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【Anthem選手インタビュー】VALORANTをもっと理解しないといけない——日本代表の直接対決はZETAに軍配が上がる
現在、韓国ソウルで開催中の『VALORANT』の最高峰リーグのひとつである「VCT Pacificリーグ」。2カ月間にわたる総当たりのリーグ戦が行われている同リーグは早くも折り返しのWeek4がスタート。
Week3終了時点で6位とPlayoff進出圏内に付ける🇯🇵ZETA DIVISION(🇯🇵ZETA)対、強豪相手にいい試合を繰り広げるも未だ0勝の🇯🇵DetonatioN FocusMe(🇯🇵DFM)の日本代表直接対決に注目しているファンも多いだろう。
第1マップ アセントでは前半🇯🇵ZETAの攻めに苦しめられ10:2での折り返し。しかし後半の攻めでは得意のラッシュとセットプレーで7本連続取得などで差を縮めるもあと1歩及ばす。第2マップのヘイヴンでは連携ミスなどもあり終始試合の主導権を🇯🇵ZETAに握られる形に。日本代表対決は🇯🇵ZETAに軍配が上がった。
まずは、そんな試合直後の🇯🇵DFM Anthem選手の独占インタビューをお届けしよう。
もっとVALORANTを理解しないといけないと思った
——試合おつかれさまでした。率直な試合の感想をお聞かせください。
Anthem選手(以下、Anthem):フィジカルの面では劣っていないというか、VALORANTで負けましたね。概念というか——。
——試合全体を通して感じたのですが、カバーがかなり手厚く感じました。何か対策をされたのでしょうか。
Anthem:Week1から課題には上がってた部分なので、カバーや少人数戦での意識は前に比べたら上がってはいますがまだまだだと思います。
——第1マップのアセントではかなり🇯🇵ZETAの攻めに苦しめられ差をつけられてしまいました。どういった部分が原因でしょうか。
Anthem:今までとは少し違うスローテンポの攻めでやられてしまいました。
——予想とは違う攻め方だった?
Anthem:まあ、データ通りではなかったですね。そういう攻め方のチームは経験済みだったのですが、Seoldamはあまりそういう経験がなかったので、エリアをホールドしておけばいいところを明け渡してしまったり、スクリムでできたことが大会でできませんでした。
これがずっとフェイクに引っかかってた理由ですね。もっとVALORANTを理解しないといけないなと思いました。
——一方で後半は7本連続取得などSeoldam選手を入れてのラッシュやセットが刺さり、自分たちの攻めができたなという感じでしょうか。
Anthem:残りのラウンド数も少なかったので、自分たちの用意してきたものを出しただけですね。
——9本目取得となった20ラウンド目、Anthem選手のクラッチプレーでVCもかなり盛り上がっていましたね。
Anthem:ラウンドを落とし続けはしたんですけど、雰囲気が落ちちゃうとプレーに影響したりもするんでみんなで声かけあって頑張ってました。
1週間で仕上げたSeoldamを含めた新メンバーでの戦い
——第2マップのヘイヴンではAサイトを攻める時は、選手ひとりに攻めを抑えられるような場面もありました。何か原因はあったのでしょうか。
Anthem:準備してきた通りのアビリティが入らなかったりの小さなミスからずれが生じてそこを取られた形です。
——連携ミスは試合中もちょくちょくありましたか。
Anthem:ヘイヴンの攻めに関してはアビリティミスが多くて、もっと早くサイトに入れたはずが入れなかったりがありました。
——スタメンの変更がありましたが、今回はこの5人で練習して試合に臨んだ形でしょうか。
Anthem:そうですね。アセントとヘイヴンに関しては1週間で用意した形です。先週の試合が終わってからSeoldamを入れて1週間やってきました。
Seoldam自身、ブランクがありながらも練習してLOCK//INに比べたらマシになったので、メインでジェットを使っているSeoldamを入れようという形ですね。
Suggestは、デュエリストはメインキャラではないので、撃ち合いの強さが光るセンチネルやイニシエーターの方にロール変更をして、試し試しでやってみています。
——来週以降もどうなるかはわからないということでしょうか。
Anthem:今のところはそうですね。変わるかもしれないし、同じかもしれないです。
——最後に来週の🇵🇭Team Secret戦へ向けて意気込みをお願いいたします。
Anthem:今日負けたことで正直あとがないですが、Playoff進出の可能性がない訳ではないのでしっかり戦って1試合でも多く勝ちたいと思っているので応援よろしくお願いいたします!
