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発光するものに囲まれた「現代アイ」に。疲れ目に効果的な簡単セルフケア法
パソコンやスマホ、テレビなど、便利な反面「目」を酷使するものに囲まれている私たち。
特に自宅でテレワークする機会が増えた昨今は、一日が終わる頃にはなんだか視界がぼんやりし、目元が重いなんて症状を感じている方も多いはず。
目の疲れは視力低下だけでなく、首や肩コリの原因になり、不調をそのままにしておくと不眠やさまざまな病気につながる恐れも。
今回は、夜のスキンケアと一緒に行いたい目元の簡単セルフケア法をご紹介します。
「ブルーライト」がもたらす影響
PCやスマホ、タブレットなどから発せられるブルーライト。例えば夜寝る前、スマホでブログを1本読んで寝る。ちょっとだったら大丈夫だよね……。と思いがちですが、その「ちょっと」の光が、目にとっては大きな負担に。
というのも「発光するもの」を見ているとき、目はまぶしさに対応するために周辺筋肉を収縮させ続け、緊張状態におかれています。
この時、その緊張は視神経から脳神経へ、そして自律神経に伝わり、心身を活発にする働きのある交感神経が活性化されてしまうのです。
スムーズな入眠や良質な睡眠のためにも、本来夜はリラックスを促す副交感神経が優位になるのが理想です。
ところが、日中から夜まで常に「発光するもの」を見続けている現代の私たちは、睡眠に向かうはずの時間にも目と頭が冴えやすい状態に。
また、夜の間に交感神経が副交感神経より活発になることは、目の周辺筋肉の回復が滞り、慢性的な「眼精疲労」にもつながります。
眼精疲労は放っておくと血流が悪くなり、酸素の供給量の減少、軽いうつ、慢性的な頭痛や肩こりなど、さまざまな症状を引き起こすと言われています。
ブルーライトを浴び続ける現代の私たちこそ、毎晩の目元のケアが重要と分かったところで、目元の疲れに効果的なアーユルヴェーダのケア方法をご紹介します。
目に溜まった「熱」をひんやりケアで鎮静化
インドの伝承医学アーユルヴェーダでは、ブルーライトが引き起こすさまざまな症状は「目の熱さ」からくるものであると考えます。目の熱=ピッタ(※)が過剰な状態は、熱を冷ます鎮静ケアで目のクールダウンをしていきましょう。
※インドの伝承医学、アーユルヴェーダにおける3つの生命エネルギーの1つ。ピッタは、火や熱などの性質を持つエネルギーと言われています。
毎晩の簡単な目元ケアにおすすめなのが、ローズウォーターを使ったコットンパック。ローズ自身にクールダウンしてくれる「冷」の性質があり、その甘い香りにもピッタを鎮静する作用があります。
コットンがしっかりと湿るくらいローズウォーター(市販のものでOK。できるだけオーガニックのものを使用)を含ませ、5分〜10分程度まぶたの上にのせるだけの簡単な方法です。パック中はゆっくり深呼吸して、香りも堪能しましょう。
また、アーユルヴェーダの基本オイルとしておなじみのギー(※)を使った目元トリートメントもおすすめ。
※無塩バターを加熱して水分と動物性タンパク質を取り除いた100%純粋な油分
ギーにも、ローズと同じく「冷」の性質があり、さらに傷ついた組織を滋養して白目をきれいにしてくれる修復作用があります。
ギーをローズウォーターと同じようにコットンに含ませて目元をパックするか、もしくは直接点眼してみてもOK。
ギーを目に入れた直後は、油分で視界が濁ることもあるので、寝る直前のケアとして取り入れるのがおすすめです。翌朝には視界がすっきりクリアになっているはず。
目に直接ギーを入れるのに抵抗がある場合は、足裏マッサージでもOK!足裏には目と関わる神経がたくさんあるので、足裏全体にギーを刷り込んでマッサージし、靴下などを履いてそのまま寝るだけでも滋養効果があると言われています。
焦がしてしまったギーも、足裏マッサージには使用できるのでぜひ活用してください。
※本記事はアーユルヴェーダのメソッドにより予防的に健康増進をはかるものです。
監修:Sahoko
ヨガスクールFIRSTSHIP講師
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