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デュエリストだけじゃない!コントローラーで魅せた 新たなtakej【REJECT takej選手インタビュー】
『VALORANT』の2022年シーズンがついに本格始動。「2022 VCT Stage1 - Challengers JAPAN Week1 Main Event Day1」が2022年2月26日(土)より開幕した。
Bo3の連戦を勝ち抜き、PLAY-OFFへの切符を手にした「REJECT」。今回は、そんな新生REJECTで大活躍を見せたtakej選手に独占インタビュー。
試合後の心境を語っていただいた。
新チームで新しいプレイスタイルを魅せた新生takej
——まずは、長丁場の試合おつかれさまでした。また、1位通過おめでとうございます!
takej選手(以下、takej):ありがとうございます。チームが結成されたばかりで、練度も低くめちゃくちゃ不安だったのですが、1位通過できてうれしいですね。
——Absolute時代から、ともに戦ってきたメンバーが解散し、新たなチームとしてスタートしたわけですが、チームの雰囲気はいかがですか?
takej:雰囲気は悪くないと思います。まあでも、負け込んだら多少は悪くなるかな(笑)。
——(笑)。なら、そこまで大きな変化はなかった?
takej:そうですね。
——チームとして事前にどんな準備をしてきましたか。
takej:HaReeeくんのプレイヤースキルアップの改善ですね。HaReeeくんはチームの中でも特にエイムが優れています。彼がさまざまなエージェントを使えるようになれば、チーム全体が強くなるので、そこに注力しました。
——なるほど。確かにHaReee選手も以前とは違い、さまざまなエージェントを使用していましたもんね。またtakej選手といえば、レイナをはじめとするデュエリスト使いというイメージでしたが、今回はアストラやヴァイパーといったコントローラーを主体としてピックしていましたね。タイプの違うエージェントを使った手応えはありましたか?
takej:コントローラーのエージェントは使っていて楽しいです。スモークが使えるので、デュエリストより使いやすいですしね。最近は、コンペティティブモードでデュエリスト使っても勝率がものすごく落ちるくらい、コントローラーに慣れてきました。
——やっぱり、スモークで戦況をコントロールしながら、持ち前のエイムで戦えるのが強みなんですね。
takej:スモーク使い終わったら、デュエリストっぽく戦えばいいだけなんで、そういうところが性に合っているんじゃないかなと思ってます。
——配信1戦目でいきなりエースとってましたもんね!
takej:実は、あのあと背中つりましたけどね。(笑)
——えっ!
takej:エース取った後「ナイスー!」って両手を挙げて士気を高めてたんですけど、そしたら背中つっちゃって、次のラウンドの購入フェーズ中、ずっともだえてました(笑)。
今日はACEとったと思ったら背中思いっきりつったんよね。。。。。。 pic.twitter.com/wYufQjBFuC
— takej_Fi (@takejfps) February 26, 2022
反省すべき課題を残したCNCI BULEBEES戦
——続けて各試合についての感想をお聞かせください。CNCI BULEBEES(以下、BB)戦の手応えはいかがでしたか?
takej:BB戦の1マップ目は緊張もあってか、いつも通りにプレイできなくてしんどかったです。2マップ目のブリーズでは、23ラウンド目にMedusa(めどぅーさ)選手が1on2で勝ってくれたんですけど、あれがなかったら負けてたって思うくらい内容的には最悪でしたね。
——something選手の強さが際立ってたイメージでしたが、その辺も影響していましたか?
takej:相手の選手がどうこうという次元ではなかったですね。練習通り戦っていれば絶対に勝てる相手だと思っていたのに、それができなかったのが辛かったです。2マップ目に勝ったあとは「いったんみんなで落ち着こう」って話し合ってヘイヴンに挑みました。
ヘイヴンはエージェント構成をいろいろ試していて、特に得意なマップでもあったので、そこで本領を発揮できたのが唯一良かったポイントですね。
なので、3マップ目のヘイヴンは100点。あとは10点くらいです。
——BB戦後は「内容的には負けてる試合だったので修正して次も勝ちます」とツイートもしていましたが、どういう点を修正していこうと考えていましたか?
