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東京五輪2020

5人制サッカー

見どころ

5人制サッカー

視覚に障がいのある選手が行う5人制サッカーですが、本当に見えていないのかと思ってしまうほどの正確なパスや華麗なドリブル、強烈なシュート、激しいタックルなどが随所に見られ、視覚以外の感覚を究極に高め合ったチーム同士がぶつかりあう姿は圧巻です。

特に音に対する反応は非常に敏感で、足音や息づかい、ウェアのこすれる音などが聞こえた瞬間、パスやドリブル、ディフェンスなど局面を打開する動きが展開されます。また、相手に自分の動きを悟られないように音を使ってフェイントをかけたり、音を消すため上空にボール高く蹴り上げたりするなど、音の有無を活かしたさまざまな駆け引きも行われます。相手選手のにおいや風向きなど音や声以外の感覚を働かせるのも情報収集をする上で重要なポイントで、さまざまな情報を頼りに選手たちの頭の中ではピッチ全体を正確に把握できる空間認知能力を高め続けています。

両側のサイドライン上には、高さ1mほどのフェンスが並んでいるのも5人制サッカーの特徴です。ボールが外に出ないために設置されており、フェンスの跳ね返りを利用してパスを出したりドリブル突破を仕掛けたりすることも認められています。フェンスを触って自分のいる位置を確認することもできるため、フェンスを使った攻防も見逃せません。

音と仲間の声が重要となるこの競技は静寂の中でプレーすることが求められる5人制サッカーを観戦する上のマナーとして、ゲームが動いている間は心の中で声援を送り、ゴールが入った瞬間やハーフタイム、選手交代、タイムアウトなど試合がストップしている時間帯にのみ大きな声援を選手たちに届けましょう。

パラリンピックでは2004年アテネ大会から正式競技となって以来、過去4大会すべてで金メダルを獲得しているのがサッカー王国のブラジルです。その中心選手が「ブラインドサッカー界のメッシ」と称されるリカルド・アウベス。類まれな聴覚と高い空間認識能力により変幻自在の高速ドリブルを実現させ、ブラジル勝利の立役者となっています。そのブラジルの後を追うのが南米のライバル・アルゼンチンと、スペインやフランスのヨーロッパ勢。イラン、中国のアジア勢も過去の大会でメダルを獲得しました。

一方日本は、パラリンピックの出場はこれまでなく、今回の東京2020大会が初の大舞台となります。かつてブラジルとの親善試合でゴールを奪った川村怜がチームの大黒柱として君臨し、元Jリーガーでゴールキーパーの榎本達也が5人制サッカーの挑戦を表明しており、さらに注目度の増した日本代表の活躍に目が離せません。

2019/04/10 配信

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