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【連載】インドの神様を知ろう(3) 才女で弁財天の「サラスヴァティー」
才女で弁財天の「サラスヴァティー」
由来は実存したサラスヴァティー河という川の神様とされています。川があるところには、文明が栄えますよね、学問と芸術の神様として崇められています。
日本では馴染みある七福神の一人、弁才天とはサラスヴァティーのことなのです!サラスヴァティーはヴィーナという弦楽器を持ったお姿で描かれますが、弁才天も同様に琵琶を持っていらっしゃいますね。
インドの神様は日本へいらしていてとっくに知っていた!なんてことがあり面白い発見と出会いがあります。
世界の創造神ブラフマーがこの世の秩序を創るために言葉を紡ぎ、それをまとめヴェーダ(聖典)を創作しました。
ヴェーダに書かれていることは、音と文字により後世へ受け継がれていますが、その文字を発明したのはサラスヴァティーなのです。
言葉によって考えや気持ちを表現することができて他者とコミュニケーションをとることができます。また、正しい知識や情報を受け取ることもできますので社会を築くための大発明です。
『言葉』といえば、言霊(ことだま)というものが宿るとされていますが、皆さんは言霊を受け取った経験はあるでしょうか?
「その通りのことがおこるから、叶えたいことを発しよう」
「自分が言ったことは、そのまま自分に返ってくる」
などと、そういえば親兄弟、先生から教えてもらったことがあったな…と。ヨガにも同じ教えが残されているんです。
なので、自分も周りも気分が前向きになるような言葉を選んで使っていくことは、言葉のヨガとも言えます。
サラスヴァティーの潤しい姿を想像してみて‥まるで美しい旋律を奏でるように心地が良いと感じる声の色で‥言葉を出してみると、どんな感じがしますか?心も満たされる感じ、本心に気付くことができます。
「後で絶対やるから!」と言って、1週間放置‥(あるある。)
「とっても元気!!」本当は、今日悲しい気分…(うんうん、あるある。)など
思っていることと言葉が噛み合わないときはありませんか?
余計な考えが巡り、自分を何気な~く傷つけ、心もカラダも疲れさせてしまうという教えがヨガにはあるんです!
まずは、自分の発した言葉をよ~く聞いてどんな感じがするかを感じてみましょう。
「こんにちは。」「いただきます。」など
馴染みのある言葉に耳を澄ましてみるだけ。
自分の声ってなかなか聞かないので、とっても新鮮な感覚がするはず。
こんな声をしているんだ~と。
その言葉を発した自分は、どんな気持ちでいるのか、たくさんの自分の想いに気が付くことでしょう。
そして、相手にとっても心地よく感じてもらえるように声のトーンやスピードを選んで言葉を発してみてください。
<サラスヴァティーマントラ>
Om sri Sarasvatyai namah
オーム シュリー サラスヴァッテャイ ナマハ
Sri…敬愛する、素晴らしい
Sarasvatyai…サラスヴァティー神
Namah…帰依する、祈願する
お勉強や仕事が捗ります。思っていることを伝えたいときにおススメ。
朝起きて「おはようございます」の1日の最初の言葉を発する前に、心の中で唱えて、サラスヴァティー神を言葉に宿しましょう。
言葉の神様サラスヴァティー神が見守っていてくれていますので、障害と思えることから解放されるように導いてくれます。
いかがでしたか?知れば知るほど知りたくなる【連載】インドの神様シリーズ。
次回は、みんなが振り向く絶世の美男子「クリシュナ」を届けします。
どうぞお楽しみに!
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