでは決まらなかったが、練習内では何度も成功させた。

■試合開始予定
19時30分~(北海道札幌市・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)

■放送
19時30分~ NHK総合

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