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サポートで勝つための立ち回り指南<エンチャンター編>【Airの「楽しく勝てるサポート講座」第6回】

2021年12月28日 18:00配信
記事提供:



みなさんこんにちは、Airです。

2021シーズンが終了しましたね、皆さんの結果はいかがでしたでしょうか?

僕の今シーズンの結果は例年に比べると満足の結果とは言えませんでしたが、この連載を執筆したり、新しいことに挑戦できたので、この経験を生かしてまた来シーズンのランクを頑張ろうと思ってます!

すでにプレシーズンが始まったので、たくさんプレイして皆さんも来シーズンに備えてくださいね。そのお供にこの記事も読んでくれたらうれしいです。

さて、今回は「早く読みたいです!」とのメッセージを多くいただき、要望が多かった「エンチャンター編」です。よろしくお願いします!

※プレシーズン、2022シーズンの新しい要素については別の記事で紹介予定です。

前回もご紹介したサポートの僕なりの分類は、以下のとおりです。

  1. メイジ
  2. エンチャンター
  3. タンク
  4. フック


今回も試合の流れに沿って、バン&ピックから序盤のレーニング終了まで、「エンチャンターサポート」なりの動き方を順を追ってご紹介します。


エンチャンターサポートの特徴


エンチャンターサポートは、味方の能力を増幅させることが得意なタイプです。

味方チャンピオンに対して、スキルで直接さまざまなバフ(回復効果、シールド付与などさまざまなステータス上昇効果)を与えることができ、味方のキャリーのキルの手助けをしたり、敵の脅威から守ることが役割になります。

エンチャンターサポートは、自分から起点を作るというよりも味方を守りながら戦うことが多いので、少し防御よりのサポートと言えます。第4回「メイジ編」第5回「フック編」と対照的なタイプです。

味方に強力なバフを与えられる一方、敵に与えられるダメージが低く、防御面も柔らかいチャンピオンばかりなので、自分だけが生き残っても何もできないことが多いです。なので、味方を意地でも生存させて戦闘に勝利したり、オブジェクトにつなげていかないと試合に勝つことが難しくなります。

相手に与えるダメージの割合が通常「1」だとしたら、エンチャンターサポートは「0.5」です。その分、味方のダメージを「1」から1.5倍、2倍、3倍と強くさせる可能性を多く秘めたタイプなんです。上手に扱うことができれば、育っている味方のキャリーにバフを与えて、通常よりもさらに火力が高くなり守ることもできるので、キャリーのスノーボールが止まらないまま試合に勝てます。

味方を支援することで楽しさを感じたり、自分から仕掛けることが苦手かも……と感じているサポートプレイヤーの方々におすすめのタイプです!

大切なのは、味方のどのチャンピオンがこの試合をキャリーできるのかを見極めて、そのプレイヤーを信じて支援し続けること。基本的にはADCをサポートすることになるので、ADCが育てば一番ですが、構成や状況によってはソロレーナーを支援することに切り替えた方が勝てることもあるので、見極めがとても難しいです。

試合に勝つには、味方に最低でも1人、キャリーしてくれそうな対象を見つけて支援し育て上げて勝ちましょう!

今回は、初心者の方でも扱いやすく、チャンピオン自体を低コストで購入できる「ソラカ」を例に使いながら、詳しくエンチャンターサポートの解説をしていきます! 僕の得意チャンピオンでもあるので、参考にしていただければうれしいです。


エンチャンターサポートの長所、短所


まずは、具体的にサポートとしてエンチャンターサポートを選んだ際に、どのような活躍が期待できるのか、弱点は何かをご紹介します。


長所


  • 味方に強力なバフを与えられるので、攻撃面でも守備面でもキャリーを支えやすい
    →ソロレーナーからでもADCからでも、味方のキーマンを起点にして試合を作ることができる
  • 序盤のレーン戦が安定しやすく、2vs2に強い
    →通常攻撃、スキルともに遠距離なので、一方的にハラスが行いやすく体力差を作りやすい
  • 貴重な回復スキル持ちのチャンピオンが多い
    →序盤のレーニングで味方のADCが大きく被弾しても、回復でレーニングを維持しやすい。また、集団戦での継続戦闘に強い、陣形が崩れにくい
  • レートゲーム(終盤)に強いADCとの相性がいい
    →序盤に弱いADCでも、エンチャンターサポートの回復やシールド、バフによって安定してファームができる
  • 終盤の集団戦が強い
    →範囲スキルを多く持っており、対象人数が増えることで能力を最大限発揮できるチャンピオンが多い

短所


  • ダメージの割合が低い
    →序盤は気にならないが、試合時間が進むほどに敵に与えられるダメージが低くなるので、味方にダメージを出せる人がいなくなるとかなり厳しくなる。そういう面で、味方依存が他のサポートチャンピオンよりは高い
  • 体力や防御力などの基本ステータスが低く、オールインに弱い
    →オールインされる前に敵の体力を削ったり、回復をしながら継続戦をするなど戦い方の工夫が必要。上記の理由からガンクなどの奇襲に弱い
  • 1人で動くことが苦手
    →味方を支援することで強くなるので、1人で動くと弱い。キャッチされやすく狙われやすいので、ワーディングなども他のサポートに比べると難しい
  • 自分から仕掛けることが苦手
    →自分から仕掛けるスキルがかなり少ないので、サポートにエンゲージを求められるシーンや構成では活躍しにくい。敵にわざと隙を見せて敵から攻めてくるように誘導することでエンゲージしたりと、戦い方に工夫が必要
  • 状況判断が難しい
    →序盤から終盤まで強力なスキルを持っているが、誰にどのスキルをどのタイミングで使うかですぐに戦局が変わってしまう。立ち位置を少し間違えただけですぐに倒されてしまうのでどんな状況でも油断できない

簡単そうなスキルが多く、初心者の人でも手を付けやすいと思われがちですが、その反面、トータルで考えると、極めれば極めるほど難しいタイプだと思います。

エンチャンターサポートを使う時のバン&ピックの考え方


エンチャンターサポートの長所は、味方のキャリーの能力を底上げして守ることなので、ピックする際には起点となるキャリータイプの味方が必要です。相性が良ければソロレーナーでもADCでも構いませんが、まずは相性のいいADCから考えてみましょう。ボットレーンでプレイする時は、相方と意思を合わせる意味でもピックや動き方を変えることが大切です!

