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東洋医学の視点から見る「体質改善」その7 2023年を快適に過ごす食養生とは?
皆さん、こんにちは。「羅さんの未病予防ってなぁに?」東洋医学普及活動家の羅予澤(らよたく)です。
東洋医学の考え方をもとに、未病予防や体質改善について、さまざまな事例を交えてご紹介していきますね。
~2023年の養生の重要ポイント 食養生篇~
前回のコラム「東洋医学の視点から見る「体質改善」その6 歳運とカラダへの不調傾向」では、今年の歳運(少火)の影響により、
・熱不足で冷えやむくみ、下痢、腹鳴りの症状が出やすい。
・慢性的な心脳血管の疾患や低血圧、動悸などの症状も発症しやすい
・心経の滞りにより、胸の痛み、脇の痛み、腕の内側の痛みが感じやすくなる
などの症状について共有しました。
この火運不足(少火)の影響を最小限に抑えるため、食養生の視点から意識して気をつけておきたいことが、いくつかあります。
■熱不足の影響を最小限に抑える食養生
・カラダを冷やすこと、冷たいものを食べたり、飲んだりすることを極力避ける。
・氷が入っている飲み物や、冷蔵庫から出したばかりの食べ物や飲み物などをそのまま口に入れると、瞬間的にカラダを冷やしてしまうので、しばらく常温に置いてからいただく。
一方で、食材の性質により、寒性のものとされるバナナ、鴨肉、コーヒーは、たとえ常温でも控えたほうがよい食材です。
逆に、カラダを温める熱性のもの、鶏肉、ネギ、紫蘇、生姜などは、意識して摂ったほうがよいでしょう。(※体質によって摂る量に個人差があります。)
生姜の場合、普通の生姜より、ウルトラ生姜(乾姜(天日干しの生姜))をおススメします。以前、健康に関するテレビ番組でも紹介され、ウルトラ生姜の名で日本でも有名です。
こちらの記事でも生姜を使ったカラダを温める姜棗茶(しょうがなつめちゃ)ご紹介していますので、ぜひ読んでみてください。
最古の薬物全書「神農本草経」によると、乾姜の効用は、
「温中除寒、回陽通脈、治四肢冷え・寒瀉腹痛・・・」
(内臓を温め、寒気を駆除、陽気を回復、経脈を通す、四肢の冷え、寒性の下痢・腹痛を治す)
ウルトラ生姜の上記の効能を引き出している一つの肝は天日干しです。
すなわち、カラダの中を温め、正気を補うには、太陽のエネルギーが必要不可欠なのです。
次回は、「火運不足の影響を最小限にするための養生法の経穴篇」をご紹介します。
お楽しみに♪
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