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枠順とリピーターに注意! 高松宮記念を分析する

2020年3月26日 11:55配信

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2017/3/26 中京11R 高松宮記念(G1) 1着 6番 セイウンコウセイ

今週は日曜中京メインとして春の最強スプリンター決定戦、高松宮記念が行われる。昨年は3番人気ミスターメロディが優勝。2着に12番人気セイウンコウセイ、3着に17番人気ショウナンアンセムが激走し、3連単449万7470円の大波乱となった。今回は高松宮記念をピックアップし、コース改修後の2012年以降・近8年のデータから馬券での狙いどころを探っていきたい。なお、データの分析には、JRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。

■表1 高松宮記念 近8年の人気別成績

まず表1は高松宮記念・近8年の人気別成績。1番人気馬は16年ビッグアーサーら2勝をあげ、複勝率62.5%。2番人気馬は一昨年のファインニードルら2勝で、連対率は62.5%でトップ。3番人気馬は昨年のミスターメロディら2勝で、複勝率は75.0%でトップだ。このうち2・3番人気馬が単勝回収率・複勝回収率ともに100%を超えている。

以下、4・5番人気馬が1勝ずつ。勝ち馬はすべて上位5番人気以内から出ていた。中位人気の6~9番人気馬は【0.2.0.30】で2着2回のみ。10番人気以下は一昨年3着ナックビーナス(10番人気)、昨年2着セイウンコウセイ(12番人気)・3着ショウナンアンセム(17番人気)と近2年続けて馬券に絡んでいる。過去のレース傾向から2・3着には伏兵を狙っていっても面白い一戦といえそうだ。

■表2 高松宮記念 近8年の枠番別成績

表2は枠番別成績。黄色で強調した2枠~5枠に入った馬で大半の7勝をあげ、複勝率も高い。特に2枠に入った馬は昨年のミスターメロディら最多の3勝をあげ、勝率・連対率トップ、複勝率トップタイ。単勝回収率・複勝回収率ともに100%を超えている。4枠の馬も複勝率31.3%で2枠と並んでいる。また、近4年の3着以内馬12頭はすべて馬番3~9番の馬だった。

また、外の7・8枠は勝ち星がなく、2・3着止まり。なお、最内の1枠から好走した馬は12年3着ロードカナロア(1番人気)のみで、不振傾向にある。執筆時点で枠順は決定していないが、内~中央の2~5枠に入った馬には注意したい。

■表3 高松宮記念 近8年の所属別成績

表3は出走馬の所属別成績。出走数が多い栗東所属の関西馬が昨年のミスターメロディら大半の6勝をあげており、連対率11.3%・複勝率15.5%。ただし、3着以内馬15頭中13頭は高松宮記念で上位3番人気以内に支持されていた。例外は13年3着(10番人気)、15年2着(6番人気)のハクサンムーンのみ。

対して、美浦所属の関東馬は17年セイウンコウセイの1勝のみだが、複勝率は関西馬をしのぐ18.2%。また、3着以内馬8頭中5頭は5番人気以下の伏兵だった。近2年10番人気以下で好走した3頭も該当しており、複勝回収率は237%を記録している。

セイウンコウセイは17年1着(5番人気)、昨年2着(12番人気)と、ハクサンムーン同様に複数回好走した、いわゆる「リピーター馬」だった。他にもロードカナロア、レッツゴードンキ、ミッキーアイルも複数回好走しており、リピーターに注意したい一戦だ。

■表4 高松宮記念 近8年の前走レース別成績

表4は前走レース別成績。出走数が多い上位3レースの中で、黄色で強調したシルクロードS組が一昨年のファインニードルら3勝をあげており、複勝率31.8%と他の2レースを引き離している。近4年続けて1頭ずつ連対馬が出ており、15年を除いて毎年1頭は3着以内に入っている。この組は前走1着馬が【1.1.2.2】で複勝率66.7%と非常に高い。

阪急杯組は昨年のミスターメロディら3勝、この組も前走1着馬は【2.1.0.4】で連対率・複勝率42.9%と優秀だ。この組の3着以内馬6頭中5頭は前走で3着以内に入っていた。

出走数最多のオーシャンS組は12年カレンチャンの1勝のみ。17年を除いて毎年1頭ずつ3着以内に入っているものの、連対率5.5%・複勝率12.7%と低い。なお、フェブラリーSの2着1回は一昨年のレッツゴードンキ。同馬は前年の芝1200mG1で2度2着に入るなどスプリント実績があった。

■表5 オーシャンS組の前走着順別成績(近8年)

表5はオーシャンS組の前走着順別成績。意外なことに前走1着馬は1頭も3着以内に入っていない。近3年はいずれも着外に大敗している。対して、前走2着馬は複勝率37.5%と高い。この組の好走馬7頭中6頭は前走2~5着に入っていた。なお、前走10着以下からの巻き返しは厳しい。

■表6 高松宮記念 近8年の前走人気別成績

表6は前走人気別成績。黄色で強調した前走1番人気だった馬が昨年のミスターメロディら最多の4勝をあげ、連対率38.1%・複勝率47.6%と優秀だ。好走馬の多くは前走4番人気以内だったが、前走10番人気以下で好走した3頭はいずれも前走5着以内に入っていた。前走10番人気以下・前走5着以内という馬は【0.2.1.5】で、複勝率37.5%と注意しておきたい存在だ。

■表7 1回中京芝1200m戦の枠番別成績

表7は1回中京開催で行われた芝1200m戦・計5レースの枠番別成績。黄色で強調した内寄りの1~3枠に入った馬が好成績をあげている。特に最内の1枠に入った馬は5レースすべてで3着以内に入っていた。この開催の芝1200m戦は内有利の傾向が出ており、高松宮記念でも内枠に入った馬を重視していきたい。

■表8 今年の高松宮記念の出走予定馬(3/25時点)

今年の出走予定馬は表8のとおり。

上位人気はタワーオブロンドン、グランアレグリア、ダノンスマッシュの3頭だろう。ただし、昨秋のスプリンターズSを勝利しているタワーオブロンドンは1200m戦では一番安定しているが、ダノンスマッシュは昨年の高松宮記念で1番人気に支持されながら4着、グランアレグリアは初の1200m戦と不安が残る。3頭が揃って好走するほど上位人気の信頼度は高くないだろう。

できれば枠番・馬番の確定を待ちたいところだが、上記3頭以外で現時点での狙い目を挙げていく。まずリピーター狙いでは昨年2着のセイウンコウセイと一昨年3着のナックビーナス。セイウンコウセイは過去3度出走して17年1着、昨年2着。一昨年は6着に敗れているが、それでも勝ち馬と0秒3差だった。中京芝1200mの適性が高く、今年も注目だ。ナックビーナスも過去3度出走して、17年は8着、昨年は14着に敗れている。ただし、内枠で流れに乗れば好走できるのが高松宮記念の特徴で、枠順次第では再度の好走があるかもしれない。

他ではダイアトニック、グルーヴィットの両ロードカナロア産駒を推奨したい。ダイアトニックはマイル戦では長く、6勝中5勝を1400m戦であげている。初の芝1200m戦ながら距離短縮は合うタイプだ。前走1番人気も好材料。グルーヴィットは、デビューからダート戦を使われてファルコンS好走という経歴を持ち、昨年優勝のミスターメロディとイメージが被る。昨夏の中京記念を勝利しており、中京芝はベスト。前走から一変があるとしたらこの馬だろう。

上記で推奨した中から内めの枠に入った馬を積極的に狙っていきたい。

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