味方チャンピオン


相性がいい味方チャンピオンは、継続戦闘に強いチャンピオンたち。戦闘時間が延びるとバフを与える機会がより多くなるため、エンチャンターサポートが与えるバフの恩恵を最大限生かすことができます。

そして、エンチャンターサポートのダメージが少ない分、ダメージを多く出せるチャンピオンが理想的です。ADCのパワースパイクに寄り添うので、最低でも2コア、3コアアイテムがそろう中盤まではファームに専念しても構いません。

序盤の2v2の強さを生かして序盤からスノーボールを目指すピックもされますが、基本的には終盤に強いレートゲームキャリーの序盤を支えてファームし、キャリーの装備がそろった中盤の集団戦くらいから戦うことに合わせるピックの方が一般的です。具体的には、アフェリオス、ヴェイン、コグ=マウ、ジンクス、トゥイッチなどのAA主体のレートゲームキャリーです。

これらのチャンピオンはレーン戦が弱い部類なので、他のサポートタイプを使用して痛い目を見た人も多いと思います。しかしエンチャンターサポートなら、レーンが崩壊する前に体力を回復してファームし続けられるので、割と安定したレーン戦ができ、中盤以降に試合を動かすことができます。

また、アッシュとエズリアルも相性がいいです。アッシュは上記のチャンピオンに比べると少しダメージが物足りないので常におすすめとは言えませんが、ボットレーンで上記のADC+エンチャンターサポートをピックするとチームにCCが不足しやすいので、ダメージを少し減らしてでもCCを補いたい時にはおすすめです。

エズリアルはAA主体ではないですが、中盤以降は上記のADCにも負けないくらいパワーがあるチャンピオンです。範囲スキルがないので、押し込んでくれるサポートを欲しています。なのでプッシュもでき、一緒にハラスができる、そして回復でレーンを維持できるエンチャンターサポートの相性がかなりいいです! 序盤のレーン戦で押し込まれるとかなり弱いので、一緒にポークができる環境を作ってあげましょう。

そして少し特殊になりますが、APならスウェイン、ADならヤスオとの相性もいいです。共通して言えるのは序盤が弱いということ。そこをエンチャンターサポートが支えることで、スケールすればADCにも負けないくらい強みを発揮できます。ヤスオはADCのカウンターとなるチャンピオンですから、もし機会があれば合わせてみてください。序盤からスノーボールを狙いたい場合はケイトリン、ルシアンの相性がいいので覚えておくといいかもしれません!

相性のいいソロレーナーの考え方も基本的には一緒で、継続戦闘と集団戦に強いチャンピオンだと相性がいいです。

上記の構成をボットで組んだ場合、フロントラインとCCが少なくなりますので、トップかジャングルにフロントが張れるタンク、継続戦闘に強いファイターをバランスよく配置しているとグッと勝率が上がります。

エイトロックス、サイラスなど生存することで火力を与え続けられるファイターや、セジュアニ、トランドルなどCCをばら撒けるチャンピオンだと最高です。ADCが崩れてもそちらにシフトできます。簡単に覚えたいなら「征服者」持ちのチャンピオン。フロントラインが張れて、エンゲージができて、継続戦闘が強いチャンピオンと相性がいい! と覚えておいてください!


敵チャンピオン


対フックサポートの考え方


難しい対面チャンピオンとしては、フックサポートが一番の候補に上がります。具体的にはパイク、スレッシュ、ノーチラス、ブリッツクランクなどです。

2vs2のレーン戦はエンチャンターサポートも得意としていますが、エンチャンターサポートは回復やシールドなどを使いながらレーンを継続する長期戦が得意で、フックサポートはオールインで一気にキルを狙う短期戦が得意と、そもそも得意な戦い方がまったく逆なのです。フックサポート+オールインが得意なADCの組み合わせでエンチャンターサポート側が敵の体力を削る前に仕掛けられてしまうと、2vs2でも負けてしまいます。

2vs2の部分では、上記の戦い方に気をつければ構成によっては有利に、または互角に戦えたりできますので、意識してみましょう。

基本的に、ファームさえできれば集団戦ではエンチャンターサポート側の方がスケールして強い状況が多いので、レーン戦では序盤からデスしすぎないように落ち着いてプレイしてみましょう。

2vs2では戦い方に気を付ければ安定してプレイできますが、フックサポートをエンチャンターサポートが苦手としているもう一つの重要なポイントがあります。それは「奇襲」と「ローム」です。

短所で紹介した通り、エンチャンターサポートは防御面が柔らかいので奇襲にとても弱いです。フックサポートはガンク合わせに強く、強引にエンゲージができるので、2vs2で戦うのもリスクがあるマッチアップにあわせて、ガンクが来るんじゃないかというプレッシャーを感じながらプレイすることになります。

実際に、敵のソロレーナーがガンクに来てフックサポートがフラッシュから一気に距離を詰めてエンゲージしてくると、かなりの確率で倒されてしまいます。敵のソロレーナーの位置を常に把握しながらシビアな2vs2を行うことになるので、対フックサポートは本当に難しいです。

