棚橋が飯伏との魂の真っ向勝負に激勝！
怪物コブが超人オカダを豪快に撃沈！
怒りMAXの矢野が大乱戦を制しKOPW奪還！
YOHを仕留めたSHOが衝撃のBULLET CLUB入り！
Jr.ヘビー前哨戦はイーグルスに凱歌！
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9月4日（土）、『カードファイト!! ヴァンガード overDress Presents WRESTLE GRAND SLAM in MetLife Dome』が開催された。約7年ぶりとなるメットライフドームでの二連戦、その初日はメインの棚橋弘至vs飯伏幸太のIWGP USヘビー級王座戦を中心に熱闘が続出した。
第1試合はスペシャルタッグマッチとして、翌日の9.5メットライフドームでIWGPジュニアヘビー級王座戦を行なう王者のロビー・イーグルスと挑戦者の高橋ヒロムが、それぞれタイガーマスク、この試合が復帰戦となるBUSHIをパートナーに前哨戦。両チーム共に息の合ったチームプレーでつばぜり合いを見せる中、ヒロムはイーグルスを挑発するようにロン・ミラー・スペシャルをタイガーに繰り出す。終盤、タイガーがトペ・スイシーダでヒロムを分断すると、最後はイーグルスがロン・ミラー・スペシャルでBUSHIからギブアップ勝ちを収めた。
第2試合はスペシャルシングルマッチ、YOHとSHOによる因縁の対決が実現。長らくROPPONGI 3Kとしてタッグを組んできた両者だが、8.16後楽園の『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2021』公式戦で、SHOがYOHに決別のショックアローを見舞い分裂。その遺恨を引きずるかたちで実現した若手時代以来の一騎打ちは、YOHがゴングを待たずに奇襲攻撃。だが、SHOもラフファイトを軸に応戦する。終盤、SHOはYOHにローブローをお見舞いすると、パイプイスで脳天に一撃。最後は変形の三角絞めでレフェリーストップ勝ち。試合後、SHOにEVILたちと結託、まさかのBULLET CLUB入りを果たした。
第3試合は「KOPW 2021」保持者のチェーズ・オーエンズに前・保持者の矢野通が挑む争奪戦。今回の特別ルールはファン投票の結果、矢野提案の「NO－DQ I QUIT MATCH」に。前哨戦で追い込まれ、怒りMAX状態の矢野は、GBH時代を彷彿させる金髪姿で登場。そして入場時のオーエンズに襲いかかり、さまざまなアイテムを用いて「「I QUIT」を迫る。だが、オーエンズも負けじと徹底抗戦。大乱戦の中、矢野はテーブル上への鬼殺しを敢行。そしてオーエンズを手錠でロープに固定し、ハサミを顔面に突き立てると、ついにオーエンズは「I QUIT！」。矢野がKOPWを取り戻した。
第4試合はスペシャルシングルマッチとして、オカダ・カズチカとジェフ・コブが激突。7.25東京ドームでオカダの一瞬の丸め込みで敗れたコブの要求により、今度はメットライフドームを舞台に第2ラウンドを迎えた。オカダはコブのパワーに対し、インサイドワークで対抗。場外戦では鉄柵超えのダイビングクロスボディを繰り出すが、これをコブはキャッチするとブレーンバスターで叩きつける荒技を披露する。しかし、オカダは旋回式のツームストンパイルドライバーを決め、さらに雪崩式のツームストンパイルドライバーを狙う。これを切り抜けたコブは、逆に雪崩式ツアー・オブ・ジ・アイランドを豪快に炸裂。すかさずツアー・オブ・ジ・アイランドにつなぎ、オカダを撃破した。
メットライフドーム二連戦の初日のトリを飾るのはIWGP USヘビー級王者の棚橋が飯伏を迎え撃つ初防衛戦。誤嚥性肺炎による体調不良で欠場中だった飯伏は棚橋の逆指名を受けて、約2カ月ぶりの復帰戦で、いきなりベルトの懸かった大一番に臨むことに。飯伏はゴング前から涙を流し、感極まった表情。試合が始まると、棚橋は厳しいヒザ攻めを敢行。だが、飯伏も必死に反撃し、華麗なバミューダトライアングルを決める。その後も両者は熱のこもった真っ向勝負を展開。終盤、飯伏は棚橋のハイフライフローをヒザで迎撃すると、一気にカミゴェを炸裂。しかし、棚橋も意地を爆発させ、最後はハイフライフローで飯伏を振り切り、ベルトを守り抜いた。
試合後、両者は涙。飯伏は座礼を見せてからリングをあとに。棚橋は「飯伏、お帰り！ まだまだ夢の続きあるだろ」とエールを送ると、最後はエアギターからの「愛してま～す！」で大会を締めくくった。
そのほか、第0試合では女子プロレス団体スターダムが提供試合を実施。Queen’s Questの渡辺桃&上谷沙弥組が、ドンナ・デル・モンドの舞華と身長177cmの新人、レディ・Cのタッグと対決。それぞれが持ち味を発揮したタッグマッチは、上谷が鮮やかなフェニックス・スプラッシュでCを沈めた。
また、第3試合終了後には2022年の『WRESTLE KINGDOM』三連戦として、1.4&1.5東京ドーム、1.8横浜アリーナ大会が発表された。
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