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プロゲーマーが使えば勝負になる!? 『ストリートファイターV』新キャラクター「ダン」のプレイ動画集
eSports World編集部が厳選した動画配信番組/アーカイブをご紹介する「eSports Worldレコメンド動画」シリーズ。
今週は、『ストリートファイターV チャンピオンエディション』の新キャラクター「ダン」実装に際して、プロゲーマーたちがいち早くプレイした公式チャンネルの動画をご紹介したい。
非業の拳士、かと思いきや……
本名・火引弾(ひびきだん)は、アーケードの『ストリートファイターZERO』(海外版は『ALPHA』)で初めて登場したキャラクター。リュウとケンの師匠・剛拳の弟子だったが破門され、自ら「サイキョー流」という我流の流派を名乗っている。
父の強(ごう)も格闘家であり、サガットの右目を奪ったことでも有名。ということは実力者だったはずだが、ダンの方はシリーズを通してどこか弱いキャラクターと、意味のない挑発技が特徴とされている。
その風貌は、初登場当時のアーケードで流行っていたライバルメーカー、SNKの『竜虎の拳』シリーズに登場するリョウ・サカザキとロバート・ガルシアを足して2で割った印象。さらに、リョウが使用する技は連続パンチを打ち込む「暫烈拳」、上昇しながらアッパーを放つ「虎砲」、相手に飛んで行って連続蹴りを浴びせる「飛燕疾風脚」、様々な技を連続で打ち込みとどめをさす「竜虎乱舞」と、ダンと非常によく似た技だ(というか、ダンの技がリョウによく似ているのだが)。
ただし、あらゆる技が中途半端で、無用な挑発技だけがやたら充実していたりと、お遊びキャラの印象が強かった。しかし、今回の『SFV』では独特な立ち回りやほかのキャラにない独特な技を持っており、勝ち負けはともかく楽しさ、面白さ、マニアックさでは群を抜く存在だ。
プロゲーマーによるダン攻略動画まとめ
それでは、多くのプロゲーマーがこぞってアップしている動画をご紹介していこう。
ストーム久保選手
世界中の誰もがダンを見放しても、彼だけは最後まで信じぬくであろう、Team iXA所属のストーム久保選手。彼は『ストリートファイターIV』の時代にもダンを愛用しており、ダンの最良の理解者と言ってもいいかもしれない。
ダンの登場に当たっては、アップデート初日にほぼ最速で攻略動画を出しているほか、Vスキルの使い方や過去作との比較なども行っている。使用しているコンボはかなり実戦的なものばかりなので、ダンで遊んでみたいと思っている人は一見の価値ありだ。
カワノ選手
hitBOXのスポンサードを受けて活躍中のカワノ選手も、2月22日にダン研究をスタート。動画では、さっそく有用なコンボを紹介するシンプルな動画をアップロードしている。
ダンはVスキルも含めてかなりのバリエーションの連携が可能となっているが、起き攻めにつながる距離を保てるコンボ、大ダメージを狙うコンボ、相手の精神を折る挑発系コンボなどなど、プレイヤーによる自由度が非常に高い。
その中でも、基本として覚えておきたいコンボを厳選してくれているので、ここから好きなコンボを使って練習するといいだろう。
sako選手
FAV Gaming所属のベテラン、sako選手は、海外でいち早く発見された永久コンボ(一度ダメージを与えたら相手を倒すまでつながるコンボのこと)を試す動画が人気だ。
このコンボは、ダンのVスキル2「サイキョー流漢吼え・壱式」による通常技キャンセルを応用したもの。タイミングが非常にシビアで難しいが、さすがはsako選手。Vスキル2を絡めたコンボのやり方自体は「トライアル」の「6」にもあるので、ダンを利用可能な方は実際に試しながら見てみると楽しい。
TOPANGA(ときど選手、マゴ選手、ガチくん選手)
毎週水曜日の21:00からOPENREC.tvで生配信されている「TOPANGA」にて、2月24日に視聴者とともにときど選手、マゴ選手、ガチくん選手も参加してのダン限定大会「ダン最速最強決定戦」が開催された。わずか3日目にしてかなり仕上がった印象の連携技が見られた。
日本最強クラスのプロゲーマーが数日でどれほどの強さになるのか、ということだけでも必見だ。
Punk選手
最強のフィジカルを持つことで有名な北米のプロゲーマー、Punk選手もいち早くダンに触ったひとり。人を食ったような(実は根は真面目だが)戦い方で、ダンを最大限楽しんでいる様子がうかがえるが、そんな中でも要所で使うコンボや技選択はさすが。
ちなみに、しゃがみ動作を繰り返す挑発を使って非難されたこともあるPunk選手。しかし、ダンに限っては特殊モーションが用意されているので、平和な対戦になりそうだ。
かずのこ選手
バーニングコア所属のベテランプロゲーマー、かずのこ選手は、いきなりダンをランクマッチに投入した3つの動画を公開中。トレーニングモードでの練習やトライアル挑戦の様子もそのまま配信されている。
中でも#2の動画後半のリュウとの戦いでは、永久コンボの一部を対戦中に使用するなど、対応力の高さは半端ない。挑発などがあまりない、正統派のダンという印象だ。
PoongKo選手 vs ウメハラ選手
韓国のプレイヤー、PoongKo選手もダンをいちはやくプレイしている。注目は、ウメハラ選手のカゲとのオンライン対戦動画だ。
PoongKo選手は必殺技を挑発でキャンセルするVスキル1「サイキョー流無頼流転の構え」を多用し、ことあるごとに挑発を挟んでウメハラを翻弄していく。しかも、今回のVスキル1はしっかり攻撃判定もあるため、必殺技をくらった後にペチっと小さなダメージが入るため、挑発で勝利することもあるのだ。
ちなみに、PoongKo選手はTwitterでも「ダンは強い」と公言している。今後大会などでダンを使用する姿も見られるかも!?
2日目くらい練習したが、DANかなり強い トップ10〜15程度の感じではないか。
— PoongKo (@efpoongko) February 24, 2021
ほかにも多くのプロゲーマーがダンに魅了され(?)、ダンをプレイしている。実際のところ強キャラとは言えないかもしれないが、いろいろな可能性を秘めていることはたしかだ。
新キャラ追加のたびにお祭りになってきた『SFV』。この後もローズやオロなどの追加が待っているが、まずは“春のダン祭り”をプロゲーマーと一緒に楽しもう!
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