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【四大陸選手権】見どころ/男子は宇野が優勝候補の筆頭!女子の2年連続表彰台独占の可能性は?

 2019年2月4日 17:56配信

怪我の回復具合が気に掛かる宇野。今年はライバル不在のなか、確実に優勝を射止めることはできるか(写真:Getty Images)

2月7日から、カリフォルニア州ロサンジェルス郊外のアナハイムで、2019年四大陸選手権が開催される。

この四大陸選手権は、南北アメリカ、アジア、アフリカ、オセアニアの4つの大陸と周辺に位置する国の代表選手たちに出場権があるISUチャンピオンシップ。長い伝統のある欧州選手権に相対する大会として創設された。

初回は1999年2月にカナダで開催され、今回で21回目を迎える。

日本からは男子が宇野昌磨、田中刑事、友野一希、女子が坂本花織、紀平梨花、三原舞依、ペアが須﨑海羽&木原龍一、アイスダンスは小松原美里&ティム・コレトの合計10人が代表として選抜された。

男子は宇野が優勝候補

男子は、宇野昌磨が圧倒的な優勝候補と言って良いだろう。特に今回は羽生結弦、アメリカのネイサン・チェンの2人が出場しないとあって、宇野が本人らしい演技さえすれば、宇野が独走優勝する可能性は高い。

他のメダリスト候補の筆頭は、まずアメリカのヴィンセント・ジョーと、ジェイソン・ブラウンが挙げられる。

ジョーは、プログラムに組み込んでいる数種類の4回転をいくつ成功させるかが勝敗を分けることになる。一方ブラウンは、4回転を試合で成功させたことはないものの、一つ一つのエレメンツの質の高さと、最初から最後までトランジションをぎっしりと詰め込んだプログラムの密度の濃さで勝負する。大技がないだけにミスをする余地はないが、ノーミスで滑りきれば高得点を手にすることのできるスケーターだ。

今シーズンずっと不調だった中国のボーヤン・ジンが、どこまで調子を取り戻してきているかも注目される。調整ができていれば、もちろん彼もメダリスト候補である。

また今シーズン、4年ぶりにカナダ選手権のタイトルを取り戻したナム・グエン、今シーズンは初のGPファイナル進出を果たしたキーガン・メッシングらのカナダ勢にも、表彰台のチャンスはある。

また2019年全米選手権4位に入った日系アメリカ人、樋渡知樹のシニア国際大会デビューにも期待したい。

日本の田中刑事、友野一希にも、もちろんメダルのチャンスはある。田中は、GPシリーズでは苦戦してきた4サルコウをどこまで安定させてきたかが鍵となる。

一方友野は、11月にはロステルコム杯で3位に入り、初のシニアGPメダルを手にしたが、全日本選手権では4位に終わった。世界選手権の代表入りを逃した彼にとって、本大会が今シーズンもっとも重要な国際大会となる。萎縮せずに本人らしい滑りを見せてくれることを期待したい。

女子は日本が表彰台独占か

全日本選手権ではSPで5位と出遅れた紀平。GPファイナルの覇者として実力通りの滑りを見せられるか(写真:Getty Images)

女子では、日本の女子3人が表彰台を独占する可能性が十分ある。

今シーズン、シニアに上がったばかりでGPファイナルを優勝して一躍注目を浴びている紀平梨花、その紀平を破って新全日本女王となった坂本花織、今シーズン安定してレベルの高い演技を見せ続けてきた三原舞依。出場する女子の中で、もっとも高いパーソナルベストを有するトップ3がいずれも日本女子なのだ。それぞれが本人らしい滑りを見せれば、会場となるアナハイムのホンダセンターに日の丸が3枚揚がる可能性は高い。

日本勢の最大のライバルは、アメリカのブレイディ・テネルになるだろう。1月の全米選手権では13歳のアリサ・リュウにタイトルを譲ったものの、難易度の高いコンビネーションジャンプもこなし、ミスが少ない選手である。日本の女子の誰かにミスが出たら、彼女にもメダルのチャンスはある。

その他上位に来る可能性があるのは、アメリカのマライア・ベル、カザフスタンのエリザベタ・トゥルシンバエヴァなど。

またロステルコム杯で3位に入った韓国のイム・ウンス、アメリカの新星、ティング・ツェイなど、若手の演技にも注目したい。

ペアは中国と北米の戦い

ペアで最大の注目は、今季負傷で競技に出ていなかった平昌オリンピック銀メダリスト、中国のスイ&ハンの復帰だろう。他には中国のペン&ジン、カナダのムーアタワー&マリナロ、昨年のチャンピオン、アメリカのケイン&オシェアらもメダリスト候補である。

またアイスダンスは、アメリカのフベル&ドナヒューとチョック&ベイツ、カナダのウィーバー&ポジェ、ギレス・ポワイエの4組の間で表彰台が競われることが予想される。

text by 田村明子

昨年優勝の坂本は、全日本選手権での逆転Vの勢いのそのままに連覇を狙う(写真:Getty Images)

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