そして苦手としているのは奇襲、敵のガンクだけではありません。「フックサポートのローム」です。

エンチャンターサポートは横に移動する動き(ジャングル内の移動、ミッドへのガンク)が苦手です。1人で動いて強さを発揮できるチャンピオンではないので、フックサポートに比べると非常にロームが難しいです。ロームしたとしても自分から仕掛けるスキルがないので、基本的には助けに行く感覚になります。


しかも、エンチャンターサポートは移動速度が遅いチャンピオンが多く、対してフックサポートは移動速度も早く、仕掛けることが大得意なので、常に横の動きで揺さぶってきます。

無理について行けば倒されてしまうし、行かなければソロレーンに関与されてしまう……その序盤の駆け引きがとても難しいです。

レートが低いうちはサポートがロームをする習慣がないので比較的安全ですが、レートが高くなるにつれてこの駆け引きがとても多くなり、タイプによって序盤に動かすのか、終盤まで安全にファームするのかを考えなければいけません。

対メイジサポートの考え方

そしてvsメイジサポートも苦手です。具体的にはゼラス、ラックス、ヴェル=コズ、ブランド、ザイラ、スウェインなど、長距離から一方的にハラスをしてくるチャンピオンたち。序盤からアグレッシブにスキルを放ってきてキルを狙って来るので、耐えのレーニングが多くなります。

敵の攻撃を避けたり、スキルを上手に使ってダメージを防いだりと最小限の被弾に抑えながらファームをする必要があるので、レーン戦がとても難しいです。

安全にファームして中盤まで耐えることができれば、スケールで勝てるので頑張って耐えましょう。2vs2で有利が取れなくても耐えのレーニングで敵のアクションにすべて対応できれば、大きな有利に繋がります!


エンチャンターサポートの理想的な試合運び


おさらいですが、エンチャンターサポートを使うときは、特に中盤以降の時間帯で強いレート型のADCと組み合わせてレーン戦ではADCが安全にファームができるように意識して動きましょう。


構成にもよりますが、無理してキルを狙うよりも安全にファームをして中盤の集団戦などから積極的に動いた方がより確実に活躍できます。エンチャンターサポートは味方を強化して戦うことが得意という長所を常に忘れずに行動しましょう!

2vs2の構成がよく、序盤からキルできる可能性がある場合は、敵のソロレーナーの関与に気を付けながら敵にハラスをしたり積極的に動きます。

僕個人の意見ですが、エンチャンターサポートをプレイする際に意識することは、どれだけ安全にプレイするか、ミスをしないかだと思います。積極的なプレイをやめるという意味ではなく、安全な範囲の中で積極的に動くべきです。

エンチャンターサポートをピックする意味として「キャリー陣を強化する」役割がありますので、自分の無茶なプレイで自分も味方もデスしてしまい、ファームができなくなって敵との差ができてしまうと、どんどん味方と敵の装備差が開き、いつまで経っても戦闘に勝てなくなってしまいます。

キャリーが自由に動ける環境がなければ、キャリーに依存するエンチャンターサポートは自分まで動きにくくなるので、キャリーの装備が完成するまでは、ファームできる環境を崩壊させないように動きましょう。

もちろん、序盤からキルしてゴールドを集めることができれば、中盤まで待たずに装備が完成して自由に動ける時間帯が早くなるので、敵を倒せそうだなとか敵が甘えた行動を取っていたらキルを狙ってみましょう!

対面だけではなく、ソロレーナーの動きもよくチェックして、キルが狙えそうなシーンならロームをしてみても面白いです。

エンチャンターサポートの動き方(開幕~レーニング)


それでは試合が開幕した後の動きを解説しましょう!

……と言いたいのですが、エンチャンターサポートをプレイする際には、他のタイプと異なる確認点があります。

まず、試合が始まる前に自分たちのレーン戦はどのような動きが予想されるのかを考えましょう。例えば、自分の隣にいるADCは序盤から強いADCなのか、ファームをして中盤から強いADCなのか。

序盤から強いADCであれば、自分も積極的にダメージトレードを行わないといけないので敵にスキルを多く使わないといけないし、ファームを重視するなら攻撃にスキルを使うのではなくて被弾を少しでも抑えるためにスキルを多く使わなければいけません。

このメリハリをきちんと意識しないでスキルを使っていると、必ずマナ切れを起こします。戦闘が始まった後ではなく試合が始まる前に、自分はどのようにプレイするのか頭の中でイメージしてからプレイするととても動きやすいと思います。

味方のADCも、自分の動きにメリハリがあるとそれに沿って動いてくれる場合がかなり多いので、自分のプレイにメリハリをつけるというのはとても大切です。もしも、戦ってからファームをする予定だったけどADCがいい動きをしてくれて敵を倒せそう! とか、思ったよりも構成負けしてないな! とかならば積極的な動きに変えればOKです!

エンチャンターサポートはレーン戦2vs2のダメージトレードがかなり強い部類なのですが、隣にいるADCと敵の組み合わせで構成の勝ち負け、レーン戦の動き方が一番変化するタイプなので、たくさん練習して自分なりの動き方を身に着けてください!キャリーをよく知ることも勉強になるので、ADCの練習をしてみても上達すると思います。

話を戻しますが、もしもファームをする場合、自分たちがどの程度育ったら(何Lv? どの装備ができたら?)勝てるようになるのかも必ずイメージしてください。

もちろん必ずその状況で反転できるようになるわけではないので、常に「tabキー」を押して、味方と敵の状況を照らし合わせ判断してください。

ずっとファームしているだけではもちろん試合には勝てませんので、自分が戦闘に参加するタイミングを逃さないようにプレイしてみましょう。

次に自分たちがレーン戦で積極的に動くのか、ファームを重視して安全に動くのかが決まったら、動き方を変えるのとあわせてルーンやビルドの選択も変える必要があります。

基本的には一般的に強いと言われている王道のルーンを使えば問題ないのですが、味方、敵の相性を確認して細かい部分までルーンを変更することで更に安定した動きができるようになります。

