コラム
【GPファイナル】男子SPレビュー/羽生4連覇へ首位発進!
ISUグランプリファイナル(フランス・マルセイユ)男子SPは、羽生結弦がシーズンベストを更新し、4連覇に向け首位発進。カナダのパトリック・チャンは自己ベストを更新し2位に着け、スペインのハビエル・フェルナンデスと宇野昌磨は、それぞれジャンプの転倒が響き3位、4位となった。
最終滑走の羽生は、GP2戦目NHK杯に続き大きなミスなく演技を終え、ロックスターのステージを魅せた。冒頭の4ループでは、バランスを崩すも着氷の姿勢まで持ち込んだ。「SPの4ループはFSより入りが難しい」と語り苦心していたが、今回の4ループでは基礎点12点の内10.97点まで獲得。4回転のところ3回転の判定を受けたGP1戦目(3点)、回転数を満たし着氷でこらえたNHK杯(9.37点)、と試合を追うごとに精度を上げている。4サルコウ+3トゥループ、後半の3アクセル、スピン・ステップでも加点を積み上げ、技術点で他を引き離した。演技構成点でもチャンをわずかにしのいだ(SP得点106.53|技術点59.18|演技構成点47.35)。
チャンは会心の演技で、3年前のGPシリーズ・フランス杯で出した自己ベストを同じフランスの地で更新した。4トゥループ+3トゥループ、3アクセル、後半の3ルッツまで安定して決め、上質の技術を次々と披露した。「演技していて心地良い」と語るビートルズの『Blackbird』は、会場に幸福感をもたらした(SP得点:99.76|技術点52.66|演技構成点47.10)。
フェルナンデスは冒頭の4トゥループ+3トゥループこそ決めたが、4サルコウは乱れ3アクセルで転倒。しかしフラメンコの舞踊は見せ切り演技構成点ではチャンに次ぎ3位に入った(SP得点:91.76|技術点47.45|演技構成点45.31|転倒での減点-1.0)。
宇野は冒頭の4フリップを降りるが、4トゥループ+3トゥループの4トゥループで回り切らず、3回転での転倒となった。イーグルで入り3アクセルを舞い代名詞のクリムキンイーグルで締めるジャンプ、最高評価で揃えたスピン・ステップでは前大会3位の実力を見せた(SP得点:86.82|技術点44.38|演技構成点43.44|転倒での減点-1.0)。
アメリカ勢、ネイサン・チェンは4フリップの回転不足での転倒もあり演技に精彩を欠き5位、6位のアダム・リッポンは3フリップ+3トゥループの3トゥループの回転不足で得点が伸びず、ダンスに沸いた会場からはブーイングが起こった。
明後日の男子FS1番滑走は宇野、2番リッポン、3番チェン、4番羽生、5番フェルナンデス、最終滑走はチャンとなった。
文:Pigeon Post 島津愛子
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