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【ロシア杯】見どころ/世界記録保持者ワリエワの演技に注目!男子は田中、友野が出場

 2021年11月25日 14:34配信

北京五輪シーズンのグランプリシリーズは、第6戦・ロシア杯(11月26~28日、ソチ)を迎える。グランプリファイナルを残し最終戦となる今大会が終わると、ファイナル進出者がすべて決まることになる。

男子シングルには羽生結弦がエントリーしていたが、右足関節靭帯損傷の回復が遅れているため、残念ながら欠場となった。NHK杯も欠場しており、今季グランプリシリーズで羽生の演技を見ることはかなわなかったが、全日本選手権に向け早く怪我を治してほしい。

写真:Getty Images

日本からは、田中刑事と友野一希が出場する。田中はスケートカナダのFSでは冒頭に2本組み込む予定だった4サルコウが両方とも決まらず、10位に終わっている。4回転さえ決まれば、ベテランである田中の円熟味のあるスケーティングがさらに引き立つことだろう。

友野は、イタリア大会で6位だった。FSではトウループとサルコウの2種類3本を組み込む4回転と、イタリア大会でミスをした3アクセル、スピンの修正が今大会の鍵になるか。失敗がなければ、友野の持ち味である踊り心が発揮されるに違いない。

優勝候補は、地元開催のグランプリシリーズとなるミハイル・コリヤダ(ロシア)か。イタリア大会のFSでは4回転3本のうち2本が完璧ではなかったものの、2位に入っている。ジャンプ以外の要素や演技構成点で高い評価を得られるスケーターであり、4回転の成否が決め手になりそうだ。母国の観衆の前で、持ち前の美しいスケーティングを披露してほしい。

写真:Getty Images

女子シングルの優勝候補は、カミラ・ワリエワ(ロシア)だろう。シニアのグランプリシリーズデビュー戦となるスケートカナダで、合計265.08という驚くべき世界最高得点をたたき出した。4回転と3アクセルだけでなく、伸びのあるスケーティングや美しい所作も魅力の15歳が、母国の観衆の前でどんな演技を披露するか、期待される。

昨季世界選手権2位のエリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)も出場する。スケートカナダではSPで1本・FSで2本の3アクセルを決め、2位に入っている。妖艶な演技が持ち味であるトゥクタミシェワは、観客と呼応して演技のボルテージを上げていく能力も高い。24歳ならではの成熟した滑りで、目の肥えたロシアの観衆を楽しませてほしい。

ロシアからは、今季シニアデビューの新鋭であるマイア・フミロフもエントリーしている。イタリア大会では、FSで4回転トウループを2本成功させて2位に入った。今大会でも表彰台に乗れば、熾烈な北京五輪代表争いが予想されるロシア選手権に向けて勢いがつくだろう。

日本からは、松生理乃が出場する。NHK杯では右足首の負傷のため演技構成を落としており、本来の力を発揮できず6位という結果だった。今大会に向けては構成を戻す意欲もみせており、持ち味の心のこもった演技をみせてほしい。

写真:Getty Images

ペアはアナスタシア・ミーシナ&アレクサンドル・ガリアモフ(ロシア)、アイスダンスはビクトリア・シニツィナ&ニキータ・カツァラポフ(ロシア)が優勝候補だろう。ともに昨季の世界選手権、今季のNHK杯を制しており、フィギュアスケート大国・ロシアの強さを母国で示す結果となるか。

北京五輪シーズン前半戦のクライマックスとなるファイナルには誰が出場することになるのか、注目される。

text by 沢田聡子

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