コラム
【四大陸選手権2022】男子SPレビュー/友野一希が2位、三浦は3位、そして三宅が5位と日本勢は快調なスタート
1月21日四大陸選手権男子SPは、韓国のチャ・ジュンファンが1位、友野一希が2位、そして三浦佳生が3位、そして三宅星南が5位と、日本勢は快調なスタートをきった。
チャはシェイリーン・ボーン振付「Fate of the Clock Maker」に合わせて冒頭の4サルコウがきれいにきまり、続いて彼の得意技、3ルッツ+3ループ、そして3アクセルとすべてのジャンプを決めて、最後のスピン、ステップもスピードが落ちないまま滑り切った。98.96で自己ベストスコアを更新させた。
「今日の演技には満足しています。この大会に向けて準備をしてきました。自分のエネルギーを観客やファンに与えることができたと思います」と会見でコメントした。オリンピック前にこの大会に出場することは、自分の希望で決めたのだという。「オリンピックに向けて、良い準備になると思いました」
友野一希は、ミーシャ・ジー振付「シネマパラディソ」のメロディにのって4+3トウループ、4サルコウ、そして3アクセルを成功させ、最後までノーミスで滑り切ると、手ごたえを感じたように片手の拳を握り締めた。97.10でチャに1.86の差で2位についた。
「全体的に落ち着いて演技ができた。自分の演技がしっかりできたと思う。少し最初のジャンプ、4回転ジャンプが乱れてしまったけれど着氷できたので、良かったですし、そこが成長できたところかなと思います。毎日自分が納得いくまで、後悔のない練習を積んできました。全日本が終わってモチベーションが下がったところもあったけれど、自分ができる最高のトレーニングをしてきました」と会見で感想を述べた。
初挑戦だった三浦佳生は、佐藤紀子振付、ヴィヴァルディの組曲「四季」から「冬」の音楽を使い、4サルコウ+2トウループ、3アクセル、最後の4トウループもきめて88.37を獲得。ステップシークエンスがレベル2になってしまい、5コンポーネンツもまだ7点台であることを思うと、これからもっと得点を伸ばせる選手である。
「全体的にスピンやステップの取りこぼしがあったんですけど、初のチャンピオンシップ大会で堂々と自分を見せることができたので満足しています。
全日本選手権で4位に入った自分の成績に恥じないように、この四大陸に対してめっちゃ頑張ってきました」と会見でコメントした。
同じく本大会初挑戦した三宅星南は、4サルコウ、3アクセル、3ルッツ(不正エッジ注意マーク)+3トウループを着氷。長い四肢を駆使して、ダイナミックな演技をアピールした。どのジャンプも着氷にあまり余裕がなかったためか、79.67と予想よりも低い点が出たが、それでも5位に残り、フリーの最終グループに入った。
「冒頭の4回転ジャンプとか、他のところでちょっとぐらっときたりとかこらえる部分はあったのですが、最後まで大きなミスなく滑れたのは強くなったなと嬉しいです。最低限、自分の演技はできた。これから星南と言う名前を色んな人に知ってもらって、評価してもらえるように頑張りたいです」と感想を述べた。三宅は高橋大輔と同郷の岡山出身で、コーチも同じ長光歌子コーチに師事している。
「(高橋選手を)小さい頃から目標にしてきた。今回同じ舞台に出られて嬉しいです」と笑顔を見せた。
SP4位には、オーストラリアのブレンダン・ケリーが81.12で入った。アメリカ勢は総崩れして、現在7位の樋渡知樹が最高位。
現地時間23日に行われる男子フリーの出来次第では、友野の逆転優勝もあり得るだけに、日本のファンにとって目の離せない最終日になりそうだ。
text by 田村明子
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