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東洋医学の視点から見る「体質改善」その2 生まれたときの情報=運気
皆さん、こんにちは。「羅さんの未病予防ってなぁに?」東洋医学普及活動家の羅予澤(らよく)です。
東洋医学の考え方をもとに、未病予防や体質改善について、さまざまな事例を交えてご紹介していきますね。
~体質に影響する、外因と内因について~
前回は、「東洋医学の視点から見る「体質改善」その1 親子の体質」についてご紹介しました。
今回は、体質に影響する先天要素の一つ、運気(五運六気)についてお話します。
東洋医学では、病気の原因について様々な考えがあります。
【一番目】
病気は「気」の病いですので、一番影響するのは外因です。
なぜなら、自然の一部として、人体がまず外気(自然の気)の影響を常に受けています。
【二番目】
そして、二番目の原因は、内因にあります。
情緒によるカラダの中の気血水の状態に与える影響です。
【三番目】
最後、三番目の原因は、生活習慣、いわれる不内外因です。例えば、食習慣、生活環境、考え方、心の持ち方など。
まず、外因として、私たちが生活する地球は、太陽と月との位置関係、五大惑星との位置関係からの影響により、地球上の天の六気(風熱暑湿乾寒)と地の五行(木火土金水、五運ともいう)が常に変わります。
この変化を図るため、干支という記録システムがあります。
年、月、日、時の単位を十天干と十二地支で表記し、時間と空間における自然の気の変化を図ります。
よって、人が母体からこの世に生まれてきた時に、その生年月日時によって、異なる時空の情報、五運六気の情報がカラダに刻まれるという東洋医学の思想があります。
その時々の時空の変化に伴って五行の生剋関係をはじめとする諸要素は変化し、その人の体質を作ってしまいます。
生まれた時の時空の情報、五運六気の情報が合う環境であれば、体調もよいし、諸関係もうまく運ばれますが、その逆であれば、体調も悪く、人間関係もうまくいきません。
<参考>
例えば、2018年の干支は戊戌で、歳運は太火。
1960年生まれの人の生まれ年の干支は庚子。
歳運は金の気が行き過ぎた状態です。
五行の生剋関係では、火剋金です。
ですから、1960年7月以降から1961年の旧正月朔日までに生まれた人々にとって、2018年は厳しい年になります。
そして、2019年の干支は己亥、 歳運は少土(土の気不足)です。
五行の生剋関係では、土生金で、土の気不足の時、金の気も弱いので、2019年も楽な年とは言えなかったはずです。
なので、普段から養生していなかった人は、2018年から2019年に体調が芳しくない状況に見なわれるリスクが高かったといえます。
自分の生まれた時の運気(五運六気)を知ることも、健康で快適な生活を送る一つの道しるべになります。
次回は、「運気と体質と病気の関係」についてご紹介します。
お楽しみに♪
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