実際に自分がチャレンジャーを維持するために実践しているルーン設定を教えます。

ルーンの設定(ソラカの場合)


積極的なレーン戦を想定する場合(vsタンクなど)

ソラカの場合、積極的に敵とダメージトレードをするなら「Q」と「E」が攻撃スキルなので、そのダメージ量をルーンで上げていきます。


メインには「魔道」を選択して「エアリー召喚」と「追火」を選択すれば、敵に与えるダメージ量が上がります。「マナフローバンド」はスキルをたくさん回すのでマナ切れにならないように選択します。自分の体力があまり削れないような構成の時は「英気集中」を、それ以外は「至高」を選択しましょう。マップを動き回りたいなら「追い風」でもいいと思いますが、僕はあまり採用しません。

サブには「不滅」を選択します。ソラカの弱点は耐久力のなさなので、「ボーンアーマー」を選択して少しでも耐久力を上げています。「生気付与」を選択しているのは、回復量とシールド量が上がるからです。自分のためにもなるし、味方に効果を与えた際にも発動するので、ソラカにぴったりのルーンになっています。

そして、積極的なプレイをしたいので、アダプティブフォースx2と最低限の物理防御を選択しています。

初期アイテムの選び方


初期アイテムについても、戦い方に応じて変えましょう! サポートアイテムの「レリック シールド」と「スペルシーフ エッジ」を比べてみると、「スペルシーフ エッジ」の方が魔力が3高くて体力は20低いです。



「レリック シールド」には基本体力自動回復25%がついていて、「スペルシーフ エッジ」には基本マナ自動回復50%がついています。クエストの消化方法も違います。「レリック シールド」はチャージが貯まっている時にミニオンを倒すことでクエストを進行しますが、「スペルシーフ エッジ」は敵のチャンピオンまたは建造物を攻撃しないとクエストを進行できません。

なので、体力よりも魔力、体力回復よりもマナ回復が得られ、敵を攻撃する機会がとても多いので、「スペルシーフ エッジ」のクエスト進行が早く、積極的なプレイにマッチします。

逆に、敵にあまり攻撃できず耐えるレーンでは、魔力よりも体力が欲しくなります。攻撃ができずスキルをあまり振れないのでマナが余る=体力回復が欲しいなら、「レリック シールド」でクエストを進行しましょう。


サモナースペル


もう一つはサモナースペルです。ソラカの場合、フラッシュ+バリアとフラッシュ+イグゾーストの2パターンがあります。

積極的に動く場合は、自分が味方のADCよりも前に出て「Q」を狙い、ダメージトレードを多くするので、自分が狙われる対象になります。その際、体力の少ないソラカだと一気に狙われて危険なのでバリアを持ち、バーストダメージから身を守ります。

体力が多ければイグゾーストでも間に合うのですが、ソラカの場合は体力が少ないのでバリアを持つことで少しでも長く生存できます。自分が上手に「Q」を当て続けててバリアを使えれば、自分がデスするタイミングくらいには味方のADCが敵をフリーで攻撃できてキルできるはずです!


ファーム重視のレーン戦を想定する場合(vsメイジなど)

もしも2vs2の構成が厳しく、ファームを重視して耐えるレーンにしたい時は、動きに沿ってルーンとビルドを変更しましょう。


耐えのレーンにする上で一番大切なのはレーンを維持することなので、耐久力を上げられる「不滅」をメインに選択します。

「ガーディアン」を選択することによりシールドが発生するので、敵のポークやオールインから少しでも体力を維持することができます。「生命の泉」は敵チャンピオンに移動妨害効果を与えると4秒間マークして、マークされた対象を味方が攻撃すると味方の体力が回復するという効果なので、このルーンでも体力を少し維持できます。

自分を守る意味で「ボーンアーマー」を選択していますが、敵にメイジが多いなどのポーク構成でオールインよりもポークが怖い状況では「息継ぎ」を選択しましょう。

そしてサブには「天啓」を選択します。

ここでも体力を少しでも維持するために「ビスケットデリバリー」を選択し、「宇宙の英知」でサモナースペルの回転率を上げています。ソラカにとってサモナースペルは生存率を底上げしてくれる大事なツールなので、攻めにも逃げにも使えて便利です。

本当に僅差になると想定した場合は、「タイムワープトニック」も体力とマナを50%即時回復できるので強い選択だと思います!

ステータスの部分ではアダプティブフォースを1つに減らして物理防御を2つに変更します。

敵にメイジが多ければ魔法防御に1つ振っても大丈夫です!

初期アイテムは、敵に攻撃できない不利なレーン戦を想定しているので、「レリックシールド」を選択しましょう。「スペルシーフ エッジ」よりもより多い体力のステータスと基本体力自動回復がついているので、少しでも体力が確保できます! クエストも敵チャンピオンに攻撃を当てなくてもよく、ミニオンからの回収でいいので、安全で確実に進行できますね。

そして、サモナースペルはフラッシュ+イグゾーストを選択します。

ファームを重視するということは、味方のADCを必ず守らなくてはなりません。守るツールを1つ増やすためにイグゾーストを持ちましょう。

バリアは自分の身を守って耐えている時間に味方のADCが攻撃するためであり、ADCを守るためではありません。バリアは自分が狙われなければADCにとって無意味なスペルを使っているのと一緒ですから、ADCが狙われるような立ち位置をしなくてはならないのなら、イグゾーストを持ちましょう。

敵を攻撃できていない状況でいきなり戦闘を起こしたとしても、ポークが強いソラカではオールインの攻撃にダメージトレードを合わせるのは厳しいです。この形で戦闘をするのは、ソラカが攻撃できない分の攻撃力を味方のADCが装備をそろえて補えるようになってからです!

