コラム
【NHK杯】男子競技後コメント/宇野「濃いシーズンを送れてる」山本「自信ができたと思う」
宇野昌磨(1位)
(今日のフリーで)成功した要因は、数日間ではあるんですけど、(4回転)サルコウが飛躍的に跳べるようになりました。ループに関しては練習でも少しずつ跳べるようになってきた中で、サルコウがどうしても跳べない。それが現地に入る3日間くらいからサルコウが急に良くなって、イメージが良いまま現地に入り、現地に入ってもサルコウが一番跳べるんじゃないかというくらい調子が良かったです。
練習と同じメンタル、氷の感触で滑ることができていたので、試合で偶然跳べたというより、最初の二つはちゃんと、必然と跳べるジャンプだったかなと思います。
(この試合でつかんだものは)この大会でつかんだというよりも、今シーズンまだ3試合しかやってないですけど、濃いシーズンをおくることができていて、この3試合でようやく自分が世界でちゃんと通用する選手に戻ってこられました。でもこれは今までの自分の立ち位置で、もっと先を目指して練習していきたいなと思っています。
ヴィンセント・ジョー(2位)
今日のフリーには、とても失望しています。でもここはオリンピックではなく、まだ2月ではない。今のうちに、こういうことをやってしまったのはよかった。僕は毎回試合のたびに、トレーニングの大事さを訴えてきましたが、この大会前にはきちんとトレーニングができていなかったので、それがこの結果につながったと思います。
オリンピックでメダルを狙うのなら、どのような状況であれ安定した演技を見せなくてはならない。でも今日の結果を見ると、まだまだ練習しないといけないことがわかりました。
チャ・ジュンファン(3位)
今日の演技には、失望しています。でも最後まであきらめずに滑り切ることは、できました。この経験で学んだことが、たくさんありました。次の大会までにもっと練習をして、きちんと準備をしていきたいと思っています。
先週(GPイタリア大会)はSPは良かったけれど、フリーでミスをたくさんしました。今週は、先週の経験が少し助けになったと思います。このところずっと韓国で一人でトレーニングしてきた。この1週間は短い間だけど、ブライアン(オーサー)と一緒にトレーニングができて、精神的にも落ち着きました。
山本草太(7位)
今朝の練習とか、6分練習とかでうまく調整できて、気持ちをコントロールできていました。でもジャンプも少し本番になると、ぎりぎりになってしまうのかなあと思っています。
前のカナダ大会に比べてみれば、失敗を最低限に抑えられました。短い期間でしたが、成長したかなと思います。今までNHK杯3年連続でしたがGP一戦しかなくて、(ここでは)世界との差だったり、自分の可能性も感じることができた。これからのスケート人生につなげられるような、自信ができたんじゃないかなと思います。
三浦佳生(8位)
転倒をいっさいしないというふうに、滑る前から思っていました。後半がやっぱり4回転があって、だんだん足に疲労がたまってきて動かなくなってきた。スタミナというか、わかんないんですけど、呼吸が苦しくなるというか。足の方に回っていくので、そのあたりをどうにかしたいです。全日本ジュニアは今よりも点数伸ばしてダントツで優勝したいと思っているので、全日本ジュニアの歴史を刻むような演技をしたいです。
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。