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【『LoL』パッチノート先取り速報:26.05編】上位層メタを意識したメイジミッド凋落……からのピックトレンドは「タンクミッド」に!? ジャングルのバフ3人にも要注目

こんにちは! 『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)のライター、ねむしです。
さて、今回も『LoL』リードゲームプレーデザイナーであるMatt Leung-Harrison氏のパッチ26.05での調整予告と、その内容をまとめてくれているSpiderexe氏のポストや日ごろX(旧Twitter)で発信している情報、そして最新公式情報を正確に翻訳しお届けしている『LoL Times』様を元に、パッチノートの”前段階”である「調整予告」を元にメタを予測していく、「パッチノート先取り速報」をお届けします!
また、本企画で扱うすべてのステータス用語は、公式表記ではなくコミュニティで受け入れられているアルファベット表記に準じます。
- 攻撃力 → AD (Attack Damage)
- 魔力 → AP (Ability Power)
- 物理防御 → AR (Armor)
- 魔法防御 → MR (Magic Resistance)
- 体力 → HP (Hit Points)
- 攻撃速度 → AS (Attack Speed)
- 移動速度 → MS (Movement Speed)
パッチノート26.05調整内容(予定)
パッチノート26.05は日本時間2026年3月4日(水)に配信されます。今回のパッチはひかえめな内容ながらメタに即したナーフリスト(特にエリート帯以上において)と、新たな可能性を広げる調整がしっかりと盛り込まれた内容となっています。主な変更点は以下の通りです。
チャンピオンバフ
チャンピオンナーフ
システムバフ
- ガレン
- リー・シン
- リリア
- メル
- ノクターン
- ボリベア
チャンピオンナーフ
- カ=ジックス
- ニーコ
- ヴァルス
- オリアナ
- アジール
システムバフ
- ヒュブリス
- ソラリのロケット
Patch 26.5 Full Preview!
— Matt Leung-Harrison (@RiotPhroxzon) February 25, 2026
Ranked EUW Test delayed for another day, we're playing it safe to land the changes without breaking anything
Volibear
- Voli changes are targeted at balancing out his AD builds vs his currently strong AP builds; needs a bit more time to land
Lillia
-… pic.twitter.com/GmpPQ92tLZ
メイジミッドたちに入るテコ入れ

昨今の『LoL』におけるミッドレーンは、空前の『大メイジ時代』を迎えていると言っても過言ではありません。
サイドレーンの動向に関わらず、一定のパフォーマンスが出しやすいうえ、アイテムの選択肢も豊富です。コアアイテムである「ロストチャプター」の派生アイテムは今や5種類もあるのですから。
そんなメイジたちですが、調整のやり玉に挙げられ始めるほど、メタに鎮座し続けたのも事実。今回は特にエリート帯(ダイヤモンドII~チャレンジャー)のプレーヤーにフォーカスした調整です。
アジール:ナーフ
- 基本ステータス
レベル毎HP増加:119 >> 108
- 基本ステータス
レベル毎HP増加:119 >> 108
オリアナ:ナーフ
- Q
クールダウン:6–3秒 >> 7–3秒
- Q
クールダウン:6–3秒 >> 7–3秒
どちらも微細なナーフに見えますが、メイジというチャンピオンは非常にデリケートです。どちらも無視できないパフォーマンスの低下が見込まれます。
まず共通して言えるのは『どちらもエリート帯専用機体』に近い存在ということ。プラチナ以下のレートでは両名ともに勝率は47%か、これを大きく下回る数値となってしまっている中でこれらのナーフが来てしまいます。先出しがしやすいミッドレーナーというポジションは、徐々にビクターやアーリにその座を譲ることになるでしょう。
アジールはオールインを行った際の耐久値がざっくり計算して100前後の低下となります。
強みである支配的なレーン戦を継続していく中で、相手の決死のオールインに対して弱くなってしまいます。アカリ/エコー/ゼドなどのアサシンを相対するうえで特に致命的となるでしょう。

