第2グループ
11エリザベート・トゥルシンバエワ
『I Got Rhythm』冒頭の3ルッツ+3トゥループの3ルッツの回転が抜けた。曲の盛り上がりをジャズダンスで見せながら後半に入り、3サルコウ+3トゥループでリカバリー。2アクセルも成功。細い体を駆使するスピンでは柔軟性を見せた。女子SP最終順位は、1位ポゴリラヤ(ロシア)、2位ソツコワ(ロシア)、3位宮原、4位長洲、5位樋口、6位松田。
得点:55.66(技術点26.92|演技構成点28.74)
10長洲 未来
『夜想曲第20番(ショパン)』冒頭の3フリップ+3トゥループは、3トゥループが回転不足ながら持ちこたえた。後半に入り、バレエのポジションを見せてからの3ループも成功。2アクセルも決め、最後はファンを長年魅了してきたビールマンスピンで終えた。宮原に続く暫定4位。
得点:63.49(技術点32.42|演技構成点31.07)

映画『ラ・カリファ』冒頭の2アクセルはひとつのダンスの振付のよう。リンクと体を大きく使って魅せるステップの後、後半の3ルッツ+3トゥループの3ルッツでステップアウト。続く3フリップに2トゥループをつけリカバリー。悔しさの中、観客には笑顔で応える。暫定4位につけた。
得点:62.58(技術点32.04|演技構成点30.54)
8松田 悠良

映画『ピアノ・レッスン』大好きな音楽を味わいながら表現するステップでスタート。2アクセルもひらりと舞い降りる。演技後半に入り、魅せ場の3ループ+3ループも降りた。3フリップも決め、会場は大歓声。「名前を覚えて帰ってもらいたい」という願いも叶えただろう。暫定4位につけた。
得点:60.98(技術点31.33|演技構成点29.65)
7ダービン・チョイ
『Historia de un Amor』冒頭の3ルッツ+3トゥループは降りたものの、3トゥループの回転不足。2アクセルは決めるがジャンプでは回転不足が目立った。高橋大輔で有名な『マンボ』のステップからは会場に手拍子が起こる。
得点:51.06(技術点25.54|演技構成点25.52)
6カレン・チェン
映画『黄昏』冒頭の3ルッツ+3トゥループ成功、3ルッツには高さがあった。羽のように見える装飾をした手袋を、振付に活かしている。ステップとスピンは独創的。しかし後半に入り、3ループが1ループに。2アクセルは決めた。
得点:58.76(技術点28.52|演技構成点30.24)
第1グループ

オペラ『ラ・ボエーム』笑顔でダンスを見せ、2アクセルを着氷。技術と表現を存分に盛り込んだステップでは、会場に清々しい空気を生む。後半に入り、3ルッツ+3トゥループの3ルッツで転倒したが、続く3ループに2トゥループをつけた。5人終了時点で現在3位。1位はポゴリラヤ(ロシア)、2位はソツコワ(ロシア)。これから第2グループの6分間練習に入る。
得点:64.20(技術点32.08|演技構成点33.12)
4ニコル・ライチョバ
映画『ある愛の詩』3トゥループ+3トゥループが2トゥループ+3トゥループになる。3ルッツ、後半の2アクセルは降りた。表現はしっとりと、音楽の世界観を見せた。
得点:53.43(技術点26.11|演技構成点27.32)
3マリア・ソツコワ

『Butterflies Are Free』冒頭、迫力の3ルッツ+3トゥループが決まる。後半の3フリップ、2アクセルも余裕を持って成功。スピン、ステップでも美しさを見せた。演技終了の際はほっとしたような笑顔。自己ベストを更新した。
得点:69.96(技術点37.28|演技構成点32.18)

『Por una Cabeza(映画 セント・オブ・ウーマン/夢の香り より)』冒頭の3ルッツ+3トゥループは着氷。後半に入り、3ループ・2アクセルの降り方にも工夫がある。ステップはヒップホップアレンジの斬新なタンゴとなり、会場を沸かせて終了。スタンディングオベーションも起こった。多数のロシア国旗に笑顔で手を振るポゴリラヤ。
得点:71.56(技術点36.30|演技構成点35.26)
1アレーヌ・シャルトラン
『Sway』冒頭3ルッツ+3トゥループの3ルッツ着氷でバランスを崩しコンビネーションにならず。後半に入り、ステップからの3ループに2トゥループをつけた。ジャズの歌唱に乗り2アクセルやステップでは魅せた。練習ではジャンプも好調だったので、納得のいかない表情。
得点:58.72(技術点29.44|演技構成点29.28)