このような形で試合の前に動き方を想定しておくと、その動きに沿った強いルーン・ビルド選択ができます。動きにもステータスにも無駄がなくなるので、長所をより伸ばしたり、短所をより多く補うことができます。皆さんもいろいろなチャンピオンで試してみてください!

それでは、いよいよ試合開幕からの解説です!

試合開幕


試合が始まったら、アイテムを購入します。レーンの勝ちを狙うなら「スペルシーフ エッジ」、レーンに耐えてファーム重視なら「レリック シールド」を選択しましょう。

今回は理想的なエンチャンターの動き方を解説するので、レーンの勝ちを狙ってルーンやビルドを選択しています。


今回想定する味方ADCは「ヴェイン」。中盤以降に強いレートキャリー型ADCになります。「W」のスキルがトゥルーダメージなのでタンクに強く、「Q」のブリンクで機動力もあります。

パッシブと「R」により敵を追いかける能力に優れているので、優勢になった時の1vs1では確実に敵を倒すことができます。序盤を乗り越えて育つことができれば、ADCの中でもかなり強い部類のレートキャリー型ADCです。

射程は550と一般的ですが、範囲スキルを所持していないのでタワー下に押し込まれやすく、ファームを取るのが比較的難しいチャンピオンになっています。タワー下に押し込まれてミニオンばかりを攻撃していると、敵に攻撃する隙がないので敵がフリーになり、たくさんこちらに攻撃してきます。一方的にダメージを与えられると体力差が開くので、レーン維持をするのが非常に難しいチャンピオンです。

そこで、ヴェインの弱点であるプッシュを、ソラカの「Q」(範囲内の敵ユニットに魔法ダメージとスローを与え、自身の体力を少し回復)でカバーして、被弾した分の体力をソラカの「W」で回復し、厳しい序盤のレーン戦を支えてあげましょう。

ソラカが上手に動いてフォーカスを受けることができれば、ソラカは自分の体力を「Q」で回復できるので、ダメージトレードに勝てるはずです。

「Q」と「E」はダメージ量が高いので、「Q」だけではなく、即時で発動できる「E」を常に当て続け、敵の体力を削りましょう。

イメージ的には、ソラカが7割くらい敵にダメージを与えてダメージトレードして、余裕がある時にヴェインに攻撃させる、くらいの気持ちでプレイします。

敵の構成はケイトリン&モルガナ。ケイトリンはADCの中でも最も射程が長い650を誇ります(レベル18トリスターナを除く)。

スキルの構成も、レーン戦の狭いエリアで戦うことが得意なため、序盤からポーク型のADCの中で一番強いと言っても過言ではないチャンピオンです。

モルガナもメイジサポートですので、レーン戦から試合を作ってきます。「W」によるプッシュとハラスの両立により、レーンが押し込まれ体力が削られたところを「Q」のキャッチでキルを狙ってきます。序盤のレーン戦から非常に強いペアになっています。

ソラカ自体はレーン戦が非常に強いのですが、序盤に弱いヴェインを抱えているため、2vs2の戦いは少し厳しいかなという考えです。ですが、自分が上手に動いてレーン戦で戦えるように頑張ってみます!(この時の心境)

インベードについて


エンチャンターサポートをプレイする時のインベードについてですが、基本的にはしない方が安全です。なぜなら、レベル1でファイトするよりもしっかりとファームをして安全に試合を進行した方が事故が起きにくいからです。

もちろん、レベル1の戦闘で勝てれば早くパワースパイクを迎えることができるのでいい状況になりますが、その逆も想定できます。

エンチャンターサポートのレベル1の戦闘ですが、基本的には通常攻撃が遠距離型なのでカイトしながら一方的に攻撃できる点と、レベル1で取得するスキルのクールダウンが短め(ソラカの「Q」なら8秒)でスキルのダメージも効果も強力なので、戦闘自体は強いです。

しかし、CCという点に注目してみると、タンクやフックサポートではないのでスローぐらいしかないチャンピオンが多いです。1レベルでのダメージトレードは強力ですが、戦闘が長引いてしまう危険があるんです。しかも、隣に中盤以降に強いレートキャリー型ADCを置いていることが多いので、キルをするのも結構難しいんです。

なので、インベードを味方チームが起こす場合は、ソロレーナーに最低でも1人、敵の足を止めるスキルを持っていたり、その戦闘が人数差のある戦闘だと確信した時のみにした方が、安全で確実に有利が取れます。意識してみてください。

逆にインベードされると大変なので、リーシュが始まるまではジャングルの入口で待機して、敵がインベードして来ないかどうかを見張りましょう。

見張るのも危ない構成の場合は、しっかりと安全なところまで下がって見張っても大丈夫です!


リーシュについて


リーシュ自体の注意点の記事と同様です。基本的にはどのルートでリーシュするとしても、1:37か1:38ぐらいがちょうどいいので、そのルールに則ってリーシュしてみてください。ジャングラーがどうしても1レベルでつらいチャンピオンなら、少し多めにしてあげても大丈夫です。

一方、ジャングルがリーシュを希望しない場合は自由な時間ができますよね。その場合、動き方は3種類あります。

  1. ミニオンが到着したら素早くプッシュして確実にレベル2先行をする、ミニオンを調節する
  2. レベル1で戦って勝てる構成ならブッシュに待機し奇襲を狙う
  3. 味方ADCと一緒にリーシュ中の敵を邪魔して敵の体力を削る(1:33ぐらいに顔を出す)

エンチャンターサポートで最も有利を作りやすいのは(2)と(3)でしょう。(3)は敵のジャングルに入り込むので構成によっては少し危険で、上級者向けです。今回は初心者の方でも真似できる(2)の方法を教えます!

