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【ロシア杯】女子SPレビュー/ワリエワが世界最高得点をマークし首位発進!松生は怪我の影響か7位スタート

 2021年11月28日 11:25配信

ロシア杯・女子SPでは、15歳のカミラ・ワリエワ(ロシア)が世界最高得点となる87.42をたたき出して首位に立った。

ワリエワは世界最高得点をまたも更新!再び世界に衝撃を与えた(写真:Getty Images)

グランプリシリーズデビュー戦となるスケートカナダで合計点・FSの世界最高得点をマークしたワリエワが、SPでもまた世界最高得点を更新。紫の新しい衣装で、夢を象徴する蝶を追いかける様子を表現しているという美しいプログラムを滑った。

2.74の加点がついた3アクセル、3フリップ、3ルッツ+3トウループ、すべてのジャンプを両手を上げて成功させる。スピン・ステップもすべてレベル4で、プログラムを通して失敗する雰囲気がまったく感じられない。ステップシークエンスも深いエッジで滑っており、完璧かつ哀愁漂う演技で魅了した。観客が立ち上がって送る喝采の中、リンクサイドでトゥトベリーゼコーチと抱擁したワリエワは、また新たな地平へと歩を進めた。

新鋭ワリエワに続く2位につけたのは、同じ国のベテランスケーター、24歳のエリザベータ・トゥクタミシェワだった。冒頭、武器である3アクセルを1.60の加点がつく出来栄えで成功させる。3ルッツ+3トウループ、後半に組み込んだ3フリップと、すべてのジャンプでプラスのGOEを得た。スピン・ステップもすべてレベル4で、タンゴの名曲『Oblivion』に乗り女性の哀愁を成熟したスケーティングで表現、スコアは80.10だった。

SP2位となったのはトゥクタミシェワ、妖艶な演技で会場を魅了した(写真:Getty Images)

ロシア勢に続く3位につけたのは、アメリカのマライア・ベルだった。3フリップ+3トウループの予定だったコンビネーションジャンプのセカンドジャンプを2トウループに変更して確実に演技をまとめ、スピン・ステップもすべてレベル4をそろえる。『River Flows In You』の美しいメロディに合わせた伸びやかなスケーティングも印象的で、69.37という得点だった。

日本の松生理乃は、NHK杯前に右足首を負傷した影響がまだあるのか、本来なら後半に跳ぶことができるコンビネーションジャンプを冒頭に組み込んだ。その連続ジャンプは3ルッツ+3トウループの予定だったが、4分の1の回転不足がついた3ルッツが完璧な着氷ではなく、セカンドジャンプが2回転になってしまう。単発のジャンプも3フリップではなく3ループにして堅実な構成にしており、得点62.98・7位という結果は力を出し切ったものではないかもしれない。松生本人にも歯がゆいところはあったかもしれないが、そんな中でも爽快感のある滑りで初々しく可愛らしいプログラムを見せてくれた。

堅実な構成で臨んだ松生は7位発進、17歳らしい初々しさを感じさせる演技だった(写真:Getty Images)

ワリエワの圧倒的な強さは、母国開催の今大会でも発揮された。FSは、どんな展開になるのだろうか。

text by 沢田聡子

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