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【第18回・プロゲーマー小路KOGの「勝つための『グラブルVS』立ち回り指南】シーズン2追加キャラ「ユエル」最速攻略!

2020年12月25日 12:00配信
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みなさまこんにちは!
タヂカラ株式会社 Amaterasu所属のプロゲーマー、小路KOG(こうじ けいおーじー)(@kkkog)と申します!!

前回に引き続き『グランブルーファンタジー ヴァーサス』(以下、『GBVS』)に関する記事を執筆させていただきます。

18回目である今回は、シーズン2のDLCキャラクター「ユエル」について書いていこうと思います!

まだ配信されてから間もないキャラクターですので、今回は「簡単に使えるユエル」というコンセプトで記事をお届けできたらと思います。

千年の歴史を追う、狐火を纏った妖術使い


それではさっそくですがユエルのプロフィールやステータスを見ていきましょう。

ユエル
CV:植田佳奈
年齢:
19歳
身長:160cm
種族:エルーン
趣味:流れ星探し
好き:みちくさ
苦手:難しいお話
体力:10,000

千年の歴史を追う、狐火を纏った妖術使い。溢れる好奇心を抑えきれず、面白そうな物を見つけるとつい寄り道してしまいがちな自由奔放さでグラン(ジータ)たちを振り回す。体力は10,000と、いわゆる平均値のキャラクター。

ユエルってどう戦うキャラ?


シーズン2のDLC先駆者である「ベリアル」と「カリオストロ」がトリッキーさやテクニカルさに溢れるキャラだったのに対し、今回の「ユエル」は非常にシンプルで扱いやすいキャラとなっている。

特殊行動である「参之舞」はいわゆるモードチェンジ系の構えではあるのだが、ナルメアほど多用する状況もなければ、忙しすぎる操作もほとんどないのですぐに慣れてくるだろう。

▲原作「グランブルーファンタジー」では地味に珍しい関西弁キャラ。双刀の獲物を持ち、手数で押すタイプのスピードキャラというコンセプトは、ランスロットに通じるものがある

ユエルの主力必殺技


ここからはユエルの各種アビリティについて紹介していきます。

参之舞:特殊ボタン


ニュートラルのポーズが変わり、ユエルの足元から炎のようなエフェクトが湧き上がる特殊な構え技。この状態中はガード、しゃがみ、前後移動、ダッシュ、ジャンプ、前転、各種必殺技が出せなくなる。

代わりにダッシュとバックステップが専用モーションのステップになり、すべての通常攻撃のモーションが変わるほか、上段攻撃に対して自動で反撃する「燕返し」が常時発動する状態になる。

▲『グラブルVS』の当身では初の「暗転返しで潰されない無敵の長さ」、「弱攻撃を取ればほぼ確定する発生の早さ」、「構えているだけで自動で発動」と、破格の性能を誇る燕返し。反面、ダメージは700とリターンは控えめとなっている

▲参之舞中は小回りが効かず、燕返しも上段以外は発動しないので飛び道具や中段であるジャンプ攻撃に対しては無力。普段の立ち回りで構える状況は少なそうだ

夜天光:↓↘→+攻撃 or アビリティ


非常に使いやすい突進技。弱版はガードさせて反撃なし、中版はガードさせてスキはあるものの突進力とダメージに優れ、強版はそのふたつの部分のいいとこどりと言った性能。読まれて避けや前転をされても反撃を受けることはほとんどなく、かなり気軽に打っていっていい技だ。

▲中版や強版と違い、最も多用する弱版はダウンを奪えない。ガードされた場合の不利な状況と、ヒットした場合の有利な状況での選択肢をあらかじめ頭の中でシュミレートしておこう

飛燕・焔返し:→↓↘+攻撃 or →+アビリティ


いわゆる無敵技。
グランやカタリナを初めとしたほかの無敵技と同じく、弱版と中版は出始めのみ空中ガード不能、強版は全段空中ガード不能で受け身不可となっている。ユエルは必殺技の構成上、コンボパーツに使える技が「夜天光」と「焔返し」のふたつのみといった状況が多いので、強版を使った後は、その後の展開をクールタイムと相談して変えていく必要がある。

