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「タンク」クラス紹介 味方を守り、チャンスを作る集団戦の花形といえばコイツらだ!【ねむしの『LoL』マスターランクへの道 第2回】
『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)の新人ライター、ねむしです。
先日、ヴェインメインに感化されてmidで使ってみたのですが、アサシンビルドにしたのに思ったよりダメージがなくて、味方に申し訳ない結果に……。
みなさんも独特なビルドをするときはちゃんと下調べしてからプレイしてくださいね(泣)。
今回からは、第1回でご紹介した「『LoL』チャンピオン適正診断【初・中級者向け】」の診断結果に応じて、各クラス・サブクラスの特徴や初心者に向けた使い方のコツをご紹介していきます。
まずは、味方を守りチャンスを作る大事なクラス「タンク」です。
タンクとは?
タンクと診断されたアナタは、味方想いでチームとしての勝利を重んじる傾向にありそうです。
1人でゲームをキャリーするよりも、その場の判断力や知識によってチームで勝ちに行くことに喜びを感じているのでしょう。きっと他のクラスをプレイしているときも集団戦を行うのが好きなのではないでしょうか?
そんなタンクチャンピオンの特徴をいくつか挙げてみます。
戦闘の主導権を握る
タンクは集団戦の中心を担う存在であり、集団戦こそ彼らの最も輝く舞台です。多くのチャンピオンが多様なCCスキルを持ち、味方チャンピオンのダメージを出すきっかけ作りを得意とします。
また、バーストダメージに滅法強いので、アサシンやメイジには強く出ることができます。
序盤こそあまり硬くはありませんが、しっかりとファームをしていけば生半可な攻撃では倒れなくなります。ちなみに韓国では、上手なタンクのことをその見た目になぞらえ「巨神兵」「世界樹」と形容したりします(笑)。
攻めることも守ることも得意!
大きな身体と強力なCCとスキルは、盾にも矛にもなります。
攻め入るタイミングを見計らい、チームのエンゲージ役を担うこともできますし、逆にそのエンゲージをいなすディスエンゲージも得意とします。
みんな大柄な見た目をしていますが、とても小器用な連中なのです。
実はダメージも出せる
一般的にゲームにおけるタンクってダメージが出せないイメージがありませんか? 人によってはそれがストレスに感じたりもします。
しかし『LoL』におけるタンクは、チャンピオンによってはファイターに匹敵するようなダメージを出すことができます!
タンクは通常、相手をキルすることよりも、フォーカスをもらい味方への脅威を取り除くことを目的としますが、ダメージがなさすぎても相手からは無視されてしまいます。
『タンク』のサブクラス
ここからは、タンクの中でも特徴によって分類した「サブクラス」をより細かく見ていきましょう。
ヴァンガード
ヴァンガードは攻撃的なタンクです。先陣を切って突撃し、アクションを起こすことに特化しているチャンピオンが多いです。
敵を混乱の渦に巻き込んで、陣形を崩壊させることを得意としていて、味方の攻撃のきっかけをつくることができます。
オススメチャンピオン
・アムム(450ブルーエッセンス)
敵にまとわりついてCCまみれに!
ロール:ジャングル・サポート
アムムはとても素直な性能をしていて、タンク初心者の人にオススメできます。ゲーム中1、2を争うほどのアルティメットを活用し、集団戦を勝利に導けます。
ジャングルではファームをしっかりとして、中盤を見据えた堅実な動きをするとうまくいきやすいです。序盤はファームだけしていても全然OK。
反対にサポートでも2回使える「Q-絡みつく包帯」が強力なので、低レベル時からドンドン仕掛けていきましょう! サモナースペル、イグナイトも活用できれば彼の攻撃に耐えられるADCはいません。
・セジュアニ(450ブルーエッセンス)
猪突猛進! 敵を氷漬けにして圧砕する女帝
ロール:トップ・ジャングル
セジュアニは「パッシブ-極北の激憤」というスキルのおかげで何もしなくても保証された耐久力を持ちます。ダメージも高く、タンクでレーン戦がしたいという人はぜひ彼女から初めてみましょう
どちらのロールでも序盤・中盤で戦える好戦的なタンクです。1人でも強力ですが、彼女が真価を発揮するのは「R-グレイシャルプリズン」を用いた強力なキャッチアップにあります。「Q-猪突凍進」で敵に組み付き、氷漬けにしてやりましょう!
ワーデン
ワーデンは防御的なタンクです。タンクの中でも取り分け硬く、戦線を維持することに重きを置いた性能をしています。
味方を脅威から退け、守ることが得意でマークスマンやメイジといった機動力に欠けるチャンピオン達と連携することで真価を発揮しやすいです。
オススメチャンピオン
・ブラウム(3150ブルーエッセンス)
大きな盾と筋肉で味方を守れ!