エンチャンターサポートは、レベル1で敵の足を止める方法が基本的にはありませんので、キルを狙うのは正直難しいです。そもそもキルを狙いたいならエンチャンターサポートではなくてフックやメイジサポートでレベル1待機した方が強いですからね。

エンチャンターサポートで大切なのは、味方のADCのパワースパイクを早められるように安全にファームさせたり、キルを渡せる時に渡すことです。

本来中盤から強さを発揮するADCが、序盤からCSが優勢で装備差ができていたり、プッシュができていてロームの主導権があれば、チームとしても序盤のカバーをする必要がなくなりますし、その楽な状態を少しでもキープし続けることが大切です。

イーブンでファームが進行しても、レートゲームキャリーの方が中盤から勝手に強くなりますので、無理にキルを狙うよりはレーン戦を楽にしたりパワースパイクを早める方法を常に考えながらプレイしましょう。

なので、レベル1でエンチャンターサポートができる確実に有利を作れる方法としては、敵の体力を少しでも削ることです。レベル1で体力差ができれば敵が前に出て来れないので、レベル2〜3の間は味方のADCが自由にファームできますよね。

敵が回復スキルを持っていないチャンピオンであれば、この体力差はリコールするまで続くことになるので、この行動をするだけで本当にレーン戦が楽になります。このような行動を続けて、少しでも味方のADCに楽させてあげてください。

詳しいやり方としては、敵がリーシュした後、レーン復帰しようとするところをブッシュに隠れて奇襲します。注意したいのは、この行動はキルするためではなく、体力差を作るためだということです。

もしも敵チームのレベル1が非常に強力だった場合、キャッチされてデスしてしまう可能性もあるので、敵が見えない位置から「Q」だけを当て逃げしたり、余裕があれば通常攻撃を挟んで体力差を作ってください。

本当に余裕がある場合、自分がその場に居座って敵がレーンに到着できないように進路を邪魔できれば、敵はミニオンの経験値とゴールドをロスするのでさらに大きな差になります。試してみてください!

青チームの場合

赤チームの場合


エンチャンターサポートの動き方(レーニング)


いよいよレーニングの解説です。

レベル1時点


レーニングが開始したら、まずはダメージトレードとプッシュをします。


ソラカの場合はレベル1から「Q」を使ってプッシュとハラスを両立できます。メイジ編の序盤とやることは基本的には同じです。プッシュができればミニオンの余裕ができるので、味方のADCもハラスに参戦できますし、レベル先行できれば有利な状態でダメージトレードができます。

ソラカの「Q」は範囲魔法ダメージとスロー効果を敵に与えます。スローがついていれば、自分の通常攻撃と味方のADCの通常攻撃の追撃が与えやすくかなり有利になるので、「Q」の命中率は意識しましょう。

「Q」にはもう一つ重要な効果として、「再生」という特殊効果が自身に付与されます。再生は2.5秒間付与されて0.5秒ごとにHPが回復し、回復が終わるまで増加移動スピードを得るというものです。

例えば、「Q」を与えてから通常攻撃を敵に当てようと多少被弾したとしても、再生の効果である程度は回復して体力が戻るよってことなんです。

体力がたくさんある時は「Q」以外に通常攻撃を敵に当てに行き、体力が減ったら「Q」を当てれば、同じくらい敵とダメージトレードをしたとしてもこちらの体力が回復する分、体力差ができます。これを繰り返してどんどん体力差を作っていくのが、ソラカのレーン戦の基本になります。

「Q」を当てる際のアドバイスですが、常に敵がCSを取るタイミングを狙いましょう。もし、敵が避けて当てられなかったとしてもCSのロスを誘発でき、差が開きます。

そしてもう一つが、敵になるべく近づいてから「Q」を使うということ。ソラカの「Q」の射程は最大810ですが、スキルを使ってから地面に落ちるまでの速度は射程が遠いほど遅くなります。敵の近くで真下に使えばほぼ確実に当たりますが、最大射程で使えば敵に避ける猶予を与えてしまうので当たりにくくなるわけです。

「Q」を当ててしまえば、多少ダメージを受けても体力が回復するので、被弾を恐れずにしっかりと近づいて攻撃しましょう。敵の攻撃を避けるよりも、しっかりと当てることがレーン戦において最も大切です!

レベル2時点


レベル1でダメージトレードを有利に行えたら、敵をさらに追い込むために、レベル2で「E」を取得します。

ソラカの「E」は指定地点に渦(1.5秒)を発生させ、範囲内にいる敵チャンピオンに魔法ダメージと継続的にサイレンス、渦が消滅した瞬間に範囲内の敵チャンピオンに追加魔法ダメージとスネアを付与するというものです。

この「E」は指定した時点に即時発動できるので、1段目の魔法ダメージとサイレンスはプレイヤーがミスしなければほぼ100%当て続けることができます。

最初のレーン戦では、2段目の追加魔法ダメージとスネアはあまり意識しなくて大丈夫です。2段目は基本的に、味方のADCがCCを持っていた場合にCCチェインとして使ったり、集団戦でソロレーナーとCCチェインしたり、追いかける時や逃げる時に置いておいて敵の進路・退路を防ぐといった使い方が一般的です。



ダメージトレード最強の「Q」、即時発動で一方的に当て続けられる「E」を使ってどんどん体力差を作っていきましょう!

