コラム
【全日本選手権】浅田真央インタビュー「挑戦したことに悔いはない」
――(前日会見より)今大会の抱負
今季の中では一番調子の良い状態できている。一日一日、出来ることを積み重ねてきた。今はすごく良い状態で全てが上がってきている。3アクセルは全日本で飛ぼうかなと思って練習してきた。明日明後日と練習してみて、一度でも飛べたら入れていきたい。次の試合というよりはこの全日本に集中して、SPとFSを揃えた演技をしたい。自分の体のことは自分が一番分かっていて、いろいろと試しながらやっている。
(怪我の状態は)痛みは大丈夫。GP2戦目が終わってから1週間ほど休めたので、それでしっかり治すことが出来た。
――SPの演技を終えた感想
全日本に向けて「3アクセルを入れたい」という思いでやってきた。今朝の公式練習で一度綺麗に飛べたので、良いイメージはあった。佐藤信夫コーチは「自分の思い通りに滑りなさい」と言われた。
――この試合で入れようと思った理由は?
なんでですかね、分からないです、自分でも(穏やかに微笑む)。全日本はすごくいろんなことがある試合なので、特別な試合と言えば特別な試合なのかもしれない。
――FSに向けて
このSPの結果や演技は、そこまで自分の精神面には左右していない。グランプリシリーズが終わってから、もう一度積み重ねてここに来ているので、明日は今日のことを忘れて、今まで積み上げてきたもの、自分の演技を出し切れたら。たくさんの方が支えて下さって、サポートして下さっているので、周りの方々やファンの皆さんに恩返し出来るような演技がしたい。
――FSの演技を終えた感想
SPは3アクセルが1回転になったので、今日は何があっても回ろうと思った。一日一日積み重ねてきたので不安はなかった。競技者として、現状維持ではなく、自分が出来る最高レベルで挑まなければならない。今季前半は挑戦出来るところまで自分の力がなかったが、ここまで調子を戻し、3アクセルにチャレンジ出来たことには満足している。挑戦したことに悔いはない。応援をパワーに変えていたが、それを演技で恩返し出来なかったことが悔しい。来季も挑戦する。
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。