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フィギュアスケート

四大陸選手権2017年2月16日〜19日

大会概要

大会の見どころ
男子はGPファイナル表彰台の羽生、ネイサン・チェン、宇野ら五輪本番でも金メダルを争う選手たちが顔を揃える(写真提供:Getty Images)

16日(木)から19日(日)にかけて、四大陸選手権が来年の平昌五輪と同じ会場、ほぼ同日程で開催される。3月末の世界選手権は五輪出場選手枠をかけての国としての戦いでもあるが、この四大陸では純粋に個人として攻めてくる選手も多いだろう。

四大陸選手権は、アジア・オセアニア・アメリカの四大陸の選手が出場する。例年1月末に行われる欧州選手権と同じ位置付けの大会で、上位進出者には世界ランクを決定するポイントが同数付与される。明治時代から126年続く欧州選手権に歴史は及ばないが、近年はハイレベルな競技でフィギュアスケートファンを楽しませ、今大会で19回目を数える。四大陸のアジア勢から、上位にはならずともファンの心を射抜くパフォーマーが現れるのは、フィギュアスケートあるあるのひとつだ。

男子は、羽生結弦宇野昌磨、カナダのパトリック・チャン、中国のボーヤン・ジン、アメリカのネイサン・チェンといった、五輪本番でもトップで争うであろう選手達が顔を揃えた。

これから五輪までの男子上位争いは、「技術点」とジャッジの評価点である「演技構成点」の兼ね合いも見どころとなる。

チェンは1月中旬の全米選手権で4回転を計7本決めた。羽生は演技構成点では優位に立つ(GPファイナルで14.61点差)が、4回転がチェンより1本少なく技術点で下がる(全ジャンプの基礎点で計7.83点差)。今季から挑戦中の不確実なジャンプを抱える羽生は、演技構成点のアドバンテージを失っている状態だ。

羽生の新技、ショートの4ループは試合ごとに精度を上げているものの、フリー後半の「4サルコウ+3トゥループ」はNHK杯とGPファイナルで共に4サルコウで転倒し13.19失点。今大会でも同じ失敗をすれば、チェンと、今大会でチェン同様4回転を計7本構成する予定のジン、今大会で羽生と同数の計6本に挑む宇野、計5本で羽生同等の演技構成点を持つチャンが羽生を越していくことも考えられる。

羽生が極致のジャンプ精度を戻せば、各選手に対する羽生のアドバンテージは広がる。羽生のフリーの4サルコウ+3トゥループの成否を中心に、それぞれの演技構成点の増減も絡み、熱狂の五輪テストイベントになるだろう。

またテレビ観戦ならではの楽しみ方として、技術点のカウンター表示にも注目したい。海外放送局では標準的だったこの表示を、フジテレビが全日本選手権からおもむろに開始した。演技中の選手が技を決めるたび加点減点がつき刻一刻と技術点が積み重なっていく。スポーツファンのツボは画面左上だ。

演舞で魅せる田中刑事、3アクセル無双のハン・ヤン(中国)、氷上の舞踏家ジェイソン・ブラウン(アメリカ)、元祖4回転勇者ケヴィン・レイノルズ(カナダ)、トップ選手兼お客さんのヒーロー兼振付師ミーシャ・ジー(ウズベキスタン)ら、個性派の躍動にも期待がかかる。

樋口はエース宮原欠場のなか、存在感を示せるか(写真提供:Getty Images)

女子は、世界最強のロシア女子、股関節の疲労骨折で欠場した宮原知子、復帰したソチ五輪銅メダリストのカロリーナ・コストナー(イタリア)、代表を辞退したアシュリー・ワグナー(アメリカ)、代表を逃した浅田真央グレイシー・ゴールド(アメリカ)ら上位陣の姿はない。しかし、樋口新葉と三原舞依、ケイトリン・オズモンド(カナダ)、カレン・チェン(アメリカ)とマライア・ベル(アメリカ)ら日本勢北米勢の伸び盛りの若手が集結し、本郷理華とバンクーバー五輪4位の長洲未来(アメリカ)は五輪開催の地で演技する好機を掴んだ。

皆が3回転ジャンプを計10本構成し、その加点でも差が生じにくい女子は、ジャンプでの失点と演技構成点で勝敗が分かれる。失敗は許されず、演技構成点では出場しない上位陣との差を詰めていきたいところだ。

演技構成点は、演技内容を量る5項目を0.25点刻みの10点満点で評価する。スケーティング技術、技の繋ぎ、パフォーマンス、振付・構成、音楽表現で、平均して1点違えば女子では計12点の差がつく。

オズモンドは演技構成点の5項目で評価が高く、GPファイナルでもロシアの世界女王エフゲニア・メドベデワと宮原に次ぐ8点台後半で揃えた。全米女王のチェンと樋口はスピードで圧倒する。三原の滑りには伸びがあり、スケーティング技術に秀でている。本郷のパフォーマンスには生まれ持った訴求力があり、会場を一つにする。この地でジャンプを成功させ自らの特色を輝かせる者が、五輪本番に向けステージを上げるだろう。

■テキスト速報(得点結果配信)
女子ショート 2月16日(木)18時30分~
男子ショート 2月17日(金)17時48分~
女子フリー 2月18日(土)18時00分~
男子フリー 2月19日(日)11時00分~

■放送
フジテレビ
女子ショート 2月16日(木)20時00分~
男子ショート 2月17日(金)19時57分~
女子フリー 2月18日(土)21時~
男子フリー 2月19日(日)19時~

歴代優勝者
男子 女子
2016 パトリック・チャン 宮原 知子
2015 デニス・テン ポリーナ・エドモンズ
2014 無良 崇人 村上 佳菜子
2013 ケヴィン・レイノルズ 浅田 真央
2012 パトリック・チャン アシュリー・ワグナー
2011 高橋 大輔 安藤 美姫
2010 アダム・リッポン 浅田 真央
2009 パトリック・チャン キム・ヨナ
2008 髙橋 大輔 浅田 真央
2007 エヴァン・ライサチェク キミー・マイズナー

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