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【スケートアメリカ】女子SPレビュー/トップ3をロシア勢が独占!坂本花織は4位スタート

 2021年10月24日 17:34配信

GP初戦、女子SPを終え首位に立ったのはロシアのトルソワ(写真:Getty Images)

10月23日、米国ネバダ州ラスベガスで開催されているスケートアメリカ2日目。女子のSPが行われた。1位が17歳のアレクサンドラ・トルソワ、2位が15歳のダリア・ウサチョワ、3位が17歳のクセニア・シニツィナと、トップ3位をロシア女子が占めた。 

トルソワは「フリーダ」のSPで、2アクセル、3フリップ、3ルッツ+3トウループを着氷。すべてのエレメンツで加点を得て、77.89でトップに立った。

「ミスなく滑ることができたけれど、3アクセルができなかったのは残念。次回はぜひやりたい」と会見で通訳を通して語った。足を怪我していることは認めたものの、「詳細については語りたくない」と答え、フリーで何本4回転を入れる予定かについてもコメントを避けた。

ウサチョワは「Never Enough」の音楽で、余裕のある2アクセルから演技を開始。3ルッツ、3フリップ+3トウループを成功させて76.71で2位となり、好調のシニアGPデビューを果たした。彼女はジュニアの頃から、音楽表現やスケーティングの質の高さが注目されてきたが、とても15歳とは思えない完成度の高い演技を見せた。

「今日は感情を込めて滑ることができたのが、とても良かったと思います」と通訳を通して嬉しそうにコメントした。

シニツィナはチャイコフスキーの「子守歌」の美しいメロディにのり、2アクセル、3フリップ、3ルッツ+3トウループとノーミスで降りて71.51で3位スタートに。「ここに出場できてとても嬉しく、自分のできることを全て見せようと思って滑りました」とコメントした。

坂本はジャンプミスも4位スタート

ジャンプにミスが生じたものの4位スタートとなった坂本(写真:Getty Images)

「グラディエーター」のサントラで滑った坂本は、2アクセル、3ルッツと順調に滑っていたが、最後に予定していたコンビネーションの最初のジャンプ、3フリップが2回転に。それでも3トウループをつけて、減点は免れた。71.16で3位と僅差の4位スタートになった。ミスの原因はフリップの前のトランジションを難しくしたため、意識しすぎてしまったことだったという。

「(フリップの失敗で)70は切ると思っていたので、71でとどまったというのは、明日のフリーに向けての気持ちも落ち込まず行けると思うので、プラスにとらえて明日しっかり頑張りたいと思います」と演技後にコメントした。

宮原知子はベテランらしい表現力のある演技を見せた(写真:Getty Images)

宮原知子は3シーズン前に滑った「小雀に捧げる歌」の可憐なメロディにのって、3ルッツ+3トウループ、2アクセルと降りていったが、最後の3フリップの着氷がつまってしまった。結局ルッツ、トウループ、フリップの3つのジャンプが回転不足の判定となり、66.36で8位スタートに。それでもベテランらしい音楽表現と、流れるようなスケーティングの美しさは健在で、リンクを広く使って見せた伸びやかなステップシークエンスでは拍手も湧いた。失敗の悔しさもあったのだろう、目を少し赤く潤ませてミックスゾーンに現れたが、「楽しく滑ることを、オフのアイスショーから小さな試合からずっと考えてきたので、少しずつそれができてきたかなと思います」と笑顔を見せた。

横井ゆは菜は、「マラケーニャ」で3フリップ+3トウループのフリップが回転不足、最後のルッツが1回転になり、54.77で12位と厳しいスタートになった。

5位はユ・ヨン、6位は僅差でイャリム・キムと韓国勢が並んだ。フリーは現地時間10月24日午後1時過ぎから開始する。

text by 田村 明子

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