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【NHK杯】見どころ/日本男子の将来を担う鍵山と佐藤が激突!女子は韓国期待の逸材に日本勢が挑む!!

 2020年11月25日 10:50配信

鍵山には同学年の佐藤とともに日本男子を背負って立つことが期待される(写真:Getty Images)

今季GPシリーズでロシア杯に続き観客を入れて行われるNHK杯は、11月27~29日、大阪の東和薬品RACTABドームで行われる。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、NHK杯の出場選手も日本のスケーター中心になる。

男子シングルで注目されるのは、今季シニアデビューした二人、鍵山優真と佐藤駿だろう。同学年の好敵手である二人は昨季、鍵山は世界ジュニア選手権2位、佐藤はジュニアGPファイナル優勝という大きな成果を残している。今季満を持してシニアに上がった二人は、関東選手権、東日本選手権と既に二回対戦した。一騎打ちとなった関東では鍵山が世界歴代5位相当の高得点を出す好演技を見せて制し、東日本では佐藤が4回転を3種類4本入れるフリーを滑り優勝した。このNHK杯でも、日本男子の将来を担う二人に期待したい。

また、西日本選手権で優勝した山本草太の演技も楽しみだ。15年ジュニアGPファイナル銅メダリストで、滑らかなスケーティングが持ち味の山本は、16年に右足首を骨折してから、少しずつ復帰への道を歩んできた。NHK杯には18、19年と出場している。今季ようやく本来のジャンプを取り戻しつつある山本が、3回目のNHK杯を飛躍のきっかけにするかもしれない。

西日本2位の友野一希は、2回目のNHK杯となる。魅せる演技が魅力の友野にとり、有観客のNHK杯は力を出し切れる試合になりそうだ。そして今大会には、平昌五輪代表のベテラン・田中刑事も出場する。今季は怪我の影響で出遅れているが、シーズン後半に向け調子を上げてくるだろう。また、全日本ジュニア優勝の本田ルーカス剛史、同2位の三浦佳生、同3位の三宅星南らジュニア勢も参戦。日本男子の有力選手が出そろう。

女子シングルには、濱田美栄コーチに師事するユ・ヨン(韓国)が出場する。昨季はトリプルアクセルを武器に、四大陸選手権2位と活躍。初出場のNHK杯には、優勝候補として参戦することになる。

今季好調の樋口はトリプルアクセルの出来次第で優勝がぐっと近づく((写真:Getty Images)

日本勢では、樋口新葉が今季好調なスタートを切っている。東日本でも貫禄の優勝を果たし、フリーではトリプルアクセルも投入。今季は試合で跳ぶところまで身につけたトリプルアクセルを、2回目の出場となるこのNHK杯で成功させられれば、表彰台の一番高いところが見えてくるだろう。プログラムはショート・フリーとも昨季と同じもので、滑り込みができていることも好材料になる。

西日本で優勝した坂本花織も出場する。西日本のフリーでは後半のジャンプが乱れ、演技後に涙する場面もあった。NHK杯で実力を出し切る滑りを見せて、全日本選手権につなげたいところだろう。プログラムでは、新しいショートと昨季から継続のフリーで違う魅力をみせている。本来の力を発揮できれば、金メダリストになれる選手だ。

西日本選手権での悔し涙をバネに実力を出し切りたい坂本(写真:Getty Images)

また、体調不良で昨季は試合に出場していなかった三原舞依の滑りを楽しみにしているファンも多いだろう。今季は西日本を2位で通過し、ジャンプのレベルも高いものに戻してきた。また、全日本ジュニア選手権で198.38という高得点を出し、優勝した松生理乃にも期待したい。

今季のNHK杯はアイスダンスに注目が集まる。デビュー戦となる村元哉中&髙橋大輔がどんな滑りをみせるのか楽しみだ。近年日本を牽引してきた小松原美里&ティム・コレトも、プライドを持って臨むだろう。コレトは日本国籍を取得したばかりで、精神的に弾みをつけて臨むNHK杯となる。

国内スケーターが中心になって競う今季のNHK杯は、例年とは違う面白さがありそうだ。

text by 沢田 聡子

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