▲見た目に反して真上や背面方向はカバーしてない焔返し。めくり気味の飛びに対してこの技で対空しようとするとかなりスカりやすいので注意が必要だ

華嵐:↓↙←+攻撃 or ←+アビリティ


後方にバク転したあと勢いよく突進してくる、『グラブルVS』では非常に珍しい無敵移動攻撃技。なお、強版のみ動作中に中ボタンで下段突進になる。

弱版中版強版すべてに無敵があるが、出始めから無敵が乗っているのは強版のみ。弱版と強版はガードさせて有利、ヒット時にはコンボが可能。中版はガードさせて確定反撃があるが、下段な上に一部の飛び道具をスカせるぐらい低姿勢になる。

▲動作中に特殊ボタンを押すことにより、突進部分をキャンセルして「参之舞」の構えに移行することが可能。突進部分に対して無敵技を合わせようとしてくる相手に対し非常に強いフェイント行動になる

狐火:↓↓+攻撃 or ↓+アビリティ


ソリッズの「ロックスマッシュ」と用途が似ている固め技。弱版は暴れ潰し、中版はガードさせて有利の固め継続技となっているので、相手プレイヤーの暴れの頻度を見てそれぞれ使い分けていこう。

ただしトリプルアタックや近距離強攻撃から繋がらないので(しゃがみヒット時を除く)、コンボパーツとしてはかなり使いづらい。

▲強版はガードさせて1F有利。連続ガードの連携はなかなか組めないので、攻め継続のスパイスとしてたまに使うぐらいの頻度がオススメ

【奥義】紅之舞・凛炎改:↓↘→↓↘→+強 or ↓↘→+アビリティ


各種弱攻撃からほぼ確実に繋がる、発生、リーチ共に非常に優秀な奥義。無敵もそれなりに長く飛び道具抜けにも使える。テクニカル版はダメージが200アップするので、コンボ時はなるべくテクニカル入力を意識しよう。

▲ランスロットやゾーイと同じく、ヒットすれば必ず演出にいくロック系乱舞奥義。高性能なぶん、簡易版のダメージは3000と少なめだ

【解放奥義】蒼紅之舞・竜胆:↓↘→↓↘→+特 or ↓↘→+特+アビリティ


引きよせ効果のある解放奥義。空中ガード不能で対空性能もなかなかに高く、これまたしゃがみ弱攻撃から繋がるくらい発生が早い。ただし、先端だと繋がらないこともままあるので過信は禁物。

4500ダメージと高い攻撃力が魅力なので狙っていきたい技だ。

▲密着暗転後は前転やその場避けに対して確定するのが魅力。ノーゲージ無敵技のないキャラのダッシュに対してぶっぱなすことにより、よける手段がなくなる”詰み”の状況を作り出すことも可能

ユエルの主力通常技


続けて主力となる通常技について紹介していきます。

遠距離立ち中攻撃


二段技で両方とも各種行動でキャンセル可能、リーチが長くスキが少ない、ヒット確認が簡単、と三拍子そろった主力中の主力技。キャンセルせずに二段目を出し切った場合はマイナス5F。ベリアルのしゃがみ弱攻撃が確定するので、先端をガードさせて反撃を受けづらい距離にするか、「夜天光」までキャンセルしてスキを少なくしていこう。

▲『グラブルVS』の通常技の中でもトップクラスの性能を誇るユエルの遠距離中攻撃。例えガードされたとしても、ディレイ「夜天光」で暴れ潰し、「華嵐」で無敵暴れ、固まっている相手に「狐火」と、さまざまな択をかけていけるのが強みだ