レベル3時点


レベル3では「W」を取得します。レベル3だと敵のサポートもスキルがそろい、特にフック/タンクサポートがエンゲージしてくる時間帯になります。


この時に「W」の回復がないと、味方のADCがキャッチされてしまった時に対応できないので、使わなかったとしても万が一のことを考えて取得する方が安定します。

もしも敵がレベル3でキャッチする余裕がない場合は「Q」のレベルを上げてもいいですが、その場合はキャッチされた時に何もできないので、味方に「W」を取得していないことを必ず伝えましょう。

「W」を使用する時のアドバイスですが、「W」は自身の体力を消費して味方を回復します。そして「W」を味方に使用した際に敵に「Q」を当てて「再生」の効果を得ていると、「W」を使って回復した対象にも「再生」の回復効果+増加MSを与えることができます。

「再生」を得ている間は「W」を使う際のコスト体力(使用する時に自身の体力が減る量)も減るので、「Q」を当ててから「W」を使うとものすごく効率がいいです! 絶対に意識してください!

レベル4時点


レベル4では引き続きダメージトレードを行いますが、「Q」のスキルを上げることをおすすめします。

理由としては、「勝つレーン」を意識してダメージトレードを積極的に行っているので、「W」を上げて回復効果を上げるよりも、「Q」を上げてダメージや「再生」の回復効果を上げた方がレーン戦で有利になるからです。

何度も言いますが、エンチャンターサポートは自身が前に出て攻撃するので「W」を振る必要がなく、自分だけへの被弾は「再生」の回復量で補えるので「Q」を上げた方が効率がいいです。

とはいえ、ずっと「Q」上げをしていると「W」の回転率が落ち、味方のADCへの回復が追いつかないので、集団戦が始まる中盤までには「W」を5レベルにする必要があります。

なので、1stリコールまでのレベル4〜5では「Q」を上げ、その後に「W」を上げ始めると、レベル11の時点で「Q」3レベル、「W」5レベル、「E」1レベル、「R」2レベルになるのでちょうどいいです。


戦闘が早い状況で頻繁に起きそうだなと思ったら、自分は「Q」を2レベルで止めて上げたりもしています。とても無駄がなくて効率のいいレベル上げになっているので試してみてください!

1stリコールまで


1stリコールまでは、敵を倒すくらいの勢いでダメージトレードを行ってください! ここで有利を少しでも広げておくとその後の動きがとても楽になります。敵を帰らせてCSをロスさせたり、キルができれば最高です!

できればタワープレートも少しいただいて、ワードアイテムのクエストも消化しておきたいところです。

安全にレーン戦を行うために


1stリコールまでは積極的にダメージトレードを行いたいのですが、敵のジャングラーのガンクなども警戒しておく必要があります。

とはいっても、警戒していても来るものは来るので、最低限のワードを置いて最悪来たら下がって逃げる、くらいの気持ちで大丈夫です。

この位置に必ずワードを置いて、

青チーム

赤チーム

1stリコール後はこの位置にコントロールワードを置いておきましょう。

青チーム

赤チーム

ソラカは足が遅いので、マップを移動しすぎると経験値のロスが発生しやすく、自分だけ試合において行かれます。基本的にはレーンの周りで過ごしましょう。

敵がガンクに来たら


敵がガンクに来たら最悪ですよね。でもソラカの時は喜んでください!! それがソラカを最も強く使う方法なんです。

ソラカやエンチャンターサポートの場合、味方のジャングラーがガンクに来たとしてもエンゲージするツールがないので、自分が囮となっておびき寄せて敵を前に出させるくらいしか戦闘を始める方法がないんです。

なので、味方のジャングラーは非常にボットレーンで戦闘がしづらく、ガンクもしづらいんです。たとえガンクしたとしても、ボットレーナーが時間を稼いだ後のカウンターガンクか、味方のADCがCC持ちでジャングラーとCCチェインできる場合くらいしか比較的できません(それなら、ジャングラーはソロレーナーのCC持ちのところにガンクしますよね)。

敵にガンクに対しての恐怖心を植えつけられないのであれば、あえてガンクに来させてそれをさばき、混乱させましょう。

ソラカの場合、2vs2が非常に強いので上記のダメージトレードができていれば、体力差が大きく開いているはずです。そうすると敵のジャングラーはボットレーンをカバーしにガンクをしてくると思うので、2vs3を戦いましょう。


特に序盤は相手の回復効果を阻害する「重傷」アイテムを買えていないですし、ソラカの「Q」「W」「E」のいずれも非常に相手のダメージ計算を狂わせやすいので、2vs3も捌きやすいです!

レベル6~10時点


1stリコールした後はだいたいレベル6くらいになっていると思いますが、レベル6はレベル1~5の時よりも注意してレーン戦を行ってください。というのも、周りのチャンピオンも全員強力なスキルである「R」を取得しているためです。特に、フックサポートはこの時間になるとオールインでのダメージがとても高く、いくらソラカであっても回復が追いつかない場合があります。

レベル6~10は重要な回復スキルである「W」のレベルを上げている最中ですので、最初と同じ気持ちで戦闘をするとあっけなく負けてしまいます。この期間は気持ち控えめに無駄な戦闘をせず、自身のレベルと装備を集める時間にしましょう。

この時間はボットレーンで戦闘する必要がないので、味方全員を回復できる「R」を取得したら、起点が作れそうなソロレーナーに注目して「R」で支援しつつ、アシストをいただきましょう。


ちなみに、レベル1~5の時間帯に敵をキルするなどの有利が作れて、装備差やレベルが開いていると、このレベル6〜10のソラカが弱い時間帯をスキップできるので、1stリコールまでの積極的な動きが非常に大切です。最初の動きがここに繋がってきます。


エンチャンターサポートの動き方(ローテーション)