——ありがとうございました。
Seoldam選手を起用した理由は?
Melofoviaコーチインタビュー
最後にMelofoviaコーチの合同カンファレンスが行われたのでその様子をお届けしよう。
——今日の試合の総評をお願いいたします。
Melofoviaコーチ(以下、Melofovia):最初のクラッチから流れを掴めなかったこともあって、相手の今までのアセントのプレイを変えてきてることにも対応しきれずに負けてしまった印象です。
ヘイヴンに関しては見返して見返してみないとわからない部分もありますが、守りで有利な場面もひっくり返されたりなど決定力的な部分が足りなかったのかなと思います。
——Seoldam選手を出場させた理由はなんでしょうか。
Melofovia:自分たちの問題を1週間で直すために、個人技や乱戦がチームで一番のSeoldamを起用しました。
——xnfri選手がスタメンから外れたのは何か理由がありますか。
Melofovia:xnfriに問題があるかというよりかは、Seoldamを出して1週間で仕上げる上で再編をした形です。
Rex Regum Qeon戦のヘイヴンをみて貰えばわかると思うのですが、そこが問題点なのでSeoldamを入れる過程でxnfriを入れなかっただけです。
——Suggest選手のキルジョイがあまりパフォーマンスを出せていなかったと思います。デュエリストとして再度起用することはありますか。
Melofovia:Suggestのキルジョイが悪いかといったらそうではないです。マクロの部分であったり、自分たちが練習してきたことの中で、結果的にヘイヴンに関してはスタッツが悪かったですが、キルジョイ自体のパフォーマンスが悪いからスタッツが悪かった訳ではないと思っています。
——Week6からアイスボックスに変わってバインドが追加されます。それがチームのとって有利に働くか不利に働くかどう思いますか。
Melofovia:マップのバンやピックは相手によって大きく変わるので、その変更が有利か不利かというより、自分達はあるマップのなかで選びながらプレイしていくのでまだわからないという感じです。
——来週の🇵🇭Team Secret戦について意識していることはありますか。
Melofovia:相手がどこかは正直関係なくて、自分たちのプレーを練習通りにやる、信じるところを第一にやっていかないといけないなと思います。
——戦略のキープレイヤーはいますか。
Melofovia:基本的にどういったメンバーでいくのかはまだ言える段階ではないので、キープレイヤーというより、チームプレーだったりアビリティの合わせだったりの連携の部分に問題があると思っているのでそこを修正したいなと思います。
——今後の試合では何か戦略を変えることはありますか?
Melofovia:戦略が足りていないというよりかは、今日の試合でいえばオーバーローテートしてしまったり、自分たちのやるプレーができていなかったりがあるので、戦略を変えるというよりは、まず自分たちのやってきたことをやるというのが問題なのかなと思います。
——ありがとうございました。
———
VCT 2023のレギュラーシーズンでは最初で最後となった日本代表の直接対決。🇯🇵ZETAはPlayoff進出へ大きく前進したが、🇯🇵DFMも道が閉ざされたわけではない。
この戦いを糧に、両チームさらなる躍進のため、これからも応援していこう。
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【nemuminimizu プロフィール】
学生時代、『CoD』をはじめFPSにハマる。その後は『APEX』や『VALORANT』などのタイトルをプレイ。アーティストの楽曲や企業用BGMなどを手がける作曲家とフリーランスのライターの二足の草鞋を履いて幅広く活動中。無類のラーメン好き! Twitter:@ongakucas
学生時代、『CoD』をはじめFPSにハマる。その後は『APEX』や『VALORANT』などのタイトルをプレイ。アーティストの楽曲や企業用BGMなどを手がける作曲家とフリーランスのライターの二足の草鞋を履いて幅広く活動中。無類のラーメン好き! Twitter:@ongakucas
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