しゃがみ強攻撃


二段技の対空攻撃。特筆すべきは「引きよせ効果アリ」かつ、「ノーマルヒット時でもカウンターヒット時でも強版狐火が繋がる」という二点。

対空時のコンボ判断が簡単なのは非常にうれしい。

▲コンボ平均火力の低いユエルではあるが、対空時だけは別。しゃがみ強攻撃から強版「狐火」を入れ込むことによりダメージが加速するので、なるべく対空は見逃さないように落としたい

ジャンプ強攻撃


二段とも中段かつ、めくり性能のあるとんでもないジャンプ攻撃。起き攻め時はもちろん、立ち回りでも基本的にこの技でドンドン飛び込んでいっていい信頼の置ける技だ。対の選択肢として、ジャンプ特殊攻撃が対空ずらしになっているのも高ポイント。

▲ジャンプ攻撃二段目の中段とスカし下段の二択でゆさぶる、いわゆる「ランスロット起き攻めもどき」も可能。飛び道具を重ねながら二択を迫るランスロットより凶悪度は低いが、攻略の発展次第ではいろいろな使い方ができそうな夢のある連携だ

横の差し合いを心がけて戦おう
ユエルの基本戦法


遠距離中攻撃と弱夜天光のおかげで横の差し合いはピカイチ。殴り合いを嫌がって飛んでくる相手に対し、高リターンの対空攻撃を当てて追い詰めるのがユエルの黄金勝利パターンだ。

相手が飛んでこない場合、基本的なユエル対策として、

  1. 飛び道具をひたすら連打してくる
  2. 遠距離中攻撃、もしくは夜天光をガードしてから、有利フレームを生かしてターンを入れ替えてくる
このどちらかを狙っている場合が多い。

1.の飛び道具連打に対しては中版華嵐の低姿勢で避ける、ゲージを溜めて奥義の無敵で抜ける、ジャンプで無理やり近づくなどの対処法がある。

▲曲芸レベルではあるが、「参之舞」中のしゃがみ中攻撃で一部の飛び道具を避けるといった魅せプレイも可能

本題は2.の「遠距離中攻撃、もしくは夜天光をガードしてから、有利フレームを生かしてターンを入れ替えてくる」である。

ここの攻防で相手にターンを取られる回数で負けていたら、リターン差で押し切られることが多いので強気に読み合いを仕掛けていき、ずっと俺のターンで勝ちにいくスタイルを目指そう。

▲最も多い展開である弱版「夜天光」ガード後。基本は弱版「華嵐」の無敵で相手の小技をスカしにいく選択肢を「表」として見せていき、無敵技の焔返しをぶっ放したり厚かましく小足で再度固めに行ったりする「裏」を通して的を絞らせないようにしよう

▲遠距離中攻撃先端ガード後は、リーチ差を生かして再度中攻撃を連打するのも悪くない。手を出してきそうなタイミングでのディレイキャンセル「夜天光」がちょうど暴れ潰しになるぞ

「参之舞」を使った立ち回り、連携


差し合い能力が異常に高く、高性能な突進や対空ずらしができる飛びなど、万能な技がそろっているユエル。それらの技がほぼすべて使えなくなる状態の「参之舞」ではあるが、代わりに使える特殊な技の数々が面白い性能をしているので紹介していこう。

冒頭でもふれた「燕返し」を盾に、優秀なフレームで固めていけるのが「参之舞」の大きな特徴だ。

  • 下段をスカしつつ五分の状況を生み出す「構え中攻撃」
  • 溜めが可能で先端ガードで有利を生み出せる「構え強攻撃」
  • 技強度が強いので五分の状況で大体暴れ勝てる「構え弱攻撃」

などがある。


▲自動当身技である「燕返し」を潰すために、「参之舞」中は下段攻撃で暴れてくるプレイヤーが多い。その下段攻撃に対して有効なのが「構え中攻撃」だ。カウンターヒット時は「構え下強攻撃」で浮かせることができるのでリターンが高い

