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【全日本選手権】男子前日練習 宇野昌磨・無良崇人・田中刑事ほか会見コメント

 2016年12月22日 21:05配信

宇野昌磨(写真提供:Getty Images)

全日本フィギュアスケート選手権(大阪府門真市・東和薬品RACTABドーム)男子シングル、SP前日の22日(木)、初優勝を目指す宇野昌磨無良崇人、田中刑事らが前日練習に臨んだ。

■第1グループ
宇野は第1グループ1人目の曲かけながら、4フリップを含むジャンプを入れて通した。4フリップは成功しなかったが、練習を通して4トゥループ、3アクセルは危なげなかった。4フリップの出来が本番を左右しそうだ。田中は、4サルコウの練習に多くの時間を割いた。無良は、真剣な面持ちでジャンプの確認を何度も重ねた。日野龍樹は、FSの曲かけを本番さながらにきっちりこなし、3アクセル以下のジャンプは好調。川原星は少し噛み合っていない様子か。今日の段階で仕上がりの良さを感じさせたのは佐藤洸彬。本番にピークをうまく持ってこられるか。

■第2グループ
有力選手たちが集まるSP後半2グループに入る鈴木潤は、曲かけは軽く流し、終盤は3アクセルを重点的に練習。中村優も軽めの曲かけをこなした。佐上凌は、東日本選手権に比べかなり体が絞られているが、ジャンプが少し不安定な印象。本田太一は西日本選手権より随分と動きが洗練され、この間良い練習が積めたことが窺えた。

■第3グループ
山田耕新は、曲かけでは若干体が重そうな印象だったが、練習終盤は3トゥループ+3トゥループを着氷。鎌田英嗣は、骨折の影響で予選ではジャンプ難度を抑えていたが、この日はSPの曲かけを、3トゥループ+3トゥループ、3ルッツ入りで行い、2年前のSPの水準まで戻した。

■第4グループ
ジュニア推薦選手が集まったグループ。全日本ジュニア選手権優勝の友野一希は、FSの曲かけ。4サルコウ、3アクセル、スピン、ステップ、細かな振付までも本番さながらの密度でこなし、気迫のほどが窺えた。仕上がりも万全に思われる。島田高志郎は、さらに伸びた長い手足を、曲かけでも雑になることなく動かし、こちらも調子の安定が見える。三宅星南はSPの曲かけで3アクセルに挑んだ。地方大会では成功しているが、日本で最も大きな大会である全日本での成功を目指す。島田・三宅と並ぶ岡山三銃士のもう1人、木科雄登は堅実に2アクセルで曲かけを通した。

以下、前日会見コメント

宇野:GPファイナルからは、すごく練習してきた。コンビネーションの練習を重点的にやってきた。ファイナルの公式練習で、メドベデワ選手が全てのジャンプにコンビネーションをつける練習をしていたので、参考にした。以前よりも良くなり、どのジャンプにもコンビネーションをつけることが出来るようになった。全体的に調子も上がってきている。あとは、レベルの高い全日本で、試合のメンタルで出来るかどうか。練習で出来たことが試合で出来ないほど悔しいことはないので、練習してきたことを悔やまないようにしたい。
(現状の4回転の練習は)ファイナルが終わってからは、4サルコウをやったり、久しぶりに4ループもやった。4ループは最近少しずつ飛べるようになってきた。今回はやらないが、少しずつやりたいなと思っている。

無良崇人(写真提供:Getty Images)

無良:GPシリーズ2戦目が終わってから、プログラムの見直しをした。SPのステップを難しくしているので、どういう評価になるかが楽しみ。順位どうこうではなく、プレ五輪シーズンなので、どこまで自分が点数を出せるか。自分がどこまで出来るかが大事。今季前半は試合でミスが出たが、プログラムに好評価をもらっていると思った。まだ隙があるので詰めて挑みたい。
(コンディションについて)GP2戦目後に捻挫し、不安定だったがやっと4トゥループが戻ってきた状態。今日の練習で自信がついた。

田中刑事(写真提供:Getty Images)

田中:NHK杯が終わった後すぐに切り替えて、NHK杯の調子をキープしたまま調整してきた。FSの4回転2本のジャンプ構成が、やっとNHK杯で形に出来た。全日本でもそれを出したい。表彰台ももちろん狙いたいが、代表争いや表彰台よりも、まず自分が練習してきたこと、出来ることをしっかりやりたい。今日の調子は60〜70%。会場で滑って自分の中で噛み合ってないところもあったが、後半になると修正出来た。本番はもっと出来ると思う。
(羽生結弦の欠場は)全日本に結弦がいないのが想像出来ないし、本当に残念です。

友野:調子は上がってきている。去年と違って気持ち的に楽になっている。去年は失敗を恐れて慎重に行き過ぎ、ダメになってしまった。今年は全日本を楽しみたい。来季からシニアなので、来季に繋がるよう「シニアでも通用する」という自信を持ちたい。目標としては、最終グループに入りたい。シニアのトップで戦う選手と滑れる機会はなかなかない。でもやっぱり楽しむことが大事。去年と比べて、注目度も高まっているので注目に見合った演技をしたい。
(地元でのアドバンテージは)さっきまで家にいて、地下鉄で50分、1時間……ああもう着いた!って感じ(笑)地元の大きな舞台で滑ることはなかなかない。楽しんで滑りたい。

島田:会場に来てから、リンクすら大きく見えたり小さく見えたりして興奮している。全日本ジュニア選手権が終わってから3アクセルを着氷したが、今回は入れず、SPとFSできっちりまとめるところを見せたい。3アクセルは世界ジュニアの切符を勝ち取ってから入れようと、先生と話している。全日本ジュニアの演技では気迫があったと思うが、遠くに届ける意識がたりなかったと思う。今回スローパートを重点的に練習してきた。去年の全日本では新人賞をもらったが、それ以上を出せる実力はあると思う。去年はすごく緊張していたが今年は2年目。去年の結果が良いモチベーションになっている。たくさんの人に届く、自分の演技をしたい。

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