
アレクサンドラ・トゥルソワ
Alexandra Trusova
9月に行われたロシアテストスケートのFSで4回転4種類5本を跳び、すべて着氷させるという離れ業をやってのけたアレクサンドラ・トゥルソワ。しかし怪我のため、グランプリシリーズ初戦のスケートアメリカではジャンプ構成を落とし、2戦目となるはずだったNHK杯は欠場している。超高難度のプログラムは、やはり体にかかる負担が大きいのかもしれない。しかし、ショート12位から4回転を5本跳ぶフリーで追い上げ銅メダルを勝ち取った昨季の世界選手権は、トゥルソワの勇気を感じる試合だった。信念を持って難しいジャンプに挑み続けるトゥルソワは、北京五輪の舞台に立つのだろうか。
プロフィール
生年月日 | 2004年6月23日 |
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出身 | ロシア・リアザン |
身長 | 158cm | 趣味 | 読書 |
コーチ | エテリ・トゥトベリゼ、セルゲイ・デュダコフ、ダニイル・グレイヘンガウス |
今季プログラム | SP『映画「フリーダ」より』 FS『映画「クルエラ」より』 |
自己ベスト | 251.73 |
SP自己ベスト | 77.69 |
FS自己ベスト | 177.13 |
プログラム紹介
SPでは、メキシコの女性画家を描く映画『フリーダ』の音楽に乗って滑る。情熱的な音楽に合わせて滑るトゥルソワは、身長が伸びたこともあり、大人びた印象を残す。FSでは、ディズニーのアニメ『101匹わんちゃん』の悪役クルエラがどのように誕生したかを描く映画『クルエラ』の音楽を使う。ワイルドな曲に乗り、トゥルソワの力強いスケーティングが映える。FSは、マックスであれば4種類5本の4回転を組み込む異次元のジャンプ構成。
文:沢田聡子