コラム
【全日本選手権】女子競技後コメント／坂本「一発内定が達成できたので、すごくうれしい」樋口「精神的に成長できた」
坂本花織（1位）
オリンピックが決まるこの全日本選手権で優勝できて、（五輪代表に）一発内定という目標が達成できたので、すごくうれしい気持ちでいっぱいです。言葉に表せないけれど、うれしすぎて結構、涙が出ました。
4年前はシニアのグランプリシリーズとか世界選手権を経験してる人の中に、ジュニア上がりとして戦いました。悔いのないように練習して、最後の最後まで（五輪代表の）2枠目、誰が呼ばれるんだろうってどきどきしながら待っていたのが4年前でした。今年は演技が終わって、点数が出て、順位が出て、その時点でオリンピックが決まったのは、だいぶ成長したなと自分でも感じました
ジュニアまでは中野（園子）先生が決めくださった目標に向かって頑張るだけでした。ちょっとずつ、シニアになってから自分の考えや意見を言わないといけないとなって、自分の意志はこうだって言うことによってモヤモヤ感がなくなってきました。
（今日は）出ていくときからどきどきしていました。直前に（樋口）新葉がいい点数を出したので、自分も絶対この点数を超えてやろうと思って、珍しく人のことを意識しました。切り替えないといけないと思って、一発目のジャンプを跳んでからはいつも通りできました。
4年前の平昌では個人も団体もミスが出たので、今回はどれもパーフェクトでできるようにしたいです。
樋口新葉（2位）
緊張で演技前も演技中も脚が震えて、力が入りませんでした。ジャンプを降りられるかどうか不安があったけれど、気持ちで乗り越えることができました。
滑り終わったあと、（平昌五輪代表に選ばれなかった）4年前の気持ちがよみがえってきました。すごく苦しい時間だったけれど、それがすごくいいふうに克服できて、ほんとうによかったです。
4年前と比べものにならないくらい力を発揮することができて、精神的に成長できました。4年前は勝つことだけを考えていて、すごく狭い気持ちの中でスケートしていたと思います。
もっともっと大きな舞台に立てるのであれば、自分のやりたいことを出し切りたいです。オリンピックに行けるかどうか決まっていないけれど、（出場したら）自分が持っているものを最大限、いかした試合にしたいと思います。
河辺愛菜（3位）
3位に入れると思っていなかったし、順位を考えずにやっていました。点数が予想以上に高くて、10点間違えているんじゃないかと思いました。うれしいのとびっくりした気持ちが混ざっています。ずっと、トリプルアクセルを（SPとフリーで）そろえることができていなくて不安もありました。強気で行けた自分を褒めてあげたいと思います。
自分はまだオリンピックに出られるレベルに達していないと思います。（五輪代表選出を）あまり期待していないけれど、どの試合に派遣されることになっても、いい演技ができるように精一杯練習を頑張りたいです。
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