東京五輪2020

セーリング

競技紹介・ルール

セーリング

近代オリンピックが始まった1896年の第1回アテネ大会から採用されているセーリング(実際には天候不良で中止となったため、第2回パリ大会が初開催)。かつては「ヨット」と呼ばれていましたが、2000年シドニー大会から現在の競技名へと変わりました。帆の表面を流れる風によって生まれる揚力を使って水上を滑走するセーリングは、乗る艇種によって種目が異なります。

・レーザー級(男子)
全長4.23mで帆(セール)が1枚のレーザー級は、世界で最も普及している1人乗り用のセーリング艇です。選手それぞれが乗る艇の性能に差がないため、レース中は操作技術と風の影響によって大きく左右されます。

・レーザーラジアル級(女子)
艇体はレーザー級と同じ大きさですが、セールの面積がレーザー級よりも小さいのが特徴です。セールが小さいため失速しやすく、技術とバランスが求められます。

・フィン級(男子)
全長4.5mでセールが一枚のフィン級。レーザー級のヘビー版ともいわれ、体重が重い選手でも荒れた海の上で競技ができるという迫力ある種目です。1952年のヘルシンキ大会から採用されていて、現在の実施種目の中では最も歴史の古いクラスです。

・470級(男子/女子)
2人乗り種目で使われる3枚帆の高速艇で、全長が4.70mあることから470(ヨンナナマル)級と呼ばれています。小柄な体格の選手に適したクラスとされていて、1996年アトランタ大会では日本女子(重由美子・木下アリーシア)が銀メダルを獲得。2004年アテネ五輪では日本男子(関一人・轟賢二郎)が銅メダルを獲得しました。

・49er級(男子)
「フォーティーナイナー」級と読みます。全長4.995mの2人乗りでセールは2枚。セーリング種目の中で高速の平均11ノット(時速約20km)のスピードで争われます。船を操るために艇外に乗り出してバランスを取るのが特徴で、追い風の影響で急加速する艇を扱うテクニックと、接近戦を制する強靭な精神力と体力が求められます。

・49erFX級(女子)
艇体は49er級と同じ大きさですが、セールの大きさを小さくした女性2人用の高速パフォーマンス艇です。49er級に負けないスピード感と操作する選手の姿に目を見張ります。

・フォイリングナクラ17級(混合)
2016年リオデジャネイロ大会から採用された種目で、カタマラン(双胴艇)と呼ばれる艇種を男女混合で操作します。「フォイル」という名の水中翼がついているのが大きな特徴で、水流を受けると飛行機の翼のように揚力が生まれ、その力で船体が海面から浮き上がり、水の抵抗が減ることで最高速度はセーリング種目最速の時速50kmにまで達します。しかし船の操作が難しく、新しく生まれた艇であるため各国とも模索中の段階とのこと。いち早く特徴をとらえ的確な操作技術を身に付けることで、一気にメダル獲得のチャンスが生まれる可能性があります。

・RS:X級(男子/女子)
「アールエスエックス」級と読むこの種目は、2008年北京大会からウィンドサーフィン部門の種目として採用されました。全長は男女とも同じですが、セールの面積は女性用が1平方メートルほど小さいのが特徴です。

2019/01/11 配信

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