オリアナの方はQのレベルごとのCD増加にとどまりました。Qを最初に上げ切るのであれば、スキルレベルが最大になるレベル9以降は効果がなくなるナーフになります。
最も影響を受けるのはWを上げる場合です。Wにポイントを振り、Qのスキルレベル最大化が遅れれば遅れるほど、以前よりボールの小回りが利きづらくなっていきます。
現在でもW先上げのセットアップは選択されない傾向にありますが、これまで以上にQ先上げがスタンダードになるものと見込まれます。

一方で、現在はレーン戦での優位性が大事なメタですので、例外的に「秘儀の彗星」の採用時や、あるいは対面のレーンサステインが少ない場合、ハラスの火力を最大化させるために2~3程度Wにポイントを振るのは依然としてアリでしょう。
一方、メルは継続してバフが入ります。彼女はパッチ26.03でのミニリワークがあったものの、パフォーマンスが芳しくなく、すぐにホットフィックスによる修正が行われました。
しかし、なおもチャンピオンパワーが不足しているとして追加のバフを受け取る形です。
メル:バフ
- Q
追加ボルト毎のダメージ:5–9 >> 5–13
- R
基礎ダメージ:100 / 150 / 200 >> 125 / 200 / 275
- パッシブ
ミニオン補正:0.6倍 >> 0.5倍
- Q
追加ボルト毎のダメージ:5–9 >> 5–13
- R
基礎ダメージ:100 / 150 / 200 >> 125 / 200 / 275
- パッシブ
ミニオン補正:0.6倍 >> 0.5倍
メインダメージスキルであるQとフィニッシャーを担うRのダメージが向上します。パッシブに関しては、これらのダメージ上昇分によりウェーブクリアが過剰にならないようにするためのスケールダウンでしょう。
ホットフィックス分を含めれば、これにより彼女はすべてのスキルにバフを受け取った形となります。前述の通り、現在のミッドはメイジの機運が高まっているため、環境面でも追い風です。

本体性能はこれで十分な形になりますが、チャンピオン特性として彼女は先出しが簡単なメイジではない点には留意しましょう。
Wによる無敵がなくなった現在のメルは、どちらかといえばダメージに振り切った性能です。つまりはダメージレースで勝たない(あるいはレース自体させてもらえない)マッチアップでは、後手に回りやすいチャンピオンになったといえます。
ツイステッド・フェイトやサイラス相手には反射を優位に生かしながらダメージレースで勝利できますが、ゼド/タロンなどの投射物に依存しきっていないメレーチャンピオンや、シンドラ/ゾーイなどのレンジ外から立て続けに攻撃を加えてくる対面は苦しい印象。
まとめると『性能は一線級だが、デザイン上先出しは難しい』といった立ち位置。幸い、運用難易度は簡単な方なので、後出し用のチャンピオンとしてプールインしておくと、ここぞというときに彼女が活躍してくれることでしょう。
ジャングル環境の変動

前述のとおり、変更点は少ないパッチではありますが、最も動くとすればジャングルでしょう。バフを受ける予定の3人を見てきます。
リー・シン:バフ
- Q1 / Q2
基礎ダメージ:60–180 >> 65–185
- Q1 / Q2
基礎ダメージ:60–180 >> 65–185
リリア:バフ
- P
モンスター回復のAP反映率:9% AP >> 15% AP
- Q
AP反映率:30% AP >> 35% AP
- R
基礎ダメージ:150 / 200 / 250 +(45% AP)>> 100 / 150 / 200 +(40% AP)
クールダウン:140 / 120 / 100秒 >> 150 / 130 / 110秒
- P
モンスター回復のAP反映率:9% AP >> 15% AP
- Q
AP反映率:30% AP >> 35% AP
- R
基礎ダメージ:150 / 200 / 250 +(45% AP)>> 100 / 150 / 200 +(40% AP)
クールダウン:140 / 120 / 100秒 >> 150 / 130 / 110秒
ノクターン:バフ
- パッシブ
クールダウン:13秒 >> 12秒
- Q
移動速度増加:15–35% >> 20–40%
- パッシブ
クールダウン:13秒 >> 12秒
- Q
移動速度増加:15–35% >> 20–40%
まずリー・シンは最も注目すべきチャンピオンでしょう。彼はすでにエリート帯に限ってはかなりのパフォーマンスを見せています。そのような中でメインダメージスキルであるQのダメージバフを受け取るのであれば、間違いなくメタの中心として鎮座することは疑いようもありません。
現環境では、彼の「赤月の刃」を活用したパワースパイクが強烈かつ(安価なために)迅速に訪れ、誰よりも早く序中盤で存在感を出せるチャンピオンとなっています。プレーヤースキルに応じて戦術的な動きが広がる点も評価できます。