  1. 1stリコールまでに差を広げる(CS差を作る、キルをする、タワープレートを取る)
  2. 6~10レベルまでは安全にファームする(「R」はソロレーンを育てるために使うか、ガンクに備えて残しておく)
  3. ボットのタワーを狙いつつ、余裕があれば味方に寄ったりドラゴンを狙う
  4. 敵のボットタワーが折れたら、次の目標を確認する

ボットタワーを折れたら、まずは敵のタワーが残っているレーンに向かいましょう。基本的には先手でローテーションしたりロームしたりして、揺さぶりをかけます。

エンチャンターサポートには先手を取ってエンゲージするスキルがないので、エンゲージしたがっているソロレーナーについて行って戦闘を起こしたり、敵のガンクを予測して助けに行ってもいいです。


エンゲージができなくても、ポークして敵をタワー下から下げることができるなら、ソロレーンに顔を出してもいいでしょう。それができそうになければ、味方のADCの支援を引き続き行ってください。

もしもソロレーンに向かうことで味方のADCの成長が止まってしまうなら、エンチャンターサポートの場合は行かなくて大丈夫です。エンチャンターサポートは細かい戦闘が決して強いわけではないので、5vs5などの大規模な集団戦が起きるまでは無駄な戦闘は避けましょう。

チャンピオンや構成によっては、小規模戦闘を仕掛けていくチームになることもあると思いますが、その場合はチームの軸になるチャンピオンを支援するように動きます。

ワードを置く時も、自分が1人だけになって敵がエンゲージしてこないように、味方と一緒にワードを置くように意識しましょう。1人でワードを置く時は「敵が全員視認できていて安全」だったり、「自分が襲われてもその後の戦闘で勝ち、チームが有利になるシーン」だけです。

エンチャンターサポートは支援するタイプなので立ち位置的には後ろの方になりますが、だからといって「指示ができない、してはいけない」わけではないので、重要なポジションにワードを置きたい時や、戦闘を行いたい時は必ず味方にピンをして合図しましょう。

ファームをしている間に戦闘を狙っていなくても必ず戦闘が起きるタイミングがあります。それは、「重要なオブジェクト戦闘」です。

タワー付近はもちろん、「ドラゴン」「バロン」「ヘラルド」の争奪戦では嫌でも戦闘が起き、基本的には5vs5になるので、その時にきちんと戦闘ができるようにワードの準備や味方への指示などを行いましょう。

エンチャンターサポートはキャリーが育たなければ活躍できないので、まだ戦闘では勝てないからファームが必要と判断した場合はオブジェクトを捨てる合図をピンで味方に伝え、戦闘を避ける判断も大切です。意識しましょう。

エンチャンターサポートの動き方(集団戦)


集団戦では、味方のADCを守ることと同じくらい大切なポイントがあります。それは、フロントラインを保ってくれるソロレーナーを回復して、できる限り生存させることです。

エンチャンターサポートと味方のADCだけでは、とても柔らかくCCも少ないので、すぐに倒されてしまいます。トップ、ジャングルのタンク、ファイターを回復してフロントラインを保ってもらいましょう。

もちろん、味方のADCよりも他のチャンピオンの方がダメージが出る時間帯なら、フロントラインを重点的に回復して戦闘に勝って行っても大丈夫です!

理想的なのは、フロントラインと味方のADCを両方回復できて、自分にもフォーカスを引き付けられるポジションです。下がりすぎると味方の被弾が多くなるのと、「Q」も当たりにくくなり、「バリア」も無駄になってしまうので、立ち位置を意識してみましょう!


集団戦中もしっかりと「Q」→「W」で回復をしながら、「E」はなるべくCCチェインを合わせて2段目も効果が発動するように重ねたり、サイレンスを正しく適切な敵に使えるように意識します。「R」は味方全員に回復効果が与えられるので、味方の体力が平等に減った時に使えれば理想的です。

絶対に守らなければいけない対象が倒されそうなら、惜しみなく使うことも忘れずに!

まとめ


ソラカを使う際のスキルの使い方はこのような感じですが、他のエンチャンターサポートを使う時も基本的な考え方は一緒です。

誰にフロントラインを保ってもらうか、どのようにして味方のADCを守るか、誰に重要なスキルを使えば味方が生存でき、敵を倒すことができるのかを常に考えながら、ポジションを陣取ったり、ワードを置いたり、スキルを使ってみてください。

エンチャンターサポートは上手に使えれば味方が伸び伸びとプレイするところが見られてとても楽しく、試合終了後に褒めてもらえることが多いサポートです。皆さんもいいエンチャンターサポートになれるように頑張ってください!

長文を読んでいただき、ありがとうございました。次回の「タンク編」もお楽しみに!

エンチャンターサポートで勝つための5つの鉄則


  1. エンチャンターサポートは序盤に弱いレートゲームキャリー型のADCを一番支えやすいタイプで相性抜群!
  2. プレイする際は、味方の構成と敵の構成をよく確認して試合前にプランを考えましょう!
  3. 考えたプランに寄り添ったルーン、ビルドを選択して動き方も変えましょう。メリハリのある動きをしましょう!
  4. 敵を無理にキルすることよりも、少しでも安全に小さな差を確実に広げ、 キャリーをきちんと育てましょう!
  5. 誰を起点として、誰にダメージを出してもらえるかを常に考えながら戦闘で立ち回りましょう! 中盤以降に強いので、序盤はつらくても諦めないで!

Air(えあー)プロフィール


「サポートでもキャリーできる」をモットーに『リーグ・オブ・レジェンド』で活動。レートは最高ランクの「チャレンジャー」、ロールは「サポート」。シーズン10(2020年)終了時には日本サーバー12位、サポート1位を達成。シーズン11もチャレンジャー。初心者から上級者まで学べるサポート解説動画、配信を発信している。

Twitter:https://twitter.com/Air53xy
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2025年10月31日 9:59更新

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