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【全日本選手権】女子SPレビュー/紀平が初の王座へ向け首位発進!昨年覇者の坂本は3位スタート

 2019年12月20日 12:27配信

首位発進もミスのあった紀平。フリーでは4回転成功に期待がかかる(写真:Getty Images)

12月18日、第88回全日本フィギュアスケート選手権が代々木第一体育館で開幕した。女子SPは、19日木曜日午後5時から開始した。白岩優奈が公式練習で右足の負傷という事故にあい欠場した中で、29人が出場した。

トップに立ったのは、紀平梨花だった。「ブレックファースト・イン・バグダッド」の出だして3アクセルに挑んだが、ステップアウトして手をついた。それでも続いた3フリップ+3トウループはきれいに着氷。最後の3ループもきれいに降りて73.98を獲得した。

「3アクセルは練習ではきまっていて、すごく調子が良かった。かなり今回は(失敗の)理由が思いつかないくらい技術的には良かった。1番滑走だったので、もっともっと落ち着いて、考えてから滑走すればよかったのかなと思うので、フリーではこういうふうにしたらミスするなというのを確認してから滑りたいと思います」

最終グループだった宮原知子は、「タブラ&パーカッションソロ」の中近東風のプログラムで、3ルッツ+3トウループから演技を開始した。2アクセル、そして3ループとノーミスで決めたものの、トウループとループは回転不足の判定に。それでも演技構成点では全選手の中で最高の36.23を得て、70.11で2位に立った。

「思い切っていこうという気持ちはあったんですけど、どうしても緊張すると慎重になってしまう。(リー・バーケルコーチからは)本番となるとタイミングが早くなってしまったり、あせってしまったりする癖があるので、早くならないタイミングをしっかり意識することと、練習でただひたすらどんどん跳ぶのではなくていいものをしっかりやるということを教わっています」

宮原は演技構成点では全選手トップをマーク。優勝経験者としての実力を見せつけた(写真:Getty Images)

坂本花織は「ノールーツ」のテンポの速いメロディにのって演技を開始。3フリップ+3トウループの冒頭で、着氷がちょっと詰まってトウループが回転不足に。残りの2アクセル、3ループを含むプログラムをノーミスで滑り切って、ジャッジの真ん前でフィニッシュポーズをきめた。69.95で3位スタートになった。

「緊張していたのもあって、脚がすごく震えていたのもあってその中で何とかこらえきれたなと思いました。その後はフリップの出来事は忘れようと思って、短い時間で切り替えができたのでそこは良かった」

樋口新葉は、「バード・セット・フリー」で、余裕のある2アクセルから演技を開始した。だが3ルッツ+3トウループの最後でステップアウトして、回転不足の判定に。最後の3フリップでは、不正エッジの判定が出た。68.10で4位の位置についた。

「今までの試合で一番(体が)動けていたんじゃないかなと思うので、このまま緊張しないようにいきたいです。本当に死ぬほど練習してきたので、それが自然に出るんじゃないかなとずっと思っていたのであまり緊張もせず、落ち着いていい演技ができたんじゃないかなと思います」

5位は、3ルッツ+3トウループ、2アクセル、そして3ループを降りて、ミスなく最後まで滑り切り、66.64を手にした山下真瑚だった。

本田真凛は、冒頭の3ループ+3トウループをきれいに着氷したように見えたが、トウループは回転不足の判定に。続く3フリップも回転不足で不正エッジの判定がついた。だが最後まで流れを途切れさせることなく、スピンではすべてレベル4を獲得。65.92というスコアが出ると、うんうんと納得したように頷いた。

「いろんなものがふっきれて今シーズンはやれていると思っているんですけれど。GPシリーズでは事故があったり、いろんなことがあったけれど、今年の厄年ももう何日かで終わるので、それに負けないように、振り払えるようにフリーでも頑張れたらいいなと思っています」

トップ6人の選手の間で小さなミスが目立ち、不完全燃焼の印象があったのは、タイトルに手が届きそうな選手にとってこの大会がそれだけプレッシャーが高いために違いない。

女子のフリーは、21日土曜日の午後5時から行われる。

text by 田村 明子

交通事故もあり今年一年を厄年として振り返った本田。SPに続きフリーも納得の演技を見せることができるか(写真:Getty Images)

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