デスペが粘るアキラに壮絶ギブアップ勝ち!
石森はヒロムに無念のレフェリーストップ負け…
イーグルスがモロニーのパワーの前に撃沈!
KUSHIDAは騙し討ちのSHOを返り討ち!
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5月21日(日)、東京・後楽園ホールにて『BEST OF THE SUPER Jr.30』第8戦が開催された。今大会ではAとB、両ブロックの公式戦(全10試合)が行なわれた。
いよいよジュニアの祭典も大詰め、残す公式戦は二つ。現在はAがラッシュ、ヒロム、石森、ベイリーが5勝2敗で首位タイ。同じくBもデスペラード、YOH、ワト、イーグルスが5勝2敗で首位に並ぶ混戦状態に。
第1試合はAブロック公式戦、DOUKI(3勝4敗)vsティタン(4勝3敗)。空中技で躍動するティタンに対し、DOUKIはイタリアンストレッチNo.32で対抗。そしてDOUKIはスープレックス・デ・ラ・ルナを狙うが、切り抜けたティタンがジャベ・インモルタルで捕らえ、ギブアップ勝ちを収めた。
第2試合はBブロック公式戦、金丸義信(2勝5敗)vsクラーク・コナーズ(3勝4敗)。コナーズのパワーに金丸は手を焼くも、膝攻めで勝機を探る。終盤には場外で4の字固めを仕掛け、リングアウト勝ちを狙う場面も。だが、最後はコナーズがスピアーからのNo Chaserで金丸を粉砕した。
第3試合はAブロック公式戦、KUSHIDA(1勝6敗)vsSHO(3勝4敗)。5.19青森でKUSHIDAに「正々堂々と戦います」と宣言していたSHOは、開始から正攻法を見せる。だが、途中で当然のように無法ファイトに切り替えると、ケビン・ナイトが救出に登場。ナイトがEVILを捕らえたスキに、KUSHIDAはホバーボードロックでSHOを仕留めた。
第4試合はBブロック公式戦、マスター・ワト(5勝2敗)vsBUSHI(1勝6敗)。首位争いに食い込んでいるワトと対照的に、苦しい星取りのBUSHI。意地を示すように得意技を繰り出し、終盤にはMXを発射。だが、ワトはドロップキックで撃墜すると、旋風脚からの通天閣ジャーマンで勝利をゲットした。
第5試合はAブロック公式戦、田口隆祐(0勝7敗)vsマイク・ベイリー(5勝2敗)。勝ち星には恵まれないものの、ここまで強さを示している田口は、足攻めでベイリーを追い込む。だが、最後は丸め込みの応酬でベイリーが勝利。田口はついに8連敗に。
第6試合はBブロック公式戦、ロビー・イーグルス(5勝2敗)vsダン・モロニー(2勝5敗)。すでに負け越しが決定しているモロニーだが、底力を見せるようにイーグルスをパワーで攻め立てる。イーグルスも細やかなテクニックで崩しにかかるが、終盤のアサイDDTをモロニーは空中で捕獲。そこから一気にドリラ・キラーで突き刺し、イーグルスを葬った。
第7試合はAブロック公式戦、リオ・ラッシュ(5勝2敗)vsTJP(4勝3敗)。世界に名を轟かすジュニア戦士の両者は、序盤からスピーディー&スリリングな目まぐるしい攻防を展開。TJPはパートナーであるフランシスコ・アキラのファイヤーボールまで繰り出すが、ラッシュは徹底抗戦。最後はラッシュアワーからのファイヤーボールで大接戦を制した。
第8試合はBブロック公式戦、YOH(5勝2敗)vsケビン・ナイト(3勝4敗)。ナイトは北側ステージ上からのトペ・コンヒーロをはじめ、ダイナミックな攻撃で場内をわかす。しかし、YOHもインサイドワークを駆使してダメージを蓄積させる。終盤、Spike DDTをトラースキックで切り抜けたYOHが、最後はDIRECT DRIVEでナイトを沈めた。
セミ(第9試合)はAブロック公式戦、高橋ヒロム(5勝2敗)vs石森太二(5勝2敗)。これまで何度も死闘を繰り広げてきた両雄は、開始から緊張感あふれる攻防を展開。試合はどんどん熱を帯びていくも、ラリアットの相打ちで倒れた石森の肩を確認したレフェリーは、試合続行不可能と見なしストップ。不完全燃焼ながらもヒロムが勝ちを拾った。
メイン(第10試合)はBブロック公式戦、エル・デスペラード(5勝2敗)vs フランシスコ・アキラ(4勝3敗)。両者にとって待望の一騎打ちが実現。アキラは持ち前のスピードを駆使して、デスペラードの牙城に迫る。だが、デスペラードはラフファイトと膝殺しで応戦。終盤、ヌメロ・ドスでグロッキー寸前のアキラを見て、セコンドのTJPはタオルを投げる。だが、アキラはそれを場外に投げると、意地の反撃を見せる。だが、最後はデスペラードがヌメロ・ドスで粘るアキラからギブアップ勝ち。
試合後、デスペラードは「『SUPER Jr.』1回も優勝したことない。今年はしなきゃいけない」と、悲願の初優勝への決意を見せた。
これでAブロックはラッシュ、ヒロム、ベイリーが6勝2敗で首位タイ。そしてBはデスペラード、YOH、ワトが同じく6勝2敗で首位に並ぶ展開となった。
『真夜中のレッスル&キングダム』次回は、TJP選手が初登場!今回は「KUSHIDA選手(後編)!“兄”の導きで高田道場入り!米国でリーグ戦がない理由は? 」