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東京五輪2020

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「出るからには金メダルを狙う」スケートボード堀米雄斗が語る決意

2020年9月14日 18:00配信

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スケートボードの最前線と言われるアメリカを拠点とする堀米雄斗は、地元開催となる東京五輪で頂点に立つべく才能に磨きをかけている。その才能はどうやって生まれ、どう伸ばしてきたのだろうか。日本での日々、アメリカでの生活を振り返りながら、その秘密を探ってみる。( 文=原山裕平 写真=松岡健三郎)*本インタビューはコロナウイルスの外出自粛期間前に実施されたものです。

(C)Unlim

一番の魅力は“自由” 「スケートボードひとつで世界中の人たちとつながれる」

――スケートボードを始めたきっかけを教えてください。

堀米雄斗 始めたのは6歳くらいです。もともと父がスケートボーダーで、父が滑りにいく公園に僕もついて行ったのが、きっかけですね。最初は座って乗ったりしておもちゃみたいな感じで遊んでいたんですが、教えてもらって乗れるようになると楽しくて、どんどんはまっていきました。1年後くらいには、もう毎日のように父と一緒に滑っていましたよ。

――スケートボードの魅力をどこに感じていますか?

堀米 一番感じるのは自由なところですね。たとえば、スノーボードだったら雪山まで行かないとできないですけど、スケボーはいつでも、どこでもできる。雨が降っていてもスケボーはできますから。それと、スケートボードひとつで世界中の人たちとつながれるのも魅力ですね。

――コンテストに出るようになったのは、いつくらいからですか?

堀米 始めて2〜3年くらいで、ミニランプやバーチカルのコンテストに出るようになりました。当時は、ミニランプはそこそこでしたが、バーチカルは全然ダメでした。その後にストリートも始めたんですけど、初めて出た日本のコンテストではボロボロでしたね。

――日本のトップを目指したいという気持ちは、どれくらいから芽生えたのですか?

堀米 日本でトップになりたいというより、小さいときからずっと世界のプロプレーヤーにあこがれていました。だから、日本でトップになるより世界のトップスケーターになりたいと思っていましたし、今もそこを目標にして頑張っています。

――ちなみに、あこがれていた選手は?

堀米 小さい時はシェーン・オニールとか、ポール・ロドリゲスが好きでした。

――アメリカに行ったのも、そういうスケーターに近づきたい想いがあったから?

堀米 日本のコンテストで勝てるようになってきたので、自然と海外で挑戦したいと思うようになり、周りの人も行ったほうが良いと言ってくれました。もともと昔からアメリカに住みたいと思っていたんです。行くだけじゃなくて、そこに住みたい気持ちが強かったですね。

「アメリカは誰もがあこがれるスケートシーンの最前線」 スケボー漬けの毎日で才能を磨く

――実際にアメリカに行ってみて感じたことはありますか?

堀米 まずスケートパークの規模が、日本とは全然違う。ほとんど無料だし、なおかつ良いセクションもそろっている。天候も乾燥していて雨もそんなに降らない。スケボーをする環境が整っているなと感じました。

――やっぱり、アメリカは恵まれていると感じますか?

堀米 そうですね。場所もそうだし、プロのスケーターも普通に滑っていて、そういうところで刺激を受けましたね。

――アメリカでの生活はいかがですか?

堀米 もう3年くらい経ったんですけど、だいぶ慣れてきました。最初の頃はあまりコミュニケーションが取れなかったんですが、今は楽しくやっています。今でもそんなに言葉はしゃべれませんが、日常会話くらいは分かるようになってきました。ノリで話せるところもあるし、気を使わなくて良い仲間ばかりです。

――スケートボードが中心の生活だと思いますが、具体的にどのような日々を過ごしているのですか?

堀米 スケボーは特にオフとかがなくて、1年中がシーズンなんです。コンテストもいろいろあるのを合わせると年に10回くらいありますが、むしろコンテストよりもストリートがメイン。ストリートの映像を残すというのが大きな目的のひとつで、休みなく日々映像を撮っている感じですね。それをトッププロスケーターはみんな普通にやっているので、純粋にすごいなと思います。

――スケートボード漬けの毎日なんですね。

堀米 そうですね。ほとんどスケートボードと一緒です。たまに、みんなでバスケをやったりしますけど。

――アメリカにはスケートボードの文化が根づいていると思いますが、日本との一番の違いは?

堀米 日本は日本、アメリカはアメリカっていう感じだと思います。日本には日本の良さがありますし、カッコいいスケートシーンももちろんある。だけど、アメリカは誰もがあこがれるスケートシーンの最前線がそこにあるという感じがします。

――日本のスケートボードの現状をどう感じていますか?

堀米 今はオリンピック効果で盛り上がっています。見に来てくれる人も多くなったし、テレビに出させてもらう機会も増えて、スケボーを見たことない人にも知ってもらえるようになってきていると思います。これからもっと盛り上がって、どんどん広まってほしいですね。

地元開催となる東京五輪への思い 「自分のベストな滑りで会場を盛り上げたい」

――オリンピックへの想いを聞かせてください。

堀米 もともとオリンピック競技じゃなかったんですけど、それが急に決まりました。しかも地元の東京で開催されるので、頑張りたいと思います。まずは出場できるように、良い結果を出していきたいです。

――オリンピック競技に決まったときは、どう思いました?

堀米 素直にうれしかったですね。それと同時に、オリンピック自体の想像がつかな過ぎて、どうなるんだろうなという気持ちでしたね。

――その舞台に立ったら、どんなパフォーマンスを見せたいですか?

堀米 自分のベストな滑りをして、会場を盛り上げたい。そして出るからには、当然1位を目指したいです。

――その自信はありますか?

堀米 あります。狙えなくはないので、これからの頑張り次第で結果はついてくると思います。

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