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コラム

【NHK杯】女子SPレビュー/試合後コメント

 2016年11月25日 19:15配信

後半のジャンプで転倒した宮原知子。(写真:Getty Images)

ISUグランプリシリーズ・NHK杯(北海道札幌市・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)女子SPは、ロシア勢のアンナ・ポゴリラヤとマリア・ソツコワが1位と2位、2年連続のGPファイナル進出を目指す宮原知子が3位、シニアGP初出場を狙う樋口新葉が5位、松田悠良は6位に入った。

ポゴリラヤは、ジャンプのミスを3ルッツ+3トゥループの3トゥループの回転不足のみに抑え、音楽がヒップホップに転じるステップでは、エッジワークと共に長い手足を華々しく見せ、会場をひとつにした。演技構成点では9点台も出し、SPでの演技構成点のベストを伸ばした(SP得点71.56|技術点36.30|演技構成点35.26)。

宮原は、「誰が見ても回転不足のないジャンプ」を練習していたが、3ルッツ+3トゥループの3ルッツで回転不足の転倒。ステップとスピンではレベル4を揃え、ポゴリラヤに次ぐ演技構成点で作品性の高さを見せた(SP得点64.20|技術点32.08|演技構成点33.12 転倒での減点-1.0)。樋口は、宮原同様後半に構成する3ルッツ+3トゥループの3ルッツでステップアウト。しかし「体を大きく使う」ステップでは、持ち前のスピードを活かしてリンクもダイナミックに使い、レベル4で加点もついた(SP得点62.58|技術点32.04|演技構成点30.54)。

シニア初参戦の16歳ソツコワは、全てのジャンプを加点のつく精度で決め自己ベストを更新し、2位に着けた(SP得点69.96|技術点37.78|演技構成点32.18)。4位には、ジャンプのミスを3フリップ+3トゥループの3トゥループの回転不足のみに抑え、バレエの姿勢やスピンでも魅せた長洲未来(アメリカ)が入った(SP得点63.49|技術点32.42|演技構成点31.07)。シニア初参戦・NHK杯初出場の松田は、ジャンプで回転不足が目立ったが、映画『ピアノ・レッスン』の世界観でファンを惹きつけ、6位でフリー最終組に入った(SP得点60.98|技術点31.33|演技構成点29.65)。

明日の女子FS最終グループ1番滑走は長洲、2番樋口、3番松田、4番ポゴリラヤ、5番宮原、最終滑走はソツコワ。ポゴリラヤは4位以内、ソツコワは3位以内、宮原と樋口は2位以内でポイントでのファイナル進出を決める。

以下、日本人3選手のコメント

宮原:今回はスケートカナダのような緊張はなく、緊張せず思い切り滑ることが出来た。ジャンプの失敗は、飛び急いでしまったかなと思う。明日は自分の得意なフリーなので、気持ちを切り替えて思い切り滑りたい。

樋口:前回と同じく3ルッツ+3トゥループの前で緊張して力が入ってしまった。リカバリーは、練習してきたことが出来た。出来れば3回転をつけたいが、後半は体力の問題もあるので2回転で練習している。フリーはパンクしないようにしたい。スピンとステップでもレベルの取りこぼしのないようにしたい。

松田:会場の皆さんの応援のおかげで、緊張することなく楽しく滑ることが出来た。ジャンプ以外の部分も満足出来ている。あとは、細かいところの減点やスピンの回転を直していきたい。3ループ+3ループはリスクも大きいが、自分の強みなのでこれからも入れ続けていきたい。明日のフリーは力強さを表現し、ノーミスで行きたい。

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