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瞑想をするときの姿勢や服装は?
瞑想するときは座ってやらなくちゃいけないんですか?服装に決まりはありますか?
最近こんな質問をよく受けます。
実は瞑想をするときに絶対にこういう姿勢、こういう服装をしなければならない、というのはありません。
ただ、瞑想に適した姿勢、瞑想をやりやすくする服装については、コツのようなものがあるようです。
今回はヨガの考え方を踏まえながら、瞑想の姿勢と服装についてお話していきます。
瞑想にはカタチより質が大切
ヨガの重要な文献であるヨーガスートラには、瞑想の姿勢についてこう記されています。
ヨーガスートラ2章46節
安定していて、快適な姿勢がヨガのアーサナ(坐法)です
アーサナとは、サンスクリット語というインドの古い言葉で「坐法」を指します。
現代ではアーサナはヨガのポーズと訳されることが多いですが、本来の意味は皆さんが想像するカラダを動かすヨガのポーズのことではなく、瞑想のための座り姿勢を指します。
また、この一文から伝統的には瞑想は座って行うもの、と考えられますが、瞑想の種類によっては動きながら行うもの、寝た姿勢で行うものなど様々です。
大切なのは、姿勢の「カタチ」ではなく「質」。
安定していて、快適であること、これが瞑想の姿勢に必要な質です。
安定とは、どっしりと地面に根づいていること。
快適とは、リラックスしているけれど、ぼんやりしていないこと。
瞑想の目的は、心を落ち着かせることです。
カラダが不安定であったり、痛みや不快感があったりしたら、心はそれに囚われて、落ち着くのは難しくなりますよね。
瞑想に適した服装は?
これから20分間座って瞑想すると想像してみてください。
カラダを強く締め付けるような服装、長く座ったときにシワが気になってしまうような服装で20分間安定して快適に座っていることができそうでしょうか?
パーティに行くような華やかな服装、大事な仕事に向かうときのビシッと整った服装で心は落ち着くでしょうか?
瞑想には、カラダへの締め付けのない、自分自身がリラックスしていられる服装が適していそうですね。
ただ、いくら自分がリラックスできる服装だからといっても、清潔でない服装は瞑想に適していません。ヨガの考え方の中には、「カラダや環境を清潔に保ちましょう」というものがあります。
自分のカラダを清潔に保ち、生活や仕事をする場所、ヨガや瞑想をする場所を整えておく、ということです。
心が忙しいとき、服装に構わなくなったり、デスク周り、部屋、カバンに中が汚くなったりしませんか?
心とカラダはつながっているので、心の状態がカラダや周りの環境に現れることがあります。逆にイライラしたとき、掃除をするとスッキリした気分になった経験はないでしょうか?
清潔な服を着て、片付いた場所で瞑想したら、心や頭の中もよりスッキリしそうですね。
ポーズも瞑想も、大切なのは安定で快適なこと
最初にお話した通り、瞑想をするときに絶対にこういう姿勢で、こういう服装をしなければならない、というのはありません。
ドレスやスーツ姿で瞑想することに意味がないということは決してなく、逆に緊張する場面や重要な仕事の時、瞑想の習慣は私たちの助けになってくれます。
瞑想を習慣化できるようになれば、どんな場所や服装であろうと、心は落ち着きやすくなります。
まずはハードルを上げずにやってみること。
瞑想のコツは、安定と快適。
あぐらでも、イスに座っていても、仰向けになっていても、安定していて、快適な質を見つけることができれば瞑想は可能なのです。
1日1回、瞑想で心を洗おう
朝起きてから寝るまで、毎日いろんな出来事が通り過ぎていきます。楽しいことや、嬉しいこともあれば、イライラしたりモヤモヤしたりして心がちょっと疲れてしまうこともありますね。
でも、それは自然なこと。大切なのは、そういった感情を溜め込むことなく日々リセットすることです。その手段としておススメしたいのが「瞑想」の習慣化。
1日1回「瞑想温泉」に、どっぷりつかって心をきれいに洗い流しましょう。
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