▲構え攻撃中は特殊ボタンを押すことにより構え解除が可能。「構えしゃがみ中攻撃」→構え解除→近距離中攻撃トリプルアタック——といったテクニカルなコンボもできるぞ

ユエルの連続技


最後にユエルの連続技をご紹介しましょう。

基本コンボ



【弱・弱・弱トリプルアタック】→【中版夜天光】 or 【中版 or 強版焔返し】
基本コンボ。距離を運びたい時は夜天光、ダウンを奪いたい時は焔返しと使い分けていこう。トリプルアタックをガードされた場合は弱版夜天光を入れ込むか、弱版華嵐で御茶を濁す、弱版狐火で暴れ潰しを仕掛けていこう。

下段始動コンボ



【しゃがみ弱】→【しゃがみ弱】→【遠立ち弱】→【弱版夜天光】 or 【各種奥義】
ユエルは遠距離弱攻撃が下段なので三回下段を刻んでからコンボにいける貴重なキャラクター。「夜天光」と奥義は確実に繋がるが、解放奥義のみド先端だと繋がらない距離があるので注意。

対空コンボ



【しゃがみ強】→【強版狐火】→【参之舞】→【融月(構え中しゃがみ強攻撃)】→【ダッシュ】→【近立ち強(3段目)】→【中版夜天光】
ノーマル、カウンターヒット問わず決まる対空コンボ。しゃがみ強攻撃が引き寄せる関係で、めくり気味の攻撃を落とした場合は強狐火がスカることがままある。その場合は「狐火」にディレイをかければ拾いやすくなるぞ。

「参之舞」を絡めた操作に慣れない場合は、「融月」(構え中しゃがみ強攻撃)を省くとコンボ難易度がグッと下がる。

画面端限定コンボ



【(画面端で)中・中・中トリプルアタック】→【強版夜天光】→【中・中・中トリプルアタック】→【強版焔返し】
画面端限定コンボ。端で高火力が出やすい『グラブルVS』とは思えない寂しいコンボだが、技の性質上、「華嵐」と「狐火」がどう頑張っても繋がらないので致し方なし。

強版「焔返し」の後は近距離中攻撃スカし→前ジャンプで詐欺飛び。しかし、強版の「夜天光」と「焔返し」を使った後なので、仮に崩せても繋がるコンボが奥義しかない点は留意しておこう。

画面付近限定コンボ



【(画面端付近で)遠距離中攻撃2段目】→【強版夜天光】→【しゃがみ強2段目】→【強版狐火】→【参之舞】→【融月(構え中しゃがみ強攻撃)】→【立ち強3段目】→【蒼紅之舞・竜胆】
完全画面端ではなく、画面端に近い距離での限定コンボ。意外と狙う機会は多いので、体感でこのコンボが入る距離を覚えておきたい。

完全画面端コンボよりあからさまに火力が高いので、中央より少し押している状況では露骨にこのコンボを狙う価値がある。

まとめ


新キャラクター「ユエル」の記事、いかがでしたでしょうか?

ビジュアルの良さもさることながら、その扱いやすさからネット対戦では人気が強く、同キャラ対戦が活発に行われていますね!

今回の記事では基本的な部分にふれましたので、もっと奥深くこのキャラクターを掘り下げていきたいという方は、自分だけの連携を発掘していきましょう!

特に「参之舞」関連はまだまだ研究の余地アリといった感じがしますね!!

次回の記事は、筆者も参加した大型大会『RAGE GBVS 2020 Winter』について振り返りができればと思います。今後ともどうか、宜しくお願い申し上げます。


【小路KOGプロフィール】


チーム「AMATERASU」のプロゲーマー。
『BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE』にてワールドランキング1位の実力を持ちつつ、世界初のJeSUライセンス二枚保持者というハイレベルなマルチプレイヤー。プロゲーマーのほかにも、eスポーツに関わるイベント企画制作、業務全般を担当する多才な技能を持っている。eスポーツに関わるビジネスで利益を上げつつ、ゲームの腕前は最強、というプロゲーマーの新たなロールモデルを目指すべく、日々勉強中。現在の目標はプロジェクトX出演。

Twitter:https://twitter.com/kkkog


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