takej:やっぱり、コミュニケーションエラーですね。言語が通じないとかそういう意味ではなくて、ちょっとした意思疎通ができてなかったことでミスが生じてしまった場面がいくつもあったので、そういった部分を改善していけたらなと思っています。
連戦の疲弊もなんのその。意地を見せたIGZIST戦
——FENNEL戦でとても安定した立ち回りを見せていたIGZISTですが、どういった部分に苦しめられましたか?
takej:正直な話をすると、BB戦の方が撃ち合いが強くて辛かったです。最初のヘイヴンは、僕たちREJECTが連戦だったこと。また直前で配信されていたBB戦の試合を見られていたことも考慮して、1マップ目は休憩マップということで、各々がやりたいことをやろうって割り切って戦ってました。
——確かに、IGZISTの対策もしっかりしていた部分はありますが、後半は以前のREJECTが編み出した通称「デスマッチ作戦」で縦横無尽に戦っていましたもんね。
takej:そうですね。次のマップのために体力を温存するためにも、余計なことは考えずに戦っていました。
——なるほど。IGZISTが圧倒していたと感じたのは、そういった背景があったんですね。
takej:はい。IGZIST側がヘイヴン戦の対策をしっかりしていたという部分もありますけどね。対策されすぎてて、Reitaさんが「IGLしたくなくなった」って言ってたくらい(笑)。
——あはは。Raita選手も苦しめられていたんですね(笑)。2マップ目からはREJECTらしい、力強い戦いが見られた気がします。2マップ目に行く前にどんな話し合いをしましたか?
takej:2マップ目からはとにかく声を出していこうという話し合いをしました。人って疲れると声が出なくなり、そういったところからコミュニケーションエラーが起きてしまうので、意識的に声を出すよう気合いをいれました。
——特に3マップ目のアイスボックスなんかは、心なしかチーム全体が温まってきた感がありましたね。
takej:そうですね。自分たちの実力さえしっかり出せれば、誰にも負けないくらいの強さはあると思ってるんで。ちょっとビックマウスですけど(笑)。
やっぱり緊張もほぐれてチーム全体が楽になったのもありましたね。
——アイスボックスでのクラッチは見ている側も気持ちよかったですもん!
takej:あれはもう完全に楽しんでるだけでした(笑)。
ブランクを乗り越えられたのは仲間のおかげ
——昨年は『VALORANT』ができなかった時期もあったかと思います。そういった長いブランクを乗り越えられた要因はなんだったのでしょうか
takej:やっぱり仲間の励ましが大きかったですね。仲間と話したり、食事したりして気を紛らわすことでモチベーションを保っていました。
久しぶりに『VALORANT』をプレイしたときは、全然弾が当たらずめちゃめちゃ練習しましたけどね(笑)。画面酔いもするようになっちゃったので、とにかくたくさんプレイしました。
——なるほど。最後にプレイオフに向けて、またファンに向けてひとことお願いします!
takej:プレイオフは難なく勝ち続けて決勝に行きたいと思っています。結果を残せるよう、一生懸命頑張りますので、応援よろしくお願いします!
——ありがとうございました!
———
長年連れ添ってきた仲間との別れ。そして新たな仲間との出会いは、takej選手にとって大きな変化であり、新しい可能性を見出せるチャンスなのではないだろうか。
配信でのインタビューで「全コントローラー使いに緊張を与えてしまうんじゃないかな?」とジョーク混じりに自分の可能性を表現したtakej選手。持ち前のビックマウスとは裏腹に、繊細な部分も持ち合わせる彼だからこそなしえる技なのではないかと感じた。
連戦で疲弊している中、丁寧にインタビューを引き受けてくれたことに感謝するとともに、今後も新生REJECTの活躍を見守っていきたい。
takej選手Twitter:
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