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【全日本選手権】見どころ/羽生が4年ぶりに出場!紀平は大会初制覇なるか!?

 2019年12月17日 10:41配信

4年ぶりの出場となる羽生。GPファイナル2位の雪辱を果たせるか?(写真:Getty Images)

12月19日から、東京の代々木第一体育館で第88回全日本フィギュアスケート選手権大会が開催される。

本大会の最大の注目は、やはり羽生結弦が4年ぶりに出場することだろう。2012/2013年シーズンから4年連続して優勝を続けていた羽生だが、2016/2017年シーズンからGP大会の最中に負傷をするという事故が3年続き、全日本選手権を欠場してきた。今回の出場は、2015/2016年シーズン以来のことになる。GPファイナルでは、フリーで4ルッツと4ループを含む4回転を5度成功させるも、最も得意な3アクセルなどで失敗があり2位に終わった。全日本選手権では、どのようなフリーの構成で来るのか楽しみである。

また昨シーズン、3度目の全日本タイトルを手にした宇野昌磨は、今シーズンはコーチがいないという初めての試みで挑んだ。フランス杯ではこれまでになかった不調な演技で8位というショッキングな結果となったが、その後スイスのステファン・ランビエルの元で調整。ロシア杯では4位と、調子を取り戻しつつある。全日本選手権でもランビエルがボード際に立つかどうかは今後の交渉、とロシア杯終了後に語っていた宇野だが、果たしてどのように調整してくるのか。また全日本選手権の場で、新たなコーチ就任の発表がなされるのかどうかにも、注目が集まりそうだ。

今季は本来の力を発揮できなかった宇野。母国の地で復活を期す(写真:Getty Images)

忘れてはならないのは、この全日本選手権が高橋大輔のシングル選手としての最後の舞台になることである。今年の夏、来季から村元哉中と組んでアイスダンスに転向することを発表した高橋だが、この代々木の舞台でシングル選手としての集大成に相応しい演技を見せてくれることを期待したい。

今シーズン、USクラシックインターナショナルで優勝し、スケートカナダで3位に入賞した田中刑事、表現力、ジャンプともバランスよく有している友野一希、今季シニアGPデビューを果たした将来が期待される島田高志郎らの演技も見逃せない。また今シーズン、ジュニアGPファイナルで優勝した佐藤駿、そして同じくジュニアGPファイナルに進出した鍵山優真らが、どこまでシニア勢に食い込んでいくかにも注目が集まるだろう。

一方女子は、今シーズン日本人女子として唯一GPファイナルに進出した紀平梨花が、どのように演技を仕上げてきたのか楽しみだ。GPファイナルではフリーで初めて、4サルコウに挑んだ。果たして全日本の舞台でも、この大技に挑戦をするのか。そして成功させることができたら、紀平にとって初の快挙となる。

全日本タイトル保持者である坂本花織は、今シーズンのGP大会では二試合とも4位と表彰台を逃した。GPファイナルに出場できなかった時間を、どのように使ってきたかの結果を、この大会で披露してくれることだろう。

また昨年は3位、その前に4年続けて全日本タイトルを手にしてきた宮原知子の演技も楽しみである。GP大会では中国杯で2位に入ると、ロシア杯で4位と惜しくもGPファイナル進出を逃した。ことさらフリーの「シンドラーのリスト」は素晴らしい作品で、彼女がどのように滑りこんできたのかその完成度に期待したい。

ソーシャルメディアで3アクセルを着氷した映像が流れた樋口新葉のプログラム構成にも、注目である。現在世界のトップで戦うには、3アクセルか4回転が必須の技となっているのが現実だが、樋口は全日本選手権で3アクセルを披露してくれるだろうか。

また来春から大学入学宣言をした本田真凛、9月に体調を崩してGP大会では不調だった白岩優奈らが、どのくらい本来の滑りを取り戻して来ているのかも、この大会の見どころの一つとなるだろう。

NHK杯で素晴らしい演技を見せた新ペア、三浦璃来&木原龍一がシーズン後半に向けてどのように仕上げてきたかも、注目したい。今から北京オリンピックに向けて、成長が期待できる二人の初挑戦である。

text by 田村 明子

GPファイナルでは初めて4回転に挑んだ紀平。日本での挑戦はあるか?(写真:Getty Images)

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