プラチナ以下のプレーヤーでも、基本コンボを遂行し続けるだけである程度存在感が出せるチャンピオンでしょう。ただし、レイトゲームに行くにつれて立ち回りが難しくなるチャンピオンではあるため、彼をピックするのであれば大なり小なり、序盤での有利をモノにしたいところです。
リリアはパッチ26.02でのナーフがそっくりそのままなくなる代わりに、アルティメット部分がナーフされました。
彼女はアルティメット依存度が極端に高いチャンピオンではありませんし、相対的に見てバフなのは間違いありません(コミュニティでは『調整ではないか?』という声が上がっていますが、これは正しくありません)。

最近はオーン/ドクター・ムンド/レオナといった彼女が活躍しやすいタンクチャンピオンが登場する傾向にあるため、彼女もまた元気にサモナーズリフトを駆け回ることができるようになりそうです。
また、前述のリー・シンをはじめ、先出しされやすくメタの中心であるADファイター系のチャンピオンと戦いやすいのも評価点。ジャングルのAP枠として、いい地位を確立するでしょう。
最後にノクターンです。彼は現環境だとまずまずの評価を得ている程度ではありましたが、序盤のファーム速度にかなりのバフを受け取るため、評価は急上昇すると見ています。
元々彼自身、性能は悪くありません。レベル6になる前に敵ジャングルがスノーボールを開始していて、試合のテンポに置いて行かれてしまう展開が苦しかっただけです。
中盤以降はアルティメットによるプレッシャーから、敵ソロレーナーによるサイドレーンのコントロールを難しくさせますし、流行のADファイターとの1vs1もこなすことができます。

何より難しいコンボがないため、高い実践力が彼の長所です。ゴールド前後の読者の方はぜひとも彼の運用を検討してみてください!
注目のトレンド──『タンクミッドメタ』

今回は少ない調整ながら、しっかりとメタチャンピオンにはナーフを入れてくる内容となっています。前回のパッチ26.04でも同様のナーフリストではありましたが、結果として次に訪れそうなトレンドと注目すべきチャンピオンについてお話しいたします。
結論から言うと、私はミッドがタンクメタになっていってもおかしくないと感じています。
最近の調整傾向は、無難にスケールを目指せてしまったカサ=ディン/ケイルといったチャンピオンや、レーン主導権を握りながら得意な集団戦を迎えるアジール/オリアナ/シンドラらの純正メイジをナーフしていく傾向にあります。
こういったチャンピオンはタンクチャンピオンへの“緩やかな”カウンターになります(実際にはタンク側も取れる選択肢があるという意味で“緩やか”)。ケイルはタンク相手に安穏とファームできますし、アジールやオリアナはタンク相手に主導権を握らせない動きが得意です。

しかし、そのカウンターたちは軒なみナーフを受け続けており、明確なタンクミッドへの回答が少ない状況にあります。それに加え、タンクチャンピオンとタンクアイテムは両方強力ですし、他レーナーは十二分に火力を出すことができる環境です。
サイオンは真っ先にミッドで活躍が見込めるチャンピオンです。今のミッドレーンでは彼が「ホロウ レディアンス」を購入するまでに咎めることは難しく、中盤以降は彼自身がスケールしてしまいます。
サイドレーンでの運用でも、サイオン側はジャングルを呼んでのタワーダイブも可能である一方、彼自身はアルティメットによる逃走が可能なため、コントロールがしやすいといえます。

