フィギュアスケート

コラム

【選手インタビュー】J.ブラウン「観客が楽しんでくれるのが嬉しい」

キヤノン・ワールドフィギュアウェブ 2017年12月6日 17:40配信

「二度目の五輪は、氷と会場と空気と その瞬間のすべてを身体で感じ取りたい」

(写真:Getty Images)

柔軟性を活かした個性的な演技でファンを魅了するジェイソン・ブラウン選手(米国)。今季はカナダ杯で2位、NHK杯で4位となり、世界トップグループで存在感を示している。2度目のオリンピック出場を目指す、今季への思いを聞いた。

-いよいよ五輪シーズンが始まりました。GPシリーズ2戦を振り返ってみて、いかがでしょう?

カナダ杯では、今季僕が見せたいと思っているものがちゃんと出せたので本当に良かったです。日本が大好きなので、「同じような演技を日本の皆さんに見せたい!」とワクワクした気持ちで大阪のNHK杯に来たのですが、ジャンプでミスが出てしまいました。本当に残念。でも演技の面では自分なりの表現を伝えることができたと思います。

米国建国のミュージカルでチームUSAの精神を

(写真:Getty Images)

-今年のプログラムは違うタイプを2曲選びましたが、どちらも評判ですね。ショートのミュージカル『ハミルトン』は印象的で、観客を惹き付ける振り付けです。

本当ですか!それは嬉しいです。『ハミルトン』のミュージカルは、振付師のロヒーン・ワードも大好きで、2人で「この曲しかないよね」と意見が一致しました。とにかく面白い曲なので、道を歩いていても急に演技したくなるくらいです! ジェット気流に乗ったような気持ちで、演技をすることができるんです。演技することが楽しいし、観客が楽しんでくれるのも嬉しいし、手拍子してくれるのが待ち遠しいし、それに観客が笑顔になっているのを演技中にチラッと見るのも楽しいです。

-『ハミルトン』は米国では大ヒットしていますが、世界的にはまだ知られていませんね。

そうなんです。だからフリーではなくショートにしましたし、使っている曲も、文脈や歌詞がわからなくても楽しいパートにしました。「ここが手拍子だな」というのが初めて聴く人にもわかりやすい曲なので、誰にでも楽しんでもらえると思います。

-米国建国のストーリーである『ハミルトン』を五輪シーズンに選んだのには、重要な意味があるのでしょうか?

もちろんです。やはり五輪イヤーですから、何か米国にまつわる特別なプログラムを演じたいと、ずっと考えていました。米国人らしいもの、米国の歴史に関わるもの、と考えて、この米国建国の父のストーリーである『ハミルトン』に思い至りました。五輪の舞台で、チームUSAとして、USAの精神を伝えられるなんて、そんなに素晴らしい機会はないと思います。

-やはり五輪では、自分の国を強く意識しますか?

そうですね。五輪は、“国代表”として参加できる世界で一番大きな舞台です。自分のナショナリティーを示すことができる、人生で一番の大舞台だと思います。羽生結弦選手が『SEIMEI』を演じたり、ハビエル・フェルナンデス選手が『ラ・マンチャの男』を演じたりするのも同じ気持ちだと思います。日本人なら日本の文化を演じ、スペイン人ならスペイン人が主人公のストーリーを演じる。同じように、僕は米国人の精神を演じたいと思いました。

フリーはオリジナル曲 「心の中の感謝と愛を伝えたい」

(写真:Getty Images)

-さてフリーの『Inner Love』は、ブラウン選手のために作曲されたオリジナル曲ということですね。

そうなんです。幸せすぎて信じられない感じです。僕のために作られたオリジナル曲だなんて! だからこの曲は、僕自身を励ましてくれるし、長所を引き出してくれるプログラムになりました。

-どんな風に曲を依頼したのでしょう?

これは振付師のロヒーンと、…

続きはキヤノン・ワールドフィギュアスケートウェブへ
ブラウン選手からの動画メッセージも公開中!

コラム一覧に戻る

トピックス

トピックス