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注目選手紹介
ジャバ・ブレグバゼ
ジョージア
注目ポイント!「世界最強スクラム」の中心選手
ジョージアのラグビー界のパイオニアであり、同国代表のお家芸を支えるリーダー格でもある。2019年、ジャバ・ブレグバゼが馴染みのある日本でワールドカップに挑む。
同国首都のトビリシ出身。首回り、肩、胸筋、腰を隆起させ、スクラム最前列中央のフッカーを務める。2008年にジョージア代表としてデビューして以来、同国の力自慢を束ねてきた。ワールドカップには2011年、2015年と連続で出場中だ。日本代表のリーチ マイケル主将が「ジョージア代表はスクラムならティア1(強豪国と同等)」と証言するように、その強力なパックは日本にとどまらず、世界の強豪国をも驚かせてきた。
フランスやイングランドのプロリーグでも揉まれてきたブレグバゼが、列島へ近づいたのは2018年。国際リーグのスーパーラグビーへ日本から参戦する、サンウルブズへの加入が決まったのだ。当時のジェイミー・ジョセフヘッドコーチは、兼務していた日本代表の指揮官として2016年11月に対戦したブレグバゼに着目。チーム力を高めうる逸材として白羽の矢を立てたのだ。
かくしてジョージア人初のスーパーラグビープレーヤーとなったブレグバゼは、強靭な身体を活かした突進やボール奪取、長谷川慎スクラムコーチ(2018年まで)のシステムを踏まえたスクラムワークを披露。2019年までの2シーズンで存在感を発揮してきた。
母国語のほかに英語、フランス語、ロシア語も話せるスクラム職人は、サンウルブズが低迷するなかでも「うちのチーム(サンウルブズ)にはいろいろな国から選手が来ていて、それぞれ家に帰れず同じホテルに住んでいる。こちらでは皆が家族になり、ホテルから練習場へ一緒に出掛け、合間にはパソコン(プレー映像)を見合ったり。オフフィールドでの頑張りをパフォーマンスにつなげたい」。複数の国から選手が集まるサンウルブズの文化、さらにはワールドカップ開催国という日本の風土に触れたことを前向きに捉えていた。
ウェールズ代表やオーストラリア代表などと戦う今度のワールドカップでは、2年間の日本滞在経験をチーム作りに活かしたい。
(文=向 風見也)
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