オーンも個人的にはピックできる可能性があると思います。彼はやや構成に依存してしまうものの、パッシブでの味方の強化はシンプルに強力ですし、アルティメットからのエンゲージツールをミッドが用意できるのは素晴らしい点。
地味ながらブリンクがあるのもありがたいですね。トップだと撤退するには遅すぎ&短すぎなEも、ミッドレーンであれば十分な性能をしています。ガリオのようにウェーブクリアをするだけしてEで下がる動きも可能です。

ジャングル環境も味方しています。現在はグレイブス/ザイラ/ブランドといった継続ダメージを出せるジャングルも十分ピック可能な性能であり、その相方としてチーム構成を強靭にする上で最適なのがタンクミッドです。
アサシンはタンクを相手するためのビルドを構築すると、現在のメタの中心にいるADCを葬ることができません。その選択肢をピック段階で押し付けられるだけでも戦術的にはアドバンテージです。
最後にダメ押しです。すでに強力なはずのタンクアイテムも、以下のように立て続けにバフされていきます。
プロトプラズム ハーネス:バフ(パッチ26.03での調整)
- スキルヘイスト:15 >> 20
- UNIQUE Passive – ライフライン
最大HP増加:200 >> 200 – 300 (レベル)
HP回復:200 – 400 + (250% 増加AR) + (250% 増加MR) >> 200 – 400 + (175% 増加AR) + (175% 増加MR)
- スキルヘイスト:15 >> 20
- UNIQUE Passive – ライフライン
最大HP増加:200 >> 200 – 300 (レベル)
HP回復:200 – 400 + (250% 増加AR) + (250% 増加MR) >> 200 – 400 + (175% 増加AR) + (175% 増加MR)
ソラリのロケット:バフ
- UNIQUE Active - 献身
シールド量:200–360(レベル1からスケール)>> 290–360(レベル8からスケール)
- UNIQUE Active - 献身
シールド量:200–360(レベル1からスケール)>> 290–360(レベル8からスケール)
序盤にリスクを取らなくていいため、長期的には勝率が出やすいのもミッドレーナーからするといい点です。
個人的にはあまり好ましい傾向ではないとは思いますが、メタは適応するものといえばそれまでなので……ミッドレーナーとしては彼らタンク2人を習熟せざるを得ません…!
まとめ
- メイジミッドの光と影。エリート帯御用達のアジール/オリアナナーフ、メルは市民権を獲得
- 波に乗るリー・シン/リリア。ノクターンも活躍の見込みあり
- 最近の調整傾向から予想『タンクミッドメタ』
以上がパッチ26.05の先取り速報になります!
前回のパッチ26.04がかなりの量だったため、今回はひかえめな内容となりました。しかし、だからこそ次の環境の流動が分かりやすくなったといえます。
シーズン開幕の動乱が落ち着き、3月に入るという中で全体の数字感(パワー)が収まってきたような印象を受けます。こうなるとやはり試合展開は落ち着いてくるため、タンクの機運が高まるように思えてなりません。
少し大胆な予想ではありましたが、決してメイジ/アサシンがミッドから締め出されるほどではない、という点は追記させていただきます。『ミッドのタンクが高いパフォーマンスが発揮しやすい環境となるだろう』と読み取っていただければ幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
次のパッチ26.06でお会いしましょう!
パッチノート26.05概要(3月4日正式公開)
パッチノート 26.05
https://www.leagueoflegends.com/ja-jp/news/game-updates/patch-26-05-notes/
パッチノート|リーグ・オブ・レジェンド
https://www.leagueoflegends.com/ja-jp/news/tags/patch-notes/
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