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【世界国別対抗戦】第2日目レビュー/羽生はチェンに届かず2位、日本は3位で最終日へ

 2021年4月17日 12:06配信

「よくやったと言ってあげたい」不調やストレス乗り越え、演じ切った羽生 (写真:Getty Images)

世界国別対抗戦は、ペアのショートプログラム・アイスダンスのフリーダンス・男子シングルのフリーが行われた第2日目を終え、日本は前日同様1位のロシア、2位のアメリカを追う3位につけた。

ペアの日本代表は、初出場の世界選手権で10位となり北京五輪出場枠を獲得した三浦璃来・木原龍一だ。拠点のカナダで、2018年平昌五輪・ペアの銅メダリストであるメーガン・デュハメルら、一流の指導陣に師事している。今大会でも質の高い演技をみせ、ソロジャンプで三浦が転倒するミスがありながらも、自己ベストの65.82でショート3位となっている。1位は世界選手権を制したアナスタシヤ・ミーシナ&アレクサンドル・ガリアモフ(ロシア)、2位は世界選手権8位のニコル・デラ モニカ&マッテオ・グリアゼ(イタリア)だった。

自己ベストを更新し、飛躍のシーズンを終えた小松原ペア。更なる活躍に期待したい (写真:Getty Images)

アイスダンスの小松原美里&小松原尊組も、自己ベストを更新した。『ある愛の詩』で流れと情感のある演技をみせ、初めて100点を超える100.82というスコアでフリーダンス5位となり、充実のシーズンを終えている。世界選手権チャンピオンのビクトリア・シニツィナ&ニキータ・カツァラポフ(ロシア)が、リズムダンスに続き1位になった。

ジャンプの失敗が響いた宇野は演技の後、悔しさを滲ませた (写真:Getty Images)

男子シングルは、前半グループで宇野昌磨が登場。『Dancing On My Own』の冒頭で、練習から何度もトライしていた3アクセル+4トウループに挑戦するも、転倒。続く4フリップは成功したが、4トウループで再度転倒してしまう。後半で3アクセルからの3連続ジャンプを跳ぶが最後のジャンプが1回転になり、164.96というスコアで6位に終わった。直前に靴が故障するトラブルに見舞われた今大会を終え、宇野は目を赤くしながら「こんな演技ですけれども、僕の今できるベスト」と振り返っている。

羽生結弦は日本の観客の前で、思いを込めた『天と地と』を滑り切った。冒頭の4ループを3.36の加点がつく出来栄えで成功させるが、次に予定していた4サルコウが1回転になる。しかし後半で2本の4回転を跳び、このところ不調だった3アクセルを2本とも成功させて、世界選手権の悔しさを晴らす演技となった。99.26というスコアで2位になった羽生は「自分の気持ちとか思いが、すべてちゃんと天まで届けられるように、いい演技したいなって思いました」とコメントした。

そして、フリーでも1位になったのはネイサン・チェン(アメリカ)だった。世界選手権よりも難度を落とした構成とはいえ3種類4本の4回転を組み込み、最後のコレオシークエンスでも切れ味鋭い滑りで魅了。ただ一人100点を超える107.84というスコアをマークし、アメリカチームに貢献した。

日本チームは3位につけ、シーズンの締めくくりとなる最終日を迎える。

text by 沢田 聡子

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