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【四大陸選手権】女子SPレビュー/上位4選手が1.74点差の大混戦 三原4位 本郷9位 樋口10位

 2017年2月17日 11:12配信

三原舞依(写真提供:Getty Images)

四大陸フィギュアスケート選手権(韓国・江陵)女子SPは、1位から4位までが1.74点差にひしめく接戦となった。ジャンプの失点を抑えたカナダのカブリエル・デールマンが、転倒のあったカナダ女王ケイトリン・オズモンドを0.04点差でかわし首位。上位選手で唯一自己ベストを出したカザフスタンのエリザヴェート・トゥルシンバエワが3位、平昌五輪本番の会場でも安定感を見せた三原舞依が0.36点差で4位に続いた。本郷理華と樋口新葉はジャンプの失敗が響き、SP9位と10位で折り返した。

カナダ選手権2位の19歳デールマンは、高く上がり過ぎた3ルッツで空中姿勢を乱し減点となったが、冒頭の3トゥループ+3トゥループでは高さ・幅・流れ共に華々しいジャンプを見せ、一気に会場の心を掴んだ。凄まじい威勢の中スピン・ステップでは繊細に、レベルを取りこぼすことなく加点を積み上げた(SP得点68.25|技術点36.97|演技構成点31.28)。

今大会出場選手中自己ベストで他を10点以上引き離す21歳のオズモンドは、優勝候補のプレッシャーからか、演技には自己ベストを出したGPファイナルの鮮烈さを欠いた。3ルッツのエッジエラーで加点も伸びず、2アクセルの転倒では2.5点の失点となり、技術点を落とした(SP得点68.21|技術点36.42|演技構成点32.79|転倒での減点-1.0)。

17歳のトゥルシンバエワは、明朗としたジャズの『I Got Rhythm』に乗り、可愛らしい表情をたたえながら、両手を挙げるジャンプ等、女子最高難度の技術を出し尽くした(SP得点66.87|技術点37.53|演技構成点29.34)。トゥルシンバエワと同い年の三原も、トゥルシンバエワ同様ジャンプで減点を受けず演技を終えたが、ステップのレベルの取りこぼしで1つ順位を下げた。格調高いスケーティングやスケートへの情熱は魅せ切り、演技後はガッツポーズで自らのチャンピオンシップスデビューをよろこんだ(SP得点66.51|技術点37.31|演技構成点29.20)。

本郷はジャンプの失敗を最小限に留める粘りを見せた。樋口は転倒もあり、全てのジャンプで失点する苦しい試合になったが、キス&クライで涙は見せず、ぐっと上を向いた。両選手共に自信作のFSでの挽回が期待される。

18日(土)に行われる女子FS最終グループの1番滑走はSP5位の長洲未来(アメリカ)、2番三原、3番SP6位のダービン・チョイ(韓国)、4番オズモンド、5番デールマン、最終滑走はトゥルシンバエワとなった。本郷と樋口は1つ前の第3グループでFSを迎える。

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