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アーユルヴェーダの体質別!ヨガのポーズで「だるい梅雨」を乗りきる方法♪
梅雨時期のツライ、だるいは、バランスの乱れから
ゴールデンウィークも終わり、自然界は梅雨の季節に入りますね。
この梅雨時期になると、なんだか体調が芳しくないという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回はアーユルヴェーダの視点から、梅雨に起きる不調を整える方法をお伝えいたします。
アーユルヴェーダによく出てくる「ドーシャ」って?
さて、皆さんは「ドーシャ」という言葉を聞いたことがありますか?
アーユルヴェーダではこの世界に存在するものは空、風、火、水、地という五大元素から成り立っており、その五大元素から2つの元素の組み合わせにより「3のドーシャという生命エネルギー」が存在すると考えます。
「ドーシャ」とは『不純なもの』という語源からきています。
ただ、この不純なものも、私たちのカラダを構成する要素でもあり、これらのドーシャが私たちの体調にも影響し、体調不良を引き起こす原因になるとも言われています。
ドーシャの特徴と、その役割
それでは、「3つのドーシャ(生命エネルギー)」の特徴について簡単に説明していきますね。
Vata:ヴァータ/空と風の元素
冷性・軽性・乾燥性・粗性・動性という性質を持ち、全ての動きや運搬、神経伝達、呼吸、循環器、排泄などの運搬機能を司る『運搬のエネルギー』。
Pitta:ピッタ/火と水の元素
熱性・軽性・鋭性・液体性という性質を持ち、消化、吸収、代謝、体内の化学変化などの機能を司る『変換のエネルギー』。
Kapha:カパ/水と地の元素
冷性・重性・緩慢性・停滞性という性質を持ち、体液や粘液、潤滑液などカラダの潤い、肉体の成長や構造、体力維持などの『結合のエネルギー』。
この「3つのドーシャ」が必ずカラダに存在しています。そして生まれ持って持ち合わせたドーシャバランスは人によって違うため個人の体質も、現れる不調もそれぞれ違うのです。
アーユルヴェーダでは、その人にとってドーシャの良いバランスが保たれている状態を「健康」、バランスが乱れている状態を「病気、不調」と考えます。
ではまず皆さんが、どんなドーシャを持っていてどんなバランスなのか、知ることからはじめてみましょう。
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ドーシャが乱れる原因には法則がある!?
ドーシャバランスが乱れる原因には簡単な法則があります。
それは、ドーシャが持つ性質と同じ性質ものが過剰になることで、ドーシャバランスが乱れ反対の性質を減らすことでドーシャバランスを整えるという法則です。
例えば風が吹きすぎることで、風を司るヴァータドーシャの冷たいという性質と乾燥性が増え、冷え性や乾燥肌という形でカラダに現れてくるようになります。
ドーシャのバランスをとるにはどうしたらいい?
アーユルヴェーダでは、梅雨の季節はすべてのドーシャ(生命エネルギー)のバランスが乱れると、考えられています。
では、この梅雨の時期に感じるだるさを軽減したり、梅雨時期のドーシャのバランスを整えるにはどうしたらいいのでしょう?
アーユルヴェーダでは食事やオイルマッサージ、呼吸法など多くのアプローチ方法があります。その中でも今回は、呼吸法とヨガのポーズに注目し、カラダのバランスも整えることができる「ドーシャ別おススメのヨガポーズ」を紹介します。
それぞれのドーシャの不調の特徴とともに見ていきましょう!
■ヴァータのエネルギーが乱れている方におススメ
梅雨の時期は気温の変動も多くカラダが冷えやすい時期。
風は冷たく色々なところに吹きまわるため頭の中は不安になったり落ち着きがなくなったりします。
そんな時はヴァータドーシャが過剰になっている合図。
頭に膝をつけるポーズのように、前屈のポーズは不安定な神経を落ち着かせてくれ、座位のポーズは心を落ち着かせてくれるでしょう。呼吸はゆっくり規則的に行いましょう。
■ピッタのエネルギーが乱れている方におススメ
プレイヤーズツイストのポーズ(パリヴルッタパールシュヴァコーナーサナ)
梅雨の時期は水のエネルギーが増え消化の火が弱まり消化力も落ちピッタドーシャも乱れがちに。
心がイライラとし始めたら火のエネルギーが増えすぎている証拠です。
プレイヤーズツイストのポーズのような、ツイストのポーズを取ることで、胃腸や肝臓などに程よく刺激し代謝も消化力アップが期待できます。
また、下半身の大きな筋肉も力強く使うことで血流が促されカラダの循環がよくなることで消化力アップに効果的です。
ピッタのエネルギーが乱れている方は、プレイヤーズツイストのポーズを行うことで、カラダが整うと思考の循環もよくなりイライラした心も軽く穏やかになるでしょう。
ポーズを行う時は、ポーズの形にとらわれず、呼吸は吐く息を長めにすることで心のクールダウンにつながります。
■カパのエネルギーが乱れている方におススメ
心が鬱々と感じたり動きたくないな、と感じたらカパドーシャが過剰になっている証拠です。
梅雨の時期は、カラダが重たく傘を持ったりすることで背中が丸まり、胸が閉じやすいため、胸を開き胸に適度な刺激をプラスしましょう。
カラダが重たく感じたら、呼吸で息を吸う時は胸が開くようにたっぷり空気を取り込み、息を吐く時は腹圧をかけながらゆっくりと吐きましょう。
リズミカルに呼吸を繰り返すことで重くなりやすいカラダと心に軽さが加わり、ドーシャのバランスが整ってきます。
梅雨の時期はもちろん、梅雨がはじまる前から、普段の生活に取り入れることでさらに不調を予防することができます。
まずはできるところから。予防医学として注目されているアーユルヴェーダの知恵を、生活に取り入れて、快適な毎日を過ごしましょう。
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