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【安井シンジの台所】美肌をつくる野菜、「パプリカ」のカラフルな世界!
こんにちは!フードヘルスコーチの安井シンジです。
今年も半分が過ぎ、気が付いたら折り返し地点に!
この記事を書きながら「時が過ぎるのは早いなぁ」という若干の焦りと同時に、「だからこそ一日一日を大切にしよう!」と改めて感じています。
6月はジメっとした梅雨シーズンに入ります。心もカラダも不安定になりがちなこの時期は、いつも以上に食生活にも気をつけたいですね。
さて、今回のコラムで取り上げるのは「パプリカ」
赤・黄・オレンジとカラフル野菜の代表選手のような存在のパプリカ。食卓に華を添える野菜ですね。
ピーマンと同じ仲間ですが、ピーマンとは違い肉厚でジューシー。ピーマンは緑の未熟な状態で収穫されますが、パプリカは完熟して色づいた状態で収穫されるという違いがあります。
シャキッとした食感とほのかな甘みが特徴で、ピーマンは食べられないけど、パプリカなら食べられる!というお子さんも多くいらっしゃるのではないでしょうか?
「パプリ~カ、花が咲いた~ら~♪」という歌もありますが、パプリカはその鮮やかな見た目とは反し、白くて可憐な花が咲くんです。
花言葉は「君を忘れない」
なんだか素敵な野菜じゃないですか?そんな「パプリカ」のアレコレにせまります!
パプリカの意外な歴史
パプリカは約8割が輸入品なので、1年中スーパーで見かけますね。日本国内では宮城県・茨城県などが主な生産地で、6月頃から出回り夏に旬を迎えます。
世界的にみるとパプリカの一大産地はハンガリー。ハンガリー料理にはパプリカは欠かせない存在だそうですよ。
ところで、皆さんはビタミンCがハンガリー人によって発見されたことはご存知でしたか?
ハンガリー人のアルベルト博士が、当時壊血病という病気の研究の中で見つけたのがビタミンC。大学があったハンガリー南部の地域の名産であるパプリカを研究材料として使い、パプリカの中に含まれるビタミンCを見つけたそうです。
確かに栄養がありそうな見た目はしていますが、まさかビタミンCが見つかるきっかけになったなんて、意外な歴史をもっていますね。
カラフルな野菜「パプリカ」で美肌つくり!
パプリカにはビタミンCが含まれますが、実はレモンの約2倍も多く含まれているんです。
さらにビタミンCは熱に弱い性質がありますが、パプリカにはビタミンPという成分が含まれており、そのおかげで加熱してもビタミンCが壊れにくいという特徴があります。
このビタミンPはポリフェノールの一種で、ビタミンP自体もとっても優秀!血流を改善したり、お肌のターンオーバーを促進したり、アンチエイジングの効果が期待できるんです。
さらにパプリカにはビタミンEも豊富に含まれています。
ビタミンEと言えば若返りのビタミンと称されるほど抗酸化力が高い成分なのですが、パプリカに含まれるビタミンEは野菜の平均値のなんと3倍以上!
その他にも抗酸化力が高いβカロテンも含まれますが、このβカロテンはパプリカの色によって含有量が大きく異なります。
「黄パプリカ」→「オレンジパプリカ」→「赤パプリカ」
という順になっており、赤パプリカは黄パプリカの約6倍も多く含まれています。
ビタミンCもビタミンEもβカロテンも、すべて抗酸化力が高く、アンチエイジング効果が期待できます。お肌にとっても大切な栄養素なので、パプリカを食べれば内側から輝く素肌を手に入れられるかも知れませんね!
パプリカの色って●種類ある?
某モデルさんの有名なフレーズのようですね…
よくスーパーで見かけるパプリカは赤・黄、たまにオレンジ。
ですが、パプリカって本当はもっといろいろな色があるそうなんです。僕も実物は見たことはありませんが、なんと8色!
「赤・黄・オレンジ・緑・紫・茶・黒・白」
なんともカラフルなラインナップ♪
紫や白などはいつか実際にお目にかかりたいものです。
またメジャーな色(赤・黄・オレンジ)の違いは、成熟度の違いがあるだけで実は同じ種類なんです。成長期間がのびるにつれて、ピーマンと同じ緑から「黄」→「オレンジ」→「赤」と変わっていきます。
つまり収穫のタイミングの違いということですね。
いかがでしたでしょうか?
カラフルなパプリカを食べれば、気持ちも明るくなりそう!美肌をつくる栄養素もたっぷりで、内側からもキレイになりそうですね。
次回は「パプリカを使ったレシピ」をご紹介します。お楽しみに!
旬の食材、季節の恵みを感じられるお野菜を食べて、心とカラダを元気にしましょう!
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