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瞑想で自律神経が整うと聞きました。どうしてですか?
「瞑想をすると自律神経が整うと聞いたんですが本当でしょうか?」
こんなご質問をいただきました。
答えは「YES」です。
カラダがだるい、よく眠れない、頭痛がする…病気まではいかなくても自律神経の乱れによるお悩みを抱えた方は多いのではないでしょうか?
今回は自律神経と瞑想についてお話ししていきます。
そもそも自律神経ってなに?
健康に関するテレビ番組や、雑誌やメディアでもよく特集が組まれる「自律神経」。
そもそも自律神経って何なのでしょうか?
自律神経は、呼吸、体温調節、内臓の活動など私たち人間が生きていくのに必要な機能を自動的に維持、コントロールしてくれもので、「交感神経」と「副交感神経」の2つに分けられます。
交感神経は活動の神経で、心拍数を上げたり、筋肉を収縮させたり、カラダを活動的に動かす時に強く働いています。
副交感神経は休息の神経で、心拍数を下げたり、筋肉をゆるめるなど、カラダをリラックスさせる時に強く働いています。
車で例えるなら交感神経はアクセルで、副交感神経はブレーキのようなもの。アクセルとブレーキが必要な時に上手く働かなければ、車は事故を起こしてしまいます。
活動時は交感神経、休息時は副交感神経、2つの神経が上手く働き、その切り替えがスムーズにできる。それが自律神経のバランスが整っている状態といえます。
なぜ自律神経が乱れるのでしょうか?
交感神経、副交感神経の正しいバランスが崩れることが自律神経の乱れです。
どちらか過剰に働きすぎたり、両方の働きが弱かったりすることで、自律神経にコントロールされているカラダの機能にも不調が起こります。
自律神経のバランスが乱れる原因は様々です。
まずはストレスや過度の緊張。ストレスが強くなると交感神経が過度に強くなり、アクセル全開でブレーキが利かない状態になります。
短期的なストレスは集中力を生みますが、長期になると心身の不調につながります。
昼夜逆転の生活や食事の時間が不規則なことも、自律神経のバランスを乱す要因のひとつ。
さらに天気や気温、気圧の変化など外的要因でも自律神経のバランスは変化します。
ではなぜ、瞑想が自律神経の乱れに効果があるのでしょうか?
瞑想が自律神経を整える理由(1):深い呼吸になる
瞑想をする時、意識的に呼吸に意識を向け、瞑想しているうちに自然と深く落ち着いた呼吸になっていきます。
この【呼吸】が自律神経と大きな関わりがあります。
自律神経は自分の意思でコントロールすることはできませんが、【呼吸】は自律神経に支配されながらも自分でもコントロールすることができます。
深い落ち着いた呼吸は副交感神経を優位に働かせます。
逆に浅い呼吸は交感神経と関連しています。
緊張した時に、深呼吸すると気持ちが落ち着いた経験があるかもしれません。
呼吸をコントロールすることが、自律神経のバランスを整えるのに効果的なのです。
瞑想が自律神経を整える理由(2):ストレスを受けにくくなる
脳には、ストレスを受けた時に活性化する扁桃体という部位があります。
この扁桃体がストレスに反応すると、視床下部という自律神経のコントロール部位から交感神経を優位にされる指令がでます。
瞑想を続けることで、この扁桃体が縮小されストレスが生じにくくなることがわかっています。
つまり、瞑想を続けることで自律神経が乱れにくくなるのです。
1日1回、瞑想で心を洗おう
朝起きてから寝るまで、毎日色々な出来事が通り過ぎていきます。楽しいことや、嬉しいこともあれば、イライラしたりモヤモヤしたりして心がちょっと疲れてしまうこともありますね。
でも、それは自然なこと。大切なのは、そういった感情を溜め込むことなく日々リセットすることです。その手段としておススメしたいのが「瞑想」の習慣化。
1日1回「瞑想温泉」に、どっぷりつかって心をきれいに洗い流しましょう。
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