ロール:サポート
ブラウムはまさにワーデンを体現したチャンピオンで、ほぼすべてのスキルが味方を守れるように設計されています。
特に「E-不破の盾」は彼を代表するスキルで、盾を構えてその方向から飛んでくる投射物ほぼすべてを無力化させることができます。これは敵のオートアタックから味方を守れるため、botレーンの2対2の戦闘で役立ちます。
相手が近距離チャンピオンで防げない? そんなときは彼の拳をおみまいし、「P-漢の拳」を発動させてスタンさせてやりましょう!
・ポッピー(450ブルーエッセンス)
巨大なハンマーで敵を吹っ飛ばせ!
ロール:トップ・ジャングル・サポート
ポッピーはその小さな見た目とは裏腹にとてもパワフルなスキルをしていて、ワーデンでありながらファイター気質な一面も持ち合わせます。
「W-ステッドファスト」は相手の高速で移動するダッシュスキルを阻害し、しばらくポッピーから離れられない「釘付け」というCCを付与する特殊な領域を展開します。これを活用して相手のアサシンやタンクの脅威から味方を守りましょう!
「R-守護者の鉄鎚」は長押しすれば大量の敵を遠くに吹き飛ばして、人数差を強引に作れるインパクトのあるスキルです。こちらも相手の脅威となる対象に向けおみまいしたいところ!
タンクを使う上で初心者が覚えておきたい立ち回り
味方が思わず好きになってしまうような、デキるタンクになるヒントはコチラ! タンクの動き方にある程度慣れてきた方は、以下のことを実践してみましょう!
積極的にコミュニケーションを取ろう
タンクの弱点として「味方との連携が不可欠」な点が挙げられます。
あなたが行ったエンゲージが失敗してしまうこともあるでしょう。もしかしたらその時、味方は心の準備ができていなかったのかも……?
こういった問題は積極的にpingを使うことで解決できるかもしれません。特に「向かいますping」は意図を効果的に伝えられます!
「ミッドにいるこいつにエンゲージするよ!」といった感じで、2、3度打つとより効果的です。
相手に合わせてアイテムビルドを考えよう
思ったより自分がすぐデスしてしまう時は、アイテムビルドが最適ではないのかもしれません。
まずは、相手の主要なダメージタイプがAD(Attack Damage。物理攻撃)かAP(Ability Power。魔法攻撃)なのかを「tab」キーから確認し、それに応じたアイテムを買うことで耐久度を上げることができます。
チャンピオンごとにADかAPかはだいたい決まっているのですが、160体以上もいたら最初はチャンピオンを見ただけではわからないでしょう。そんな時は、相手のアイテムで判断するのがオススメです。
最初に購入したのが「ドランブレード」ならADチャンピオン、「ドランリング」ならAPチャンピオン、といった感じ。
また、相手のキル・レベルの大きさで脅威度を推し量ることも効果的です。たくさんキルしている敵は他の敵よりダメージの割合が大きいはずですからね。
ボディブロックで味方を守ろう
スキルで味方を守るのが得意なタンクですが、うまいタンクはその身体をも使って味方を守ります。これを「ボディブロック」といいます。
敵と味方の間に割って入るこのテクニックは、貫通しないすべてのスキルはもちろん、ダメージが出せるタンクを無視できない状況では相手の攻撃を自分に集めることができます。
世界のタンクのスーパープレイ
最後に、タンクのプレイが少しでもイメージできるように、トッププレイヤーたちが見せたスーパープレイをご紹介します。少し古いものもあり、現在のパッチやメタとは異なりますが、各チャンピオンの特性を生かした動きがきっと参考になるはずです。
①アムムのワンプレイ
ミニオンからのAAで「E」を短縮してフィズに勝利している技ありのプレイ。
CCを入れて終わり、というイメージがあるアムムの意外な1on1性能を紹介(10:55より)
②GenG Doranのグラガス
chovyをジンクスのアルティメットから守るボディブロックをしながらフロントを張りながら前進。
さらに、スレッシュを引き寄せつつジンクスを遠ざける非常に効果的なアルティメットで集団戦を勝利に導いたワンプレイ(3:51)。
③DK khanのサイオン
ヴァンガードとしてのエンゲージをこなした上で、うまくファームしたタンクの凄まじい耐久力が垣間見えるクリップ(6:12より)。
あとがき
今回はタンクについての紹介でした!
集団戦における縁の下の力持ちであり、アサシンなどと比べると華やかな目立ち方はしない、いぶし銀なクラスですが、上手にゲームを動かせた時の満足感は他クラスにはない特徴だと思います。
何より味方にいてくれるとうれしいクラスなので、大抵の人に歓迎されがちです(笑)。
ぜひ皆に好かれて、頼れるタンクになってください!
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