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【GPファイナル】女子SPレビュー/コストルナヤが世界最高首位発進、紀平は予想外の6位スタート

 2019年12月7日 13:38配信

SPで世界最高点を樹立したコストルナヤ(写真:Getty Images)

12月6日金曜日、トリノの現地時間午後7時50分から女子SPが開始した。

今シーズン、GP大会を2試合ずつ制したロシアの新人3人が並んで最初に滑走順になった。第一滑走だったアリョーナ・コストルナヤは、3アクセル、3ルッツ、3フリップ+3トウループと、ノーミスの演技を最後まで滑り切り、歴代最高スコア更新となる85.45を獲得した。

「ベストな演技を見せることができて嬉しいです。ミスのない演技を目指して、楽しみながら滑ることができました」女子のSPスコアを更新させた感想を聞かれると、「私は氷の上に立った時は、数字のことは全く考えていません。やるべきことをやって、あとはジャッジが決めることです」と通訳を通して答えた。

続いたアレクサンドラ・トゥルソワは、この試合で初めて冒頭に3アクセルを組み込んできた。だが回転が足りずに転倒。続いた3フリップ、そして後半の3ルッツ+3ループは成功させて71.45を獲得した。ジャンプのミスが出て精神的なあせりもあったのか、スピン、スケーティングなどの細部の雑さが若干気になった。

「先週、練習で3アクセルの調子が良くなったのでここで試してみました。緊張しましたが、初めての技はどこかで試さなくてはならない。オリンピックシーズンに初めてやるよりも良いと思って試しました。まだ初回なので、失敗は仕方ない。でもいずれ成功させることができると思います」演技後、そうコメントした。

3人目、アンナ・シェルバコワは2アクセルから演技を開始。3フリップ、後半の3ルッツ+3ループとノーミスで滑り切って、78.28を獲得した。

「練習から調子が良かったので、落ち着いた気持ちで本番ができました。今日の出来には、満足しています。SP(だけ)で勝つことはできないけれど、負けることはできると言われているので、良いスタートをきることができて嬉しく思っています」

紀平はまさかの6位発進(写真:Getty Images)

紀平梨花は、4番目の滑走だった。「ブレックファーストインバグダッド」のプログラムで、冒頭の3アクセルで片手をつき、3フリップ+3トウループの最後で転倒。持ち直して、最後の3ループは降りた。演技後、昼の公式練習から夜の本番までの体調の調整がうまくいかなかったことを明かした。

「朝(の練習は)は良かったんですけど、お昼の時点で時間がある分、結構緊張してしまった。復習したり、映像見たりしたのですけど、そこで力を使いすぎて夜になったら逆に緊張がなくなってきて、ちょっと疲れていることに気づかなかった」と説明する。

「完璧な状態に持っていけなかったというミスだったので、すごく悔しいというよりも自分の調整ミスで、この演技は当たり前だなという気持ちだった。とりあえずフリーに向かって、すぐに切り替えようという気持ちでした」と答えた。

ブレイディ・テネルは、3ルッツ+3トウループ、2アクセル、3フリップを成功させたが、コンビネーションの3トウループは回転不足の判定になった。

「全体的に、ちょっとがっかりしています。ルッツのコンビネーションに入るときにちょっと勢いが足りなかったので、回転不足になったと思う。明日は回転不足が出ないよう、全力を尽くして滑ります」と演技後にコメントした。

アリーナ・ザギトワは3ルッツ+3ループ、2アクセル、そして3フリップとすべて完璧にきめて、79.60を手にした。「シーズンベストのスコアを出すことができて、嬉しいです。でもパーソナルベストではないので、もっと良い演技ができる。もっと勢いよくいけたと思う」オリンピックチャンピオンとして競っていることについて聞かれると、「オリンピックで優勝したことはもう忘れました。ゼロからの再スタートの気持ちでやっています」と答えた。

結局1位コストルナヤ、2位ザギトワ、3位シェルバコワという順位で翌日のフリーに向かうことになった。4位がテネルで5位トゥルソワ、紀平は6位という予想していなかった厳しい位置からフリーに挑戦する。

女子フリーは、12月7日土曜日現地時間の午後8時55分から開始される。

text by 田村 明子

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