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【結果速報 11月25日 SFL2025 Division F 第10節】 iXAあでりい「自信ある組み合わせで実力を出し切れた」 ──iXAがZETAに40-0で快勝! プレーオフ初戦はリベンジマッチに

『ストリートファイター6』(スト6)の国内プロリーグ「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2025」(SFリーグ 2025)が8月29日(金)より開催中。
本リーグは、出場する12チームがDivision S、Division FといったふたつのDivisionに分かれリーグ戦を行うeスポーツ大会だ。各試合では、チームメンバー4名の中から3名が、先鋒、中堅、大将として対戦をし、勝利するとそれぞれポイントが付与される。総合得点が高い方が勝利となり、同点の場合はリザーブ(控え)の選手同士による延長戦を実施。延長戦に勝利したチームが勝利となる。
第10節:プレーオフ順位、個人戦績をかけた最終決戦
11月25日(火)はDivision Fの第10節。両ディビジョンを通じての最終戦でもある。
ランキングは、270ポイントで首位のREJECT(RC)と、250ポイントで2位の広島 TEAM iXA(iXA)、210ポイントで3位のZETA DIVISION Geekly(ZETA)はプレーオフ進出が確定済み。
160ポイントのDetonatioN FocusMe(DFM)も4位が確定しているが、5〜6位のVARREL(VL)とFUKUSHIMA IBUSHIGIN(IBSG)はともに110ポイントで、最後まで順位争いが続いている。
最終戦の組み合わせは、チームマッチ1がVL vs DFM、チームマッチ2がIBSG vs RC、そしてチームマッチ3はプレーオフ進出が決まっているZETA vs iXAの2位争いの直接対決。しかも、ZETAのももちとiXAのあでりいは、個人獲得ポイントランキングの首位争いもかかっている。

チームマッチ1:VL、最終戦勝利で有終の美
VL(アウェー) vs DFM(ホーム)
DFMはすでに単独4位が確定してしまっているが、VLにとってはIBSGとの順位争いが残っている。
そんな先鋒戦は、YHC-餅のダルシムに対してGO1が有利と言われるキャミィを初投入。YHC-餅の対策も光ったが、最後はGO1が勝利する。中堅戦は今季初対戦となるts(豪鬼)とナウマン(舞)。一進一退の攻防の中、わずかなスキをものにしたtsが取り返した。
残る大将戦、水派(舞)に対して板橋ザンギエフはマリーザで挑むが、舞に苦しめられ最後は伝家の宝刀、ザンギエフにチェンジ。一発逆転を狙うも舞にはあと一歩届かず、水派が最終戦を勝利で飾り、VLが30ポイントを獲得した。

先鋒、中堅と分け合った大将戦。きつい組み合わせながらもマリーザのアーマー技で板橋ザンギエフが水派を追い詰める場面もあったが、手持ちの組み合わせでは厳しい対決だった。(https://www.youtube.com/live/hn17tmdaAzQ?si=Rbsv3agDHPXrPBA4&t=4644)
| 対戦カード | VL(アウェー) | DFM(ホーム) | 動画 |
|---|---|---|---|
| 先鋒 (1-2) | YHC-餅 (ダルシム:C) | ✅GO1 (キャミィ:C) | 🎥 |
| 中堅 (2-1) | ✅ts (豪鬼:C) | ナウマン (舞:C) | 🎥 |
| 大将 (3-0) | ✅水派 (舞:C) | 板橋ザンギエフ (マリーザ:C) (ザンギエフ:C) | 🎥 |
| 延長 (-) | マゴ (ジュリ:C) | — | — |
| 合計 | 30pt | 10pt |
チームマッチ2:ふ〜ど、ヤナイ対策が炸裂
IBSG(アウェー) vs RC(ホーム)
首位RCと6位IBSGの対決は、IBSGがどれだけRCからポイントを奪えるかが他のチームにとっても注目のポイントだ。RCとしてはここで30ポイントを獲得すれば首位通過が確定。さらに、40ポイントを獲得できれば両ディビジョンを通じてトップとなり、グランドファイナルに進出できた際には有利なホーム側からスタートできる。
先鋒戦は、2BASSA(ジュリ)がウメハラ(豪鬼)のわずかなスキを突いて勝利。中堅戦は鶏めし(ダルシム)がLeShar(テリー)を攻め立てる場面もあったものの、距離を一気に詰めてくるLeSharのテリーに敗れ10-10に。
迎えた大将戦、ここでふ〜ど(エド)は3-0でヤナイ(ベガ)に勝利すれば、G8Sと同点の上でスタッツで上回れるというシビアな戦い。的確な対空やODサイコアッパーを決めるふ〜どに対し、ヤナイも気迫のこもった攻撃で1セットを奪ったものの、ふ〜どの対空と無敵技の読みが冴え、RCが30ポイントをゲットした。

ヤナイはベガのマイン付与や相打ち覚悟の起き技からのダブルニープレスなどで押し込んでいく一方、ふ〜どは肉を切らせて骨を断つ戦略で、確実にダメージを取れる場面を逃さずにきっちりとらえていく。終盤にはヤナイもトリッキーなヘッドプレスなども展開していくが、それもサイコアッパーできっちり対空。用意周到なふ〜どが大将戦を制した(https://www.youtube.com/live/hn17tmdaAzQ?si=KDKNfWH_VpxgxTrE&t=9412)
| 対戦カード | IBSG(アウェー) | RC(ホーム) | 動画 |
|---|---|---|---|
| 先鋒 (2-0) | ✅2BASSA (ジュリ:C) | ウメハラ (豪鬼:C) | 🎥 |
| 中堅 (0-2) | 鶏めし (ダルシム:C) | ✅LeShar (テリー:C) | 🎥 |
| 大将 (1-3) | ヤナイ (ベガ:C) | ✅ふ〜ど (エド:C) | 🎥 |
| 延長 (-) | ジョニィ (マリーザ:C) | — | — |
| 合計 | 10pt | 30pt |
チームマッチ3:あでりい、ももちにエドミラーで勝利!
ZETA(アウェー) vs iXA(ホーム)
「SFL:Pro-JP 2025」のレギュラーシーズン最後の試合は、プレーオフの2位を争うZETAとiXAの直接対決。ZETAとしては40ポイント獲得&ラウンド得失点差もいい状態で勝利できれば、2位浮上の希望もある。対するiXAは点数も上ながらホーム側と、かなり圧倒的優位に立っている。
先鋒戦はひぐち(ガイル)に対してひびき(リリー)が勝利。中堅戦はひかる(A.K.I.) vs あきら(キャミィ)の対決。あきらの猛攻で、ひかるはA.K.I.からブランカにキャラを変更。1セットを取り返したものの惜しくも届かず。
迎えた大将戦は、ももちとあでりいのエドミラー対決。個人としての最多獲得ポイントもかかった両者の対決は、あでりいが早々にリーチをかけたが、ももちはインターバルの権利を行使せずにそのまま試合を継続。動きのよかったあでりいが試合の流れも制し、3-0でストレート勝利。最終戦にしてiXAが40-0のパーフェクトウィンを果たすという快挙で、個人ポイントでもあでりいが首位を奪った。

まさにボクシングのようなフェイントと殴り合いの展開となった大将戦。あでりい側が差し返しやジャストパリィなど、常にももちを上回る対応を続け、最後はももちのサイコフリッカーの溜めに対してドライブインパクトが炸裂。あでりいが勝利した。(https://www.youtube.com/live/hn17tmdaAzQ?si=qZfypN8XAb_m50iC&t=14455)
| 対戦カード | ZETA(アウェー) | iXA(ホーム) | 動画 |
|---|---|---|---|
| 先鋒 (1-2) | ひぐち (ガイル:C) | ✅ひびき (リリー:C) | 🎥 |
| 中堅 (1-2) | ひかる (A.K.I.:C) (ブランカ:C) | ✅あきら (キャミィ:C) | 🎥 |
| 大将 (1-3) | ももち (エド:C) | ✅あでりい (エド:C) | 🎥 |
| 延長 (-) | ヤマグチ (舞:C) | ー | ー |
| 合計 | 0pt | 40pt |
Division F 第10節 試合結果:プレーオフは最終戦と同じカードに
これでDivision F 全10節の試合が終了。ポイントランキングの結果を受けて、iXA(ホーム) vs ZETA(アウェー)を行い、勝利したチームがRC(ホーム)とDivision Fのファイナルを戦う。
特にiXA vs ZETAの初戦では、翔の離脱により延長戦のみの限定参戦だったヤマグチがついにロスターとして参戦可能に。結果的に3人で勝ち抜いてきたZETAは、シーズン中は不利だったものの、ヤマグチの実力を隠し続けてきたことにもなる。また、最終戦ではiXAが快勝したものの、プレーオフに向けて手の内を見せずに済んだ(延長戦に突入しなかった)ことを考えると、結果的にZETAにとってもマイナスにはならないかもしれない。
まったく同じ対戦ながら、まったく異なる戦術が予想されるプレーオフ初戦。2週間のインターバルでのチーム対策も含めて、今後の展開も大きく変わるかもしれない。
| 順位 | チーム | 獲得ポイント | 獲得バトル | 獲得ラウンド |
|---|---|---|---|---|
| 1 | REJECT | 300 | 18 | 35 |
| 2 | 広島 Team iXA | 290 | 21 | 33 |
| 3 | ZETA DIVISION Geekly | 210 | -3 | 1 |
| 4 | DetonatioN FocusMe | 170 | -7 | -15 |
| 5 | VARREL | 140 | -8 | -8 |
| 6 | FUKUSHIMA IBUSHIGIN | 120 | -21 | -46 |
※プレーオフボーダーラインは3位まで
なお、各Divisionの勝者が戦うグランドファイナルでは、各リーグの獲得ポイント上位のチームがホームからスタートできる。また、プレーオフでは各チームが2巡目まで(ホーム・アウェーを1回入れ替えるまで)に必ず全員が戦うというルールが追加されている。
プレーオフは、12月13日(土)~14日(日)にかけてオンラインにて実施。観戦は有料で、ライブチケットが発売中だ。無料での配信も2026年1月24日~25日に行われる。
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