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【安井シンジの台所】こう見えてカボチャの仲間♪美容効果抜群の「ズッキーニ」に迫る
皆さん、こんにちは!
フードヘルスコーチの安井シンジです。
梅雨時期のじとじとジメジメはいつも以上に体力・気力を奪われる気がするので、しっかり栄養のあるものを食べて英気を養うことが必要ですね!
梅雨時期は、野菜たちにとっても重要な時期となります。
トマトやカボチャなど、降水量が少ない地域をルーツに持つ野菜たちにとって、雨の多い環境は厳しく、弱りやすいそうです。
また、たくさん雨が降ると雑草が元気に成長してしまい、畑の野菜の成長を妨げることもあるそうです。
梅雨時期は野菜たちも戦っているのですね!
さて、今回のテーマは「ズッキーニ」。
僕はこれまで「野菜の中でズッキーニが一番好きです!」という方に出会ったことがありません。それくらい日本人にとっては馴染みが薄く、どうやって料理したらいいのか分からない、不思議な存在の野菜なのかもしれません・・・。
ちなみに、ズッキーニがメジャーな国、イタリア人の知人は「Adoro le zucchine!(ズッキーニ大好き)」と!
皆さんはズッキーニってどんなイメージを持たれていますか?
正直、きゅうりみたいだけど、なんか違う!オシャレ過ぎて扱い方が分からない、なんだか謎に包まれた野菜。
ズッキーニに迫ってみたいと思います。
「ズッキーニ、あなたって一体・・・」
太めのキュウリ?
それとも、瓜の仲間?
いや、ナスっぽくもある?
僕も昔はあまり興味がわかず、調べもしませんでした(ズッキーニさん、すみません)
ですが、自分で料理をするようになり、ちょくちょくズッキーニのお世話になり始めてから、「お世話になっているのに相手のことを知らずにいるのは良くない!」と思い、色々調べました。
ズッキーニはメキシコ原産の野菜。
見た目はキュウリっぽいですが、実はカボチャの仲間です。
イタリア人の知人がイタリアには丸いズッキーニがあり、カボチャにそっくりだと言っていました。
調べてみると、ズッキーニには色んな種類があるようです。
日本で主流なキュウリの形をしたグリーンとイエローのものに加え、縞模様のズッキーニ、丸ズッキーニ、トランペットのように先が広がった形のズッキーニ、花を食べる花ズッキーニなど。
そこには僕が知らないズッキーニの世界が広がっていました。
全部食べてみたい!と僕の野菜への好奇心をくすぐるズッキーニ。
意外と奥深い・・・
そんなズッキーニですが、果たしてカラダにはどんな効果が期待できるのでしょうか?
栄養は適度に。でもバランス!バランスがいいんです。
ズッキーニは「これっ!」と言った栄養があるわけではないのですが、全体的なバランスが良く、カロリーも低いため、美容や健康、そしてダイエット中の方にもおススメです。
■むくみ予防や高血圧対策に!
これにはズッキーニに含まれるカリウムが関係しています。
カリウムは過剰に摂取したナトリウムをカラダの外へ排出する作用があります。ナトリウムはむくみや高血圧の原因になるため、カリウムはとっても大事!
僕たち日本人の食生活は塩分量が比較的多く、ナトリウムの摂取量が多くなる傾向があるため、カリウムを摂ってバランスを保つことが大切です!
■カラダをサビつきから守る!
これにはβカロテンが関係しています。
βカロテンは体内で必要な分だけビタミンAに変換されます。ビタミンAは高い抗酸化作用があり、カラダをサビつきから守り、若々しさを維持するには大切な栄養素です。
■目や皮膚の健康維持にも!
油に溶けやすい脂溶性ビタミンなので、オリーブオイルなどと一緒にいただくと効果が高まります。
■日焼け対策や疲労回復!
これにはビタミンCが関係しています。
ビタミンCを多く含まれる野菜や果物はたくさんあり、それらに比べると劣りますが、意外にもズッキーニにも含まれるのです。
言うまでもなく、ビタミンCにはコラーゲン生成による美肌や日焼け対策、そして疲労回復の効果が期待でき、これからの季節は欠かせない栄養素ですね。
加熱によって壊れやすいので、ビタミンCをしっかり摂りたい場合は生で食べることをおススメします。
その他にも、代謝を助けるビタミンBや骨の形成を促すビタミンKなどが含まれます。
えっと・・・ズッキーニって生で食べれるんだっけ?
ビタミンCの説明で、「生で食べる」ことをおススメしましたが、ズッキーニってそもそも生で食べるもんだっけ?と思われた方も多いのではないでしょうか?
ズッキーニのイメージとして、ラタトゥイユやパスタなど火が通っている料理が多く、あまり生で食べるイメージがありませんが、実は生で食べてもOKなのです。
ただ、少し硬い皮が気になる方は、薄めにスライスして軽く塩もみしていただくか、千切りにしていただくなど工夫すると美味しくいただけますよ!
苦い!と思ったら食べないで!
ごく稀に激苦ズッキーニが見つかることがあります。
これはズッキーニに含まれる「ククルビタシン」という苦味成分。
食中毒の原因にもなるので、ズッキーニを口にいれて苦い・渋いと感じたら食べない方が賢明です。通常は微量なため毒性はありませんが、ごく稀に多く含んだものもあるようです。おそらく食べられないほどの苦味なので、無理して食べる方はいらっしゃらないと思いますが、念のためご注意くださいね!
いかがでしたでしょうか?
なんとなく栄養的にあまり期待できないイメージがあるズッキーニ。でも、控えめながらバランスよく栄養を含んでいて、なおかつ低カロリー!
ダイエットの強い味方でもありますね。
季節の恵みを感じられるお野菜を食べて、心とカラダを元気にしましょう!
次回はズッキーニを使ったレシピをご紹介します。お楽しみに!
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