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【GPファイナル】男子FSレビュー/チェンが2連覇 宇野は昨季に続き2位

 2018年12月8日 19:40配信

ミスが出たものの、総合自己ベストを更新し連覇を遂げたチェン(写真:Getty Images)

12月7日、いよいよGPファイナル男子フリーの戦いの火蓋が切って落とされた。

6人中、ノーミスで滑り切った選手は皆無という厳しい戦いのサバイバルを勝ち抜いて、タイトルを守ったのはアメリカのネイサン・チェンだった。チェンの今年のフリーは、映画「ランドオブオール」のサントラで、アイスダンスコーチでもあるマリーフランス・デュブリュイユと、これまでシルク・ドゥ・ソレイユなどの振付も手掛けてきたサミュエル・シュイナードが共同制作した作品である。

出だしの4フリップはきれいにきまったが、次の4ルッツは回転不足で転倒。続いた4トウループでステップアウトと言う厳しいスタートをきった。だがそこから立て直して、3アクセル、スピンとステップを経て後半の4+3トウループ、3ルッツ+3トウループ、3フリップ+1オイラー+3サルコウと、挽回していった。

フリーは189.43、総合282.42で本人のベストな演技ではなかったものの、昨年に続いてタイトルを手にした。

「二度目の優勝できたことは、とても嬉しいです」と言いながらも、「(4回転)ルッツを失敗したことは悔しい。次の試合に向けて、ルッツを練習していきます」と課題も口にした。

宇野、4年連続となるGPファイナルメダル

宇野昌磨は、樋口美穂子コーチ振付、ベートーヴェンのピアノソナタ「月光」で、4サルコウから演技を開始したが、着氷が乱れてダウングレードの判定を受けた。続いた4フリップは、回転不足の判定に。それでも次の4トウループはきれいにきめて、後半では4+2トウループに成功。3アクセルも2度きめたが、唯一の後半のミスは3回連続ジャンプの最後の3フリップでバランスを崩して手をついたことだった。

惜しくも2年連続2位に終わった宇野。来季こそはリベンジを果たしたい(写真:Getty Images)

滑り終わると、宇野はほっとしたような笑顔を見せた。スコアはフリー183.43、総合275.10で逆転には至らず、昨年に続いて2度目の銀メダルとなった。

「今朝の練習も特に悪いところはなく、いつも通りだったかなと思うんですけど、後半のジャンプ二つ、コンビネーションがちょっと普段と違う力が入ってしまった。単発のジャンプはいつも通り力が抜けた状態で再現できた。コンビネーションで一個目跳んだあと、どうしても力が入ってしまって、それが課題になってくると思います」

宇野は4年連続この大会に進出し、4年連続でメダルを手にしている。最初の2年が銅メダル、昨シーズンと今年が銀メダル。来年こそは、表彰台の一番高いところに立って欲しい。

初挑戦ジュンファン3位、ブレジナ4位

3位に入ったのは、初進出した韓国のチェ・ジュンファンだった。「ロミオとジュリエット」のメドレーで、冒頭の4トウループで転倒するも持ち直し、次の4サルコウはきれいに着氷。得意技、3ルッツ+3ループなど残りをノーミスで滑り切って、174.42、総合263.49でSP4位から一つ上がり、銅メダルを手にした。

「最後まで全力で戦いました。一生懸命ベストを尽くしたので、今日のプログラムに関しては満足しています。最初のジャンプを失敗したけれど、自分を見失わずに残りをノーミスで滑り切ることができました」と演技後にコメントした。

ファイナル初進出で自己ベストを更新し、成長した姿を見せたジュンファン(写真:Getty Images)

SP3位だったチェコのミハル・ブレジナは、冒頭の4サルコウが回転不足になって転倒。残りは大きなミスなく滑り切ったものの、フリー166.05、総合255.26で一つ順位を落として4位に終わった。

SP6位だったキーガン・メッシングは冒頭の4ルッツを危ういながらも着氷。後半で3アクセルの転倒もあったが、カナダの観客に後押しされるようにして演技を終えた。フリー156.49、総合236.05で5位に上がった。

ロシアのセルゲイ・ヴォロノフは、冒頭の4+2トウループの着氷でステップアウト。ほかにもいくつかジャンプミスが重なって、フリー143.38、総合226.44で6位という結果になった。

またジュニアでは、17歳の島田高志郎が3位に入った。優勝はカナダの新星、13歳のスティーヴン・ゴゴレフだった。

text by 田村 明子

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