dmenuスポーツ

ラグビー

コラム

サンウルブズ最終戦を見逃すな!金正奎選手の素顔と決意

2017年7月14日 12:32配信

記事提供:

金正奎選手
©JSRA photo by H. Nagaoka

 7月15日(土)、ホーム秩父宮で最終戦に挑むサンウルブズ。今回はサンウルブズの一員であり、普段はトップリーグ、NTTコミュニケーションズシャイニングアークスで活躍している金正奎選手をご紹介する。 
サンウルブズ選手応援記事はこちら

1.キャプテンシーに期待!金正奎選手に迫る

 7月15日(土)にシーズン最終戦に挑むサンウルブズ。今回はチームの一員であり、普段はNTTコミュニケーションズシャイニングアークスでキャプテンとして活躍している金正奎選手を紹介する。彼のプレースタイルはもちろん、プライベートな一面にも迫っている。また最終戦に対する意気込みを金選手本人が語ってくれた。

2.NTTコミュニケーションズシャイニングアークスとは

 まず初めに、金選手が所属するNTTコミュニケーションズシャイニングアークス(以下、NTTコム)について紹介したい。2017年にトップリーグ8シーズン目を迎えるNTTコムは、昨シーズンは史上最高の5位という成績を納めた。2014年シーズンからヘッドコーチにU20NZ代表ヘッドコーチ経験もあるロブ・ペニー氏を迎え、シーズンごとに順位を上げているチームだ。プレーの特徴としてはボールを大きく動かし、機動力を生かした攻撃を持ち味としている。注目選手は日本代表に選出されている金正奎選手をはじめ、アマナキ・レレイ・マフィ選手、小倉順平選手らが挙げられる。その中でも昨シーズンは若い選手が多く出場し、今年もチーム内でのポジション争いが激化することは必至だ。チームの底上げをしながら、今シーズンはトップリーグの頂点を目標に据えている。

3.小柄ながらチームの大黒柱!金選手のプレースタイル

 金選手は身長177cm。ラグビー選手としては決して大柄な選手ではない。しかし小柄ながらどんなシーンでもボールに絡んでターンオーバーできるワークレイトの高さは日本でもトップレベルだ。またサンウルブズではスーパーラグビーという世界の舞台でも彼の技術が通用することを証明した。

 またNTTコムでは昨年に引き続きキャプテンも務める。NO8というポジションにもふさわしく、有言実行して仲間をリードしてくれるチームに欠かせないリーダーである。

昨シーズンはスーパーラグビーの遠征にて怪我をし、開幕戦に間に合わなかったものの、前を向いて裏方としてチームを鼓舞し続けた。また、懸命のリハビリを経て、シーズン途中で試合出場を果たすと、プレーでチームを引っ張り、チーム史上最高位の5位の成績に大きく貢献した。

 このようにポジティブなプレーや姿勢でチームに貢献するのが金正奎という選手なのだ。

 今季は「世界基準」を知っている金選手がサンウルブズでの経験をチームに還元し、さらにチームを引っ張って行くだろう。

4.「仲間思い」で「ストイック」!金選手のプライベート

 続いては金選手のプライベートについて紹介したい。金選手のニックネームはショーケー。試合ではチームを引っ張るリーダーだが、プライベートでもチームメイトへの気遣いを欠かさないのが金選手だ。

 チームメイトで同期のWTB鶴谷知憲選手は、金選手について「同期全員と仲がいい」と語る。このように、金選手はチームメイトに対して明るく接し、プライベートでもよく食事に行くなど積極的に交流を促しているという。

 また金選手はオフ中でも人一倍トレーニングに励むなどストイックな一面もある。WTB鶴谷選手によると、金選手は入社1年目にはほとんど公式戦に出場することができなかったという。しかし努力を重ねた結果、2年目から出場機会が増え、今ではキャプテンを務めているのだ。

 このストイックに努力を重ねる姿勢がサンウルブズでの世界レベルのプレーにつながっているのだろう。

5.サンウルブズ最終戦!金選手が意気込み

 7月15日に行われるサンウルブズの最終戦はホームの秩父宮で行われる。金選手は昨年、シーズン途中での怪我で戦線離脱をするなど辛い思いをしたはずだ。

 チームとして戦績は良いとは言えない今季。しかし、金選手は最終戦について「この試合が持つ意味は本当に大きい」と語る。というのも、最終戦は今シーズンの集大成の場であり、次のシーズンにつながる試合でもあるからだ。

 金選手本人も、シーズンを通して経験した、プラスな部分を80分間遂行するために万全の準備で臨むという。小柄な金選手が繰り出す世界レベルの技術に期待して全員で応援しよう!

頑張れ!ショーケイ!!
頑張れ!サンウルブズ!!

取材協力:金正奎選手、西橋勇人選手、鶴谷知憲選手、NTTコミュニケーションズシャイニングアークス

コラム一覧に戻る

競技一覧
トップへ戻る