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【ファンタジーオンアイス2017】羽生らトップスケーターが一堂に会す豪華アイスショー

 2017年7月5日 11:34配信

羽生結弦(写真提供:坂本清)

毎年開催されるアイスショー『ファンタジーオンアイス』。幕張公演(5月26〜28日)を皮切りに神戸(6月9〜11日)、新潟(6月16〜18日)と続くロングラン公演を大盛況のうちに終えた。ファンタジーオンアイスは五輪や世界選手権などで活躍するスケーターが一堂に会す豪華なアイスショー。アーティストとのコラボレーション、アクロバットなど見るものを魔法の空間へ連れて行ってくれる。

ファンタジーオンアイスを彩るアンサンブルスケーターの息の合ったパフォーマンスから始まり、出演スケーターが登場する。幕張のオープニングアクトでは、中西圭三さんが自身作曲の『Choo Choo TRAIN』を歌い上げ、スケーターはEXILE風のラインダンスで楽しませた。羽生結弦は「夜中にサビの振付を動画で覚えた」というEXILEのダンスで沸かせた。神戸と新潟では、杏里さんの『CAT'S EYE』と共にスケーターのキレのあるユニゾンダンスで盛り上げた。

16-17シーズンジュニアグランプリファイナルに出場した3人、紀平梨花、坂本花織、本田真凜は日本女子の強さを本公演でも見せてくれた。

初出演でトップバッターを任された紀平は新EX(エキシビション)『Symphony』を披露。明るい曲調に合わせ笑顔で滑る姿が印象的な演目で、片手を上げるジャンプに挑戦していた。

坂本は神戸のEX『ブエノスアイレスの春』、新潟のEX『007 ダイヤモンドは永遠に』でメリハリのある演技を見せた。表現力に磨きがかかり、幅そして高さのあるジャンプを跳び、シニアデビューへの期待が膨らむ公演となった。

本田真凜の新EX『CRIME TALE』は振付の一つひとつが見逃せないプログラム。また、新潟ではEX『フラッシュダンス…ホワット・ア・フィーリング』の冒頭、エラジ・バルデと「お客様お飲物はいかかですか?」という可愛らしいやり取りも。ジャンプも軽くスケーティングのレベルも高い演技で、シニアデビューとなる新シーズンでの大きな飛躍も感じさせた。

海外からは日本でも大人気の2人、デニス・ヴァシリエフス(ラトビア)、エラジ・バルデ(カナダ)が初出演。

ヴァシリエフスは新EX『Anyone to Love』の歌詞を口ずさみながら、観客の手拍子に乗り楽しそうに滑る。次々とジャンプを決め、独創性あるスピンでは大歓声を受けた。自然とこちらまで笑顔になる演技だった。

バルデのダンサブルなEX『マイケル・ジャクソン トリビュート』は見ているものをひきつけ離さなかった。圧倒的な身体能力から生まれるバックフリップでは観客も驚きの声をあげた。

世界の表彰台を争うトップスケーター4人、アンナ・ポゴリラヤ(ロシア)、カロリーナ・コストナー(イタリア)、ハビエル・フェルナンデス(スペイン)、エフゲニア・メドベデワ(ロシア)も素晴らしい演技を披露した。

ポゴリラヤは、幕張の『The Rose』では大黒摩季さんとピアニストの清塚信也さんと、神戸の『星に願いを』ではポップオペラ歌手の藤澤ノリマサさんとのコラボレーション。歌声やピアノの音を繊細に拾い、プログラムの世界に観客を引き込んだポゴリラヤ。演技後には涙する場面もあった。

コストナーは清塚さんとの『日々』と新EX『Ne me quitte pas』を披露。2つのプログラムで全く異なるスケーティングを見せてくれた。

フェルナンデスは幕張で五輪シーズンのSP『チャップリンメドレー』を初公開した。試合のジャンプ構成ではなかったが、前半に4トゥループと3フリップ、後半に3アクセルを入れていた。ショーナンバーの『パイレーツ・オブ・カリビアン』では小道具を使い、“ふざけて船長になり切る船員”を演じる。船長は氷上の椅子に座り帽子を被って寝ている。フェルナンデスは調子に乗り、船長を起こして一緒に踊りだすが、船長の帽子を奪うと、なんと船長は安藤美姫だった。2人の楽しい演技は観客の笑いを誘った。

神戸のポゴリラヤの演目『星に願いを』は、新潟公演出演のメドベデワも見事に演じた。メドベデワの演技は、姿勢が決まっておりプログラム全体としての美しさが出ていた。ジャンプをさらっと跳んでしまう世界女王の強さも見られた。

成長著しい日本の2人、三原舞依と宇野昌磨の演技は、五輪シーズンに向け大きな期待を感じさせた。

三原は神戸公演に出演。EX『タイスの瞑想曲』はスケートの伸びが素晴らしく、自信が内から溢れていた。

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