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【GPファイナル】見どころ~宇野初優勝なるか 女子は宮原・樋口が出場~

 2017年12月4日 19:00配信

GPファイナル優勝がかかる宇野(写真提供:Getty Images)

12月7日から、GPファイナルが名古屋で開催される。10月の末から世界6か国で開催されてきたグランプリシリーズ6試合のうち、出場した2試合でもっとも高い成績を収めたトップ6人/6組が進出する、シーズン前半のハイライトである。日本で開催されるGPファイナルは4年ぶり。前回は、ソチ五輪前の2013年12月に、福岡で開催されて以来のことだ。今シーズンは男女ともに不測の事態が続出し、出場選手の顔ぶれも最後の最後までわからないという展開になった。

本来は男子では前例のない5連覇を狙うはずだった羽生結弦がNHK杯の公式練習中に右足を負傷。靭帯を損傷して欠場し、GPファイナルには進出せずという事態になった。NHK杯は、出場予定だったカナダのパトリック・チャンも、スケートカナダで4位に終わった後で、トレーニングに専念することを理由に欠場。そしてハビエル・フェルナンデスは体調不調で挑んだ中国杯で6位に終わり、やはりGPファイナル進出を逃した。強豪3人が不在の中で、新王座は誰の手に渡るのか。

優勝候補は宇野昌磨、ネイサン・チェン

ネイサン・チェンの4回転ジャンプに注目(写真:Getty Images)

優勝はおそらく、スケートカナダで優勝、フランス杯で2位だった宇野昌磨と、ロシア杯とスケートアメリカで優勝したネイサン・チェンの間で競われることが予想される。トウループに加えてフリップ、ループ、そしてサルコウの4種類の4回転ジャンプと、独特の音楽表現、深いエッジワークなどが高く評価される宇野昌磨。一方ネイサン・チェンは、ルッツ、フリップ、ループ、サルコウ、トウループという5種類の4回転ジャンプを試合で成功させたことのある、世界で唯一の選手である。実力的にはほぼ互角と言って良く、本番でよりミスの少ない演技を見せた選手が勝利をものにすることになるだろう。

その他のメダリスト候補は、中国杯で4ルッツをきめて初優勝を果たしたロシアのミハイル・コリヤダ。そしてベテランらしいよくまとまった演技でNHK杯初優勝をきめた、同じくロシアのセルゲイ・ボロノフだろう。中国のボーヤン・ジンが捻挫を理由に欠場となり、6人目は第一補欠だったアメリカのジェイソン・ブラウンが入った。彼とアダム・リッポンは4回転は苦手なものの、どちらも音楽表現に優れ、密度の濃い見ごたえのあるプログラムで高い評価を受ける。4回転ジャンパーたちにミスが出れば、彼らが表彰台に上がる可能性も十分ある。いずれもそれぞれ長所のある選手たちの、充実した戦